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モーターヘッド (ファイブスター物語)

モーターヘッド (Mortar Headd) は、漫画『ファイブスター物語』に登場する架空のロボット兵器の呼称。略称はMH。なお『月刊ニュータイプ』2013年5月号より再開された連載においては、作中に登場するロボットは全てゴティックメード(GTM)に差し替えられ、星団暦の年表等におけるMHに関する記述は全てGTMに変更された。ただし「黒騎士」の名称やフレームタイプの区分など、一部にMHの設定を流用した部分も残されている。作品の舞台であるジョーカー太陽星団で開発された最強の戦闘兵器。基本的には人型を模しており、個体差・一部の例外こそあるものの一般的なサイズは肩高15メートル前後、出力は2兆馬力程。光をエネルギーに変換して天文学的な出力を発する外燃機関「イレーザーエンジン」を動力源とする。活動で生じた熱をエネルギーに逆変換するファンクション・タービンにより、エネルギー系は第二種永久機関として機能するためアイドリングや基本動作では半永久的に稼働できる。しかし戦闘やテレポートなどの急激なエネルギー消費には追従できずエネルギー切れを起こして活動不能となる事があり、その際はバスター・ランチャー等外部からエネルギーを注入するなどして再起動する。MH自体には意志は存在しないが経験を記憶する能力、及び幼児程度の知能は備わっており騎士やファティマを父や母として認知、その行動に盲目的に追従する。基本的な行動パターンは建造時にプログラムされており、更に戦闘を繰り返すに従い実戦経験をメモリーしていく(実戦経験の無いMHは「ヴァージン(処女)」と呼ばれる)。しかしレッド・ミラージュにおいては眼にした物を全て破壊する強力な破壊本能がプログラムされており、騎士とファティマは暴走を抑える安全装置としての役割を主に担う事になる。MHの設計・製作が行えるのは、メインフレームの設計段階でMH全体の完成像を把握し得る様な特別な能力を持った人間に限られ、「モーターヘッド・マイト」と呼ばれている。MHの開発には数十年単位の年月を要し、複数のマイトや、MHの運用に深くかかわるファティマの製造を担当する「ファティマ・マイト」も関わる事がある。量産騎になるとαテスト騎、βテスト騎と試作を繰り返す事になる。また組立てや、実際に運用される戦場での整備・調整においてはマイトに次ぐ能力を持つ専門の技師「マイスター」がこの任に当たり、戦場ではMHの実稼動数=マイスターの能力が戦況を左右すると言われる。モーターヘッド・マイト、マイスター共に星団では希少であり高い地位を得ている。総称の"Mortar"は迫撃砲、 "Headd"は神(末尾のdの重複は強意表現)を意味しており「迫撃神」と訳される。また「電気騎士」と表記される事もある。主兵装は刀剣・槍・棍・斧など近接戦用の武器である。これはMHの攻撃力・防御力・機動力はその他の兵器に対しほぼ無敵を誇り、自ずと戦闘は対MHの白兵戦が主となるからである。副兵装としてレーザーやミサイルなどの射撃武器も騎体各所に装備されているが、MHの装甲に対しては有効打とはならず、主に牽制またはMH以外の敵に対する攻撃用として用いられる。対MH戦用の切り札として作品世界での最強の火器とされるバスター・ランチャーを装備する騎体もある。活動範囲は地上から空中、水中、宇宙にまで及ぶ万能戦闘兵器である。しかし実際の戦闘は戦術上ほとんどが地上で行われる。光速移動(劇中では「テレポート」とも表現される)も可能だが多大なエネルギーを必要とし、自らのエネルギーでテレポートを行った直後は行動不能になるため、緊急時以外は主に戦場に移動する場合に母船のエネルギーを用いて行われる。搭乗者の動作速度をそのまま騎体のサイズに倍加して反映する性能を持っており、平均的な人間を遥かに超えた反応速度をもつ騎士(ウォーキャスター・ヘッドライナーとも呼称、後述)が駆ることによりMHはすさまじい機動力を誇り、ミサイル等の誘導兵器をはじめあらゆる通常兵器による攻撃は当てることすらままならない。