『かえるの絵本 〜なくした記憶を求めて〜』(かえるのえほん ~なくしたきおくをもとめて~)は、1999年10月21日にビクターインタラクティブソフトウェアより発売されたプレイステーション用育成シミュレーションロールプレイングゲーム。「ファンタジック育成RPG」と銘打っている。開発元はインフィニティー。キャラクターデザインは高田明美。絵本イラストは川崎由美子(主人公のみ、ドット絵から川崎由美子が描き起こしている)。「ファンタジック育成RPG」と銘打ってあるだけあって、ファンタジー色の強い作品である。パーティメンバーに出来るのは、全員で13人。その内2人を選んで主人公を含めて3人のパーティでクエストを請け負う。主人公の生活は“RPGパート”と“育成パート”とに分かれており、その合間に街の人に話しかけたりして、情報を集めることもする。
パーティメンバーの主人公に対する友好度を上げることもしなくてはならず、それは毎日話しかけたり朝一番に挨拶を交わしたり、そして当然一緒にパーティを組むことによってあげていく。
SP(通常はMPだが、このゲームの場合はSPと呼ばれている)を使用するものには“魔法”の他に“技能”と呼ばれるものがある。これは“その職業の得意技”程度のもの。
主人公のセリフは一切ない。主人公の考えや思いは時折ト書きで表されるのみである。それが一層、このゲームの想像の範囲を広げている。
ゲーム上の期間は、4月1日から翌年の3月31日の一年間である。途中のクエストを失敗(パーティメンバーが全滅)したとしても、一応この一年間をコロナの街で過ごすことが出来る。全部で3つ。もちろん、それぞれが主人公にかけられた呪いに関連している。途中で分岐し、どれか一つを選ぶと他のシナリオには進められない。また、このメインシナリオのクエストを失敗しても、ゲームを続けることは出来る(#絵本パート参照)。
回想は絵本形式である。主人公自身の回想、そして仲間(パーティメンバー)の物語についてもそれぞれ絵本が出来る。中には、条件を満たさないと最後まで読めない仲間の絵本もある。仲間の絵本の題名は、各人の項目に記載している。ここでは、主人公の絵本について述べる。主人公の絵本の題名は、プレイヤーが自由に付けることが出来る。美しい小さな森の中にある池のほとりに、小さな一匹のかえるが住んでいた。そのかえるには、過去の記憶も名前もないため、他のかえるとも馴染めずいつもひとりぼっちでいた。そんなある日、ラドゥと名乗る賢者と出会い、自分が実は呪いをかけられてかえるの姿にされている人間であることを知る。ラドゥは呪いを解こうとするがその力はすざまじく、かえる自身が原因を突き止め解いていくしか方法はなかった。ラドゥによって、1年の期間人間の姿でいられるようになったかえるは、なくした記憶と呪いの手がかりを求めて冒険を開始する。中世ヨーロッパを思わせる雰囲気の街並、しかし地名もキャラクターも(東洋を除いた)多種多様なもので作られている。印象は柔らかで、BGMはケルト風であり、そのことが一層“呪い”という強い負のイメージを穏やかなものにしている。
主人公が1年間住む街の名は“"コロナ"”といい、どうやら冒険者が集まる街のようである。そのためか、冒険者を優遇しているような印象も受ける。以下の区画がある。お店や酒場、民家が多く建ち並び、広場もある。そのため、人通りが多区画。利用頻度も高い。盗賊ギルドや安酒場などがある、ちょっと妖しげな場所。ただし街唯一の宝飾品店もある。魔法学院や国立研究所など、学術施設が建ち並んでいる。神殿や診療所もここにある。行政に関わりのある、政務室や騎士団の訓練所、牢獄を始めとして、貴族の館もある。名声値が低いと、入ることが出来ない場所である。コロナの街の外にある森にある区画。
出典:wikipedia
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