ドリーム号(どりーむごう)は、国鉄バスが運行を開始し、現在はJRバスグループとその共同運行会社により夜間に運行される長距離高速バスの夜行便の名称であるが、本稿ではそのうち、ジェイアールバス関東とジェイアール四国バスの2社により運行される、東京と四国地方を結ぶ路線について記述する。2013年3月11日現在では、以下の系統が運行されている。また、本稿ではかつて運行されていたドリーム高松・松山号、ドリーム徳島・高知号、ニュードリーム徳島・高松号及びドリーム徳島・高松号についても記述する。「ドリーム高松号」は、1989年10月14日に東京駅 - 高松駅間で運行を開始した。ジェイアールバス関東(JRバス関東)としては初めて四国に乗り入れた路線であり、四国旅客鉄道(当時・JR四国)としては初の夜行路線で、なおかつジェイアール四国バス(JR四国バス)現存最古の高速路線である。当初は瀬戸中央自動車道と坂出駅を経由して高松駅に向かっていた。四国高速バスとの関係は、京阪神方面や四国内(こちらは共同運行)の系統とは対照的に競合関係になっている(名古屋方面も同様)。「ドリーム松山号」は1990年5月2日に東京駅 - 松山駅間で運行を開始した。同路線は1997年4月にJRバス関東が運行を休止し、JR四国の単独運行となった。「ドリーム高知号」は、1991年5月1日に東京駅 - 高知駅間で運行を開始した路線で、ドリーム号としては3番目の四国方面路線である。他の四国方面へ乗り入れるドリーム号と同様、瀬戸大橋経由であった。1999年11月22日より「ドリーム高松号」と「ドリーム松山号」を統合し、東京駅 - 高松駅・松山駅間の「ドリーム高松・松山号」として再出発。この際に再びJRバス関東が松山駅に乗り入れることとなった。2000年にはダブルデッカー車(三菱ふそう・エアロキング)が導入され、JR四国では初めてのダブルデッカー車となった。2001年12月には瀬戸中央自動車道経由から神戸淡路鳴門自動車道経由に変更され、現在の停車順となった。2006年4月からは東京ディズニーランド発着となっている。2013年3月11日には「ドリーム高松・松山号」は香川県内の停車を廃止、再び「ドリーム松山号」となった。この結果JRバス関東の香川県への定期乗り入れは消滅した。「ドリーム松山号」は2007年6月1日に「萩エクスプレス」が東京側の運行会社である京急観光バスが撤退してからは当路線のJRバス関東便が在京バス事業者では最長となっていたが、2011年12月1日より西武観光バスが新たに「Lions Express」(大宮・池袋・横浜 - 福岡)を運行開始したことにより、こちらに次ぐ2番目となった。また、JRバスの路線ではいわみエクスプレスに次ぎ2番目の長距離路線(民鉄系バス会社も含めると5番目)であり、JRバスグループのみで運行する路線及び「ドリーム号」ブランドを冠する路線では最長距離であり、2階建てバス(ダブルデッカー)を使用する路線では「はかた号」(新宿 - 北九州・福岡)に次いで2番目である。一方、2001年7月1日より「ドリーム高知号」は明石海峡大橋経由になって、徳島県内の高速道路上のバスストップの上板バスストップ・脇町バスストップ・三好バスストップに停車するようになり、初めて徳島県にもドリーム号が乗り入れることになった。2002年9月2日より「ドリーム高知号」は徳島駅経由になった。2004年12月17日より「ニュードリーム徳島・高松号」が新宿駅 - 徳島駅・高松駅間で運行を開始。2005年11月1日より、「ドリーム高知号」は高速鳴門・松茂に停車するようになり、同年12月1日からは愛称も「ドリーム徳島・高知号」に変更された。同時に「ニュードリーム徳島・高松号」は東京駅発着(新宿駅・中央道経由)に変更され、「ドリーム徳島・高松号」に変更されている。さらに、2006年7月20日より「ドリーム徳島・高松号」は高松系統と徳島系統に系統分割されることになった。この際に高松系統の愛称が「ドリーム高松号」となり丸亀駅発着(2010年4月1日に観音寺駅に延長、丸亀駅乗り入れを廃止)になった。また、徳島系統は「ドリーム徳島号」を名乗り、徳島駅経由で阿南駅発着になった。「ドリーム徳島・高知号」については、徳島駅は経由せず、新たにはりまや橋と土成バスストップに停車することになった。この際に愛称の変更は行なわれていなかったが、2007年4月20日出発便より、愛称が「ドリーム高知号」に変更された。