たとえ命中したとしてもMHの装甲の突破は容易ではなく、さらには装甲自体に自己修復機能が備わっているため撃破に至らしめるには広範囲に有効打撃を与える連続性を持った攻撃か、一瞬で装甲を突破し内部構造にまでダメージを与える強大な打撃力が必要になる。理論上そのような攻撃が可能とされるのはバスター砲による砲撃だが、それすらも前述のテレポートで回避可能であるため(戦術的にはエネルギー切れを狙った連続攻撃等で対応可能とは思われるが)、MHには基本的にMHによる白兵戦でしか対抗できないとされる。しかしその一方で重力下で転倒すると自重で破損してしまうという物理的限界に伴う脆弱さも併せ持っており、また可動部のため装甲が困難でなおかつ制御系統の構造物が集中する首部分が構造上唯一のウィークポイントとなっている。この様にMHは非常に高性能な兵器であるが、それに比例して搭乗者にも高い反射神経やMH同士の戦闘で発生する衝撃に耐えられる頑強な身体強度等非常に高い能力を要求される。そのためMHを動かすには「騎士(ヘッドライナー)」と呼ばれる特別な能力を持った者と、「ファティマ」と呼ばれる専用の情報処理能力を持った人造人間によるツーマンオペレーションが必須となる。騎士ではない普通の人間ではまともに操縦することすらできず、動かせたとしても騎体の動作に反射神経が追いつかずに転倒・大破させてしまうのが関の山である。構造は人間の背骨の様な竜骨と呼ばれるメインフレームに、イレーザーパワーで駆動される動力ピストンとインナーフレームが取り付き、その上を何重もの装甲が覆う構造となっている。その装甲や装備は戦闘を行う場所の環境や戦術に応じて変更され、また既に完成された兵器であるMHには「強化改造」などはあり得ないものの、戦術思想の時代の変化に伴う改装は頻繁に行われているため、同一のMHでも全く異なる姿で現れる事がある。また騎士のコクピットは胸部の竜骨前方に、ファティマコクピットは竜骨の最登頂部、MHの頭部に収まっている。動力源のイレーザーエンジンは通常は人間の心臓と同じく胸部中央に納められるが、天照の開発したレッド・ミラージュに代表されるミラージュ・マシンは、両脚に内蔵したスーパー・イレーザーエンジンを同期駆動させる「デュアルツイスター・システム」を採用しており、K.A.N.など同様の設計を採り入れた他の騎体も見られる。また、メインフレームの構造・セッティングは長い年月の末いくつかの形式にまとめられており、主にネコ科の動物の名前が付けられている。目次に戻る既に述べた様にMHは万能兵器であり、装備の換装のみでおよそあらよる用途に対応できる。しかし極わずかに特殊用途に特化したMHも存在する。目次に戻るジョーカー星団での戦争は、土地や人民を手に入れる国家間交渉の一手段とされている。その為に被害を最小にする目的で戦争代理人として騎士、そしてMHが用いられて、艦隊戦など多大な被害が予想される作戦は行われない。その為に非常に強力な兵器を開発した。それがMHであり、その操縦者が騎士である。作中では、コーラス軍の空中戦車に搭載された連射式の180mmガンランチャーが偶然命中した事で、ハグーダ軍のMHマグロウが撃墜されている。しかしこれはコーラス軍の空中戦車隊にとってはかなりの幸運であり、通常ならば10台の戦車での攻撃の上で秒間5,000発の射撃をしても、MHにかすらせる事すらできない。この為、本来ならばMHは空中戦車の様な通常兵器を歯牙にもかけない。こうした圧倒的な力の差はMHと対峙した通常兵器は見逃されない限り撤退すらままならない。MHはMHでしか対抗できない存在であり、MH同士の戦闘は決戦となる。MHの一騎辺りの性能はよほどの例外を除いては大きな差はなく、基本的には配備数の差が戦局を左右するため、通常兵力同士の戦闘は敵勢力のMH配備数を把握するまでの時間稼ぎである。敵勢力よりも自勢力のMH数が上回ればMH戦に移ることで勝算が非常に高いものになるし、逆に下回ると自軍に特別強い騎士やMHがない限りは撤退が賢明となる。この判断に時間を要するとそれだけ一般兵士に被害が大きくなり、劇中で描かれる戦争には情報戦の側面がある。MHの存在意義は、戦死者の軽減はもちろん、戦火で土地や人民を損なうリスクを最小限に抑えて領地を手に入れられるという点にある。またそれ故に騎士は戦争の全権代理人である。ジョーカー星団では強力な能力から騎士は人権が大きく制約されているが、それと引き替えとして高い地位が与えられている。MHの操縦は簡易な範囲(戦闘を伴わない移動程度)であれば騎士あるいはファティマ単独でも可能である。優れたファティマの場合は騎士抜きでのMH戦すら試みることができるが、ほとんどの場合MHの能力を引き出すまでには至らない。また、騎士ではない人間では戦闘行動による衝撃に耐えられない。この為、騎士ではない為政者がMHを所有するのは、自分の権力を誇示する為の虚飾としてであり、金銭等で騎士との縁戚関係になる事と共に行われる。国家や騎士が所有する場合でも、MHには国家の威信を示す等の役割があり、式典専用の優美な装甲が作られる場合もある。MHが兵器であると同時に最高の美術品と言われる由縁である。式典用装甲は極めて脆弱な場合が多いが、名のある騎士やファティマの搭乗騎では、戦闘用装甲であっても装飾が行われていることが少なくない。MHの前身は、AD世紀に生み出された戦闘マシン「マシンメサイア」(マーシンメースとも)である。ファティマを必要としないコントロール体系をもち、現在の騎士をはるかに凌駕する強力な「純血の騎士」との完全シンクロにより、その戦闘力は後のMHを上回るものであった。また黎明期には様々な形態・サイズの機体が試みられたが、パワーバランス等に最も優れているとして肩高15メートル前後の人型へと集約されている。星団暦に入りMHへの変化を経て、この兵器は変わらずジョーカーの最強兵器として君臨したが、各種資源の枯渇や科学技術の後退と、騎士の血の拡散により、戦闘力の点で以前より劣ることは否めないものとなった上に生産それ自体が不可能となっていた。しかし星団暦2310年に開発された有機コンピュータ「ファティマ」により、MHの概念は新たな時代へと突入する。すなわち騎士がMHの操縦に専念することが可能になったことで、当時としては画期的な戦闘力の向上を得たのである。さらにしばらくすると、特定の騎士とファティマとの組み合わせの場合にMHの戦闘力が飛躍的に向上することも発見された。MHは「領地争い」という当時の星団の戦術ニーズに合致し、数々の騎士がこれを駆って剣技を磨いた。MHは「MHを倒す兵器」として特化され、洗練されていった。この戦術ニーズにおいては、大量破壊をもたらす兵装よりも、効率よく敵MHを戦闘不能としうる騎体特性が求められた。バスター砲で破壊し尽くされ、生産力を失った土地に、当時の王たちは高いコストを払ってまで手に入れる価値を見出さなかったのである。そんな中、3007年、A.K.D.光皇(皇帝)天照・ディス・グランド・グリース・エイダス・フォースが発表したMH群は星団中の失笑をかうものであった。火炎放射器(インフェルノ・ナパーム)を装備したレッド・ミラージュ、バスター砲を持つナイト・オブ・ゴールド、そして標準の3倍以上の巨大な騎体をもつヤクト・ミラージュなどの「ミラージュ・マシン」。これらの騎体は、明らかに破壊のみを目的としたものであり、当時の戦術理論では全く意味をなさない兵器群だったのである。しかし3159年、天照の星団侵攻が始まると失笑は恐怖の叫びに変わる事になる。「MHとは一対一もしくは乱戦を行う物」というそれまでのMHの常識を常識を完全に覆した「戦陣を組み集団戦で対MH戦を行う兵器群」であるミラージュMHは破壊と殺戮の限りを尽くし、遂には惑星カラミティ・ゴーダーズを消滅させる。一方、星団全体の資源は枯渇し、MHマイトの血筋は失われつつあった。人々は対抗するすべを持たず、星団はついに天照の手に落ちた。のち、フィルモア・パルチザンをはじめとする勢力がA.K.D.を倒し、星団を解放する。しかしこのときも、両勢力ともに、兵器としては既存のMHを改良、あるいはそのまま使用したものがほとんどであった。MHの技術はやがて完全に失われ、伝説化する。星団暦18000年代のジュノーでは、「緑色の悪魔」「火色の巨竜」といった童話中の比喩に、わずかな名残をとどめるのみであった。目次に戻るMHのデザインは、連載開始時にデザインが公開されたものについては、作者である永野護がメカニックデザイン・キャラクターデザインを手がけたアニメ『重戦機エルガイム』の架空の戦闘兵器「ヘビーメタル」を元にしている。ファイブスター物語の冒頭で、『エルガイム』に登場するバッシュを基にしたバッシュ・ザ・ブラックナイトと、ブラッド・テンプルを基にしたレッド・ミラージュとの戦闘が描かれ、エルガイムのファンを読者として惹きつけるための作者の演出である事が明かされている。また、『エルガイム』のヘビーメタルのデザインを基にしていると言っても、劇中に登場しなかったものも多い。ブラッド・テンプル自体、公式設定資料集の表紙に描かれているものの『エルガイム』の劇中には一切登場しておらず、発掘されたブラッド・テンプルNo.3の頭部がエルガイムMK-IIの頭部に流用されたというのみである。また、ブラッド・テンプルがレッド・ミラージュとなるなどテンプル・シリーズはミラージュ・シリーズに置き換えられる一方、名称のみを継承した新たなデザインのテンプル・シリーズも登場している。第4話終盤での星団暦4100年のパトラクシェ・ミラージュ(ナイト・オブ・ゴールドAT)とエンゲージSR.4(ジュノーンodk)との対決は、『エルガイム』最終回「ドリーマーズ・アゲン」でのエルガイムMK-IIとオージ(オリジナル・オージェ)の対決に対するオマージュである。『エルガイム』においてはアニメーション動画用に省略されていたロボットの細部が、本作では妥協なく書き込まれ、同じ種類のモーターヘッドであっても「装甲換装」や「バージョンアップ」によって、多様なバリエーションを与えられている。なお、連載開始時にデザインが公開された中では、ホワイト・ミラージュが唯一、『エルガイム』とは無関係である。ホワイト・ミラージュは没となった永野案のΖΖガンダムが基になっているが、その後、「ワイツ・ミラージュ」に改名される等の変遷を経て、現在では設定から外されている。WAVE・海洋堂・ボークス・ワークショップキャストなど模型製作・販売会社の各社が、レッド・ミラージュ等のガレージキットを発売している。MHの商品化に際してはガレージキットとしての発売が基本となっている。これは連載当時ガレージキットが盛り上がりを見せていた事と、原作者の永野護が大手メーカーによる商品化に難色を示していたからであるが、この姿勢は現在も継続されている。ヤクトミラージュやLEDミラージュ インフェルノ・ナパーム装備などは、当初永野は「立体化は不可能」と豪語していたが、どちらも1/100スケールでの立体化が実現している。エンゲージSR.4(通称「ラスト・ジュノーン」)に至っては、永野が『F.S.S.DESIGNS 2』でデザイン画は「永久になし」と宣言しているにも関わらず、単行本での僅かな情報を基に1/100スケールでの立体化を果した。2つのバスターランチャー砲(通称「ツインタワー」)を持つヤクトミラージュが1/100のサイズで発売された際は、20万円近くにもなる価格もさることながら、全長2m以上というサイズで注目を集めた。またボークスやWAVEはインジェクションキット(いわゆる普通のプラモデル)の製品展開もしており、今でこそレジンキャストキットや近年増加傾向にあるインジェクションキットというフォーマットだが、ガレージキット黎明期にはホワイトメタル製、ソフトビニール製のキットも存在していた。完成品アクションフィギュアの類は細密なディテールを必要とするMHの性質や永野本人のモデラーとしての姿勢から、かつて海洋堂が発売したもの(これは永野の不興を買い、短期間の販売で製造中止になっている)を除いて全く存在していなかったが、2010年にWAVEが永野の「レジン・インジェクション以外の組立キットのアプローチを試みて下さい」との要望に応える形で完成品フィギュアシリーズ『MH GENEALOGICA』を企画・発表している。ガレージキットの様々な展示会において法人、個人問わず数多くのMHの立体物が見られる。レジンで成形されたガレージキット、大手ではインジェクション化(プラモデル)個人ではペーパークラフトやその他多種多様な素材を用いて表現、具現化するモデラーも存在する。海洋堂のMH造形やWTMの原型で知られる谷明も、元々はアマチュアとしてMH造形をおこなっていたのを永野本人に見出された経緯を持っている。しかし現在アマチュアディーラーにおける版権承諾は、ワンダーフェスティバル内にて不定期に行われるFSSイベントのみとなっている。近年では、LEDミラージュなどの半透明装甲の再現や、ボークスのマイティシリーズにおける、パール顔料を混入した上での着色済みの半透明装甲や、エッチングパーツを使用した多重構造の再現、カラーキャストやメタルなど複数のマテリアルの使用などといった新しい試みがなされている。さらにWAVEがKOGの金色の半透明装甲をRCベルグの得意とする「インサート成型」で再現されるなど、ある意味ではメカ系のガレージキット業界における最新の製法が生み出されているとも言える。現在定期的にモーターヘッドのガレージキットを発売しているのは、イベント限定商品を除くとボークスとWAVE、ワークショップキャストのみであり、そのどれもが基本的には直販での販売であるが、以前の版権管理会社であったトイズプレスによって不定期ではあるが海洋堂の以前の製品等をトイズプレスの企画販売という形で販売するケースも稀にある。現在ファイブスター物語関連の模型は日本国内の前述の3社が版権を取得し販売しているが、個人(国内外問わず)や海外企業等には版権は下ろされてはいない状況である。尚、2005年以降は角川書店がトイズプレスに代わり著作物の窓口となっている。目次に戻る作品に登場する主な国別の、MHの一覧。ただし、MHを個人所有している騎士がどの国に仕官もしくは加勢しているかという事や、国名を明かさずに他国に援軍を派遣する場合、他国のMHを接収して用いる場合、個人傭兵や傭兵騎士団などの国から独立した武装勢力が存在するという事情があるので、単純に国別に分ける事はできない。時代によって、各勢力を転々とする機体も存在する。天照がミラージュ騎士団専用に製作した一連のMH。本来MHは万能兵器なのだが、ことミラージュ・マシンにおいてはその限りではなく、特殊用途用が多い。以下のMH以外でも、ミラージュ・マシンのパーツを組み込んだMHに対して、天照が(勝手に)ミラージュ・マシンの名を冠しているものもある。未来の天照である天照大神やその娘のカレンの意思によって取り付けられた装備も多いため、現時点では天照自身でもなぜ取り付けたのは分からないことも多い。ミラージュ・マシンの中でもさらに特殊な、指揮駆逐用皇帝騎の総称。単にザ・ナイト・オブ・ゴールドと呼ぶ場合はラキシスの為に製作した騎体を指す。正確には専用エンジンを使用した機体がナイト・オブ・ゴールドと定義されており、その種別はモーターヘッドに限らない。K.O.G.は、公開されたK.O.G.のイレイザーエンジンの中で、使途が不明な1台が存在しており、K.O.G.は以下の騎体以外に、もう1騎が存在することになる。ミラージュシリーズはアマテラスの私兵であるミラージュ騎士団が使用するMHで、A.K.D.にはそれ以外の騎士が使用するMHも当然ながら存在する。インペリアル・ゴーズとグリエーズは名前だけの登場。目次に戻る詳細はコーラス王朝参照下記の他に劇中では名前だけ登場するキラーラ(キラウラとも)やアマロンが存在する。コーラス王家のモーターヘッドのシリーズ。特にコーラス23世が開発したものを惑星ジュノーからとって「ジュノーン」と呼ぶ。シリーズ各騎の名称設定は設定集が出されるごとにたびたび変更されており、『ナイト・フラグス』以降、騎体名を単に「ジュノーン」と呼ぶ場合はSR.3ではなく、SR.3レプリカを指すとされたのを初め、『F.S.S. DESIGNS2』以降は「エンゲージ・オクターバー」が単に「エンゲージ」となり、「エンゲージ・オクターバーMk.2」が「エンゲージSR.2」に、「ジュノーン(ジュノール)o.d.k.」が「エンゲージSR4」となっている。なお「SR」は「シリーズ」と読む。マイスナー、バランカ、コーラスの3王家の騎士団を統合したコーラス王朝主力騎士団。その中でも首都ヤースの王宮「コーラス城」に常駐している12名の騎士は「トリオ・デ・トリオ」と呼ばれるエリート中のエリートである。「他国への侵略を行わない」と言う国策の為に、原則的に国外に出ることが無い「国家自衛の為の騎士団」だが、例外として王族の警護として国外にごく少数が出ることがある。グリーン色に配色されたMHベルリンはトリオ・テンプル騎士団専用MH。トリオ・デ・トリオは乗騎としてホワイト・バイオレットにカラーリングされたベルリンを与えられている。コーラス王朝主力MH。目次に戻る国家の詳細はフィルモア帝国参照星団で最も古い歴史を持つフィルモア帝国を代表する帝国最上位騎士団。卓越した能力と、その容赦の無い戦いぶりから「血の宮殿騎士団(ブラッドテンプルナイツ)」と呼ばれ3大MHの一つ【北の魔人】サイレンを主力とする。フィルモア帝国は4000名近くの騎士を持ち、中でも300名のエリートが帝国騎士団の頂点の「ノイエ・シルチス」、さらに選ばれたエリート騎士がサイレンを駆る「サイレン・ライダー」と呼ばれる。彼らに皇帝代理騎士(ハイランダー)、三銃士を加えた騎士のことを皇帝警護騎士(フィルモアセンチュリオン)と呼ぶ。ノイエ・シルチスとは別に皇帝直下の騎士団がある。星団暦1500年代〜3239年の全滅まで星団を代表する騎士団。皇帝直下の騎士団は議会、軍部の決定を待つことなく皇帝単独の意思でフィルモア皇帝出陣の時や皇帝勅命の時に直下に置かれる騎士団。現時点では、の2つが皇帝直下の騎士団。目次に戻るフィルモア帝国の主力MHであり、星団3大MHに数えられる強力なMH。配備される騎士団によって型式が分かれる。ミラージュ騎士団のように外見によって性能が違うのではなく、全型式が同一のフォーマットで作られている。ただしL型以降は装甲形式が異なる。サイレンの設計は古く、星団最高峰のマイトが何度も改良に携わった。2900年代後半からA型〜M型まであるバリエーションでB型を除いて軽装化されていた装甲を、3000年代星団規模のMH戦術に変化があり複数のMHの戦闘力を奪う事を目的とした重装甲に戻し、MH主武装を剣からメイス(重鈍器)やランス(槍)に変えた(B型は以前の戦闘形態を継承する形で細身の装甲をまとう)。MH・バッシュはM型(グルーン・エルダグライン)が基本となっている。L〜O型はいずれも特殊仕様となっており、この内V・サイレン(サイレンN型・O型)はサイレンの名前がつくものの、通常のサイレンと比べエンジン出力等が1.5倍に強化され、騎体サイズもまったく別物で、グルーンやバッシュに近いコンパクトなMHであり、サイレンと並んでいるのを見比べれば、一回り以上小型なMHだと分かる。ネプチューンは戦闘的であり、プロミネンスは様式美に乗っ取った騎士然とした姿である。また、ベルゲ・サイレンと呼ばれるフィルモア帝国のモーターヘッド回収用の機体がある。詳細は不明だが、魔導大戦でメヨーヨとの軍団戦で登場している。ルーテン・シャープスをマイトとしてエンジン・フレームともに新規で開発し、現在の主力MHサイレンとはまったく違う設計思想と戦術、星団の最新用兵事情を考慮して作られた。試験運用に先行して製造された3騎は駆逐型としての兵装・装備を持っているが、フレームと出力には相当余裕があるためにノイエ・シルチスに配備される時には汎用万能装備になる。騎体はVサイレン・ネプチューンに匹敵するほどの装甲面積が少ない細身でスピード重視に見えるが、実は一見すると軽装甲に見える各装甲は、堅牢で重装甲に作られたボディーであり、星団で例を見ない特徴を持ったMHである。先行試験型の3騎はそれぞれ赤・白・黒のカラーリングが施され、赤は慧茄・ダイ・グ・フィルモア、白はナイアス・ブリュンヒルデ、黒はマドラ・モイライに託され、ハスハ各地で勇名を轟かせ“魔導大戦の幽霊”と呼ばれた。シャープス曰く「マドラの為に作ったら勢い余って3騎完成してしまった」とのこと。独特な頭部の飾りと骸骨のフェイス・マスクが外見的な特徴。元々は企画された劇場版『聖戦士ダンバイン』のオーラバトラーとしてデザインされたが、企画は陽の目を見ずに没となり、流用したと永野は述べている。同じくファントムのデザインのオーラバトラーに搭乗する聖戦士のデザインはパナロッテ・ボリショイ・ナフマーニャに流用されており、類似性が見られるのはこの為である。目次に戻るミノグシア連合およびアトール聖導王朝参照ボォス星の最大国家ハスハ連合共和国の筆頭騎士団は「AP騎士団」と呼ばれ、首都ベイジの連合議会の統制下にある12の各騎士団と、聖宮ラーンから派遣されている「ラーン近衛騎士団」のベイジ駐屯分隊から構成されている。各騎士団は支隊と独特の呼び方で呼ばれ、12騎士団中の7騎士団が連合共和国内に散って管理維持し、第4〜第10騎士団がローテーションで何年かに一度国家内を回って配置についている。もっとも名前がよく出るスパース隊とスキーン隊はハスハ王宮と首都ベイジのあるハスハント共和国の固定騎士団で王宮警護騎士団のドゥーチェ隊と合わせてこの三つは移動する事が無い。AP騎士団最大の騎数を持つスパチュラー隊とディスターブ隊はハスハの複数の国家に分散配備。ラーン近衛騎士団分隊はアトールの巫女(アトール皇帝)の警護騎士団である。実戦的なAP騎士団は戦闘に際して合理的な運用がある意味徹底している。戦闘時には戦闘薬を服用し服用中は血管が浮き出た容姿になる。星団暦3030年に勃発した魔導大戦によりハスハ連合共和国は瓦解し、AP騎士団は指揮系統を分断され、実質的に解体された。解体後の状況は記事「ファイブスター物語#ウエスタ太陽系」の「ミノグシア連合」の項を参照されたい。著名なマイト、ゼビア・コーターが設計した騎体。大型フレームにゆとりを持たせてあり、ラウンドバインダシステムや各騎士団のバリエーションなど、あとから改良を行い易く設計されている。このMHはパワーに任せて操る為にピーキーなチューニングやきめ細かなファティマコントロールは必要とされない。エンジン出力はバリエーションにもよるが1兆2千馬力程度。2300年代ロールアウトと設計思想は古いものの基本設計は優秀であり、現在もゼビアの孫娘マギーのメンテナンスの下第一線で使用され続け、三大MHに数えられている。A・トールの外見の共通する特徴は、他のMHは人間と同様で瞳が左右1対あるが、A・トールは中央に単眼状のアイグラス1個でこれが独特の威圧感をこのMHに与える。装甲形態や装甲色は異なるが、特殊な使われ方をするダンダグラーダとESSQ以外は性能に大きな差は無い。ダンダグラーダとESSQはマギー・コーターによって2900年代に作られた。アトール皇帝(アトールの巫女)直属の聖導王朝皇帝騎。このMHの使用にはハスハ議会や議長ではなくアトール皇帝の許可が必要とされる。歴代皇帝に始動キーが託され、専属騎士は「ネードル・シバレース」(ナ・イ・ンの騎士)と呼ばれる。星団暦初頭、当時のフィルモア皇帝の要請で、MH以前の戦闘ロボットであるマシン・メースを多数手がけていた天才科学者ブラウニー・ライドによって設計された。しかし竣工後わずか10年弱でボォス星の聖宮ラーンに移され、今日に至っている。「星団一美しいMH」