新木場駅 - 東京駅(乗車:八重洲南口、降車:日本橋口) - (国道20号) - バスタ新宿 - 池尻大橋<上り降車のみ> - (首都高速都心環状線) - (首都高速3号渋谷線) - (東名高速道路) - (新東名高速道路) - (東名高速道路) - (伊勢湾岸自動車道) - (東名阪自動車道) - (新名神高速道路) - (名神高速道路) - (中国自動車道) - (山陽自動車道) - (神戸淡路鳴門自動車道) - (高松自動車道) - 高速引田 - 高速大内 - 高速津田 - 高速志度 - 高松中央インターバスターミナル - (国道11号) - ゆめタウン高松 - 高松駅 - (さぬき浜街道、産業道路、高松自動車道) - 坂出インターバスターミナル -( 高松自動車道、国道11号) - ゆめタウン三豊 - 観音寺駅東京ディズニーランド - 東京駅(乗車:八重洲南口、降車:日本橋口) - (国道20号) - バスタ新宿 - 池尻大橋<上り降車のみ> - (首都高速3号渋谷線) - (東名高速道路) - (伊勢湾岸自動車道) - (東名阪自動車道) - (新名神高速道路) - (名神高速道路) - (中国自動車道) - (山陽自動車道) - (神戸淡路鳴門自動車道) - (高松自動車道) - (松山自動車道) - 三島川之江インター - 川内インター - 松山インター口 - (国道33号他) - (国道11号他) - 大街道 - 松山駅 - JR松山支店新木場駅 - 東京駅(乗車:八重洲南口、降車:日本橋口) - (国道20号) - バスタ新宿 - 池尻大橋<上り降車のみ> - (首都高速3号渋谷線) - (東名高速道路) - (伊勢湾岸自動車道) - (東名阪自動車道) - (新名神高速道路) - (名神高速道路) - (中国自動車道) - (山陽自動車道) - (神戸淡路鳴門自動車道) - (徳島自動車道) - 土成バスストップ - 脇町バスストップ - 三好バスストップ - (高知自動車道) - 高知インター南バスターミナル - 高知駅 - はりまや橋新木場駅 - 東京駅(乗車:八重洲南口、降車:日本橋口) - (国道20号) - 新宿駅新南口(代々木)(降車:新宿駅東口) - 池尻大橋<上り降車のみ> - (首都高速3号渋谷線) - (東名高速道路) - (伊勢湾岸自動車道) - (東名阪自動車道) - (新名神高速道路) - (名神高速道路) - (中国自動車道) - (山陽自動車道) - (神戸淡路鳴門自動車道) - 高速鳴門 - 松茂 - 徳島駅 - 小松島 - 那賀川 - 阿南駅両社とも、独立3列シートの三菱ふそう・エアロキング、三菱ふそう・エアロクィーンが使用される。長距離を走行することから、京阪神発着のバスと比べ車内設備のグレードが高く、JR四国バスの車両はプレミアムドリーム号のスーパーシートに近い装備のシートを持っている。さらに2008年7月12日からは「ドリーム高松・松山号」、同年12月25日からは「ドリーム高知号」、2009年7月1日からは「ドリーム高松号」、同年11月19日からは「ドリーム徳島号」(いずれもJR四国バス車両のみ)の1階席を3席のみのプレミアムシートにした車両が投入された。また、「ドリーム徳島号」は2012年7月20日よりJRバス関東の単独運行となったが、その際1階は4列シート、2階の前方はプレミアムシートという専用車両が投入された。なお、2006年度にJRバス関東からJR四国バスにリースされ、高松支店に配属、さらに同高知支店に転属した車両(三菱ふそう・エアロキング)があり、塗色、車番 (D674-01505) はJRバス関東時代のままで、「JR BUS KANTO」のロゴが消され、車体後方部に表示されている「JRバス関東」の文字が「JR四国バス」に変更された(画像参照)。主に「ドリーム徳島・高知号」の続行便に使用されていた。その後は徳島支店への転属を経て、現在はJRバス関東に返却されている。2007年4月1日から2008年3月31日まで、「ドリーム高松・松山号」「ドリーム高松号」と小豆島急行フェリー高松~小豆島(土庄)間の往復をセットにした「瀬戸内ストーリー 東京・小豆島連絡きっぷ」を発売していたが、同年4月1日以降も2009年3月31日まで延長して発売している。
出典:wikipedia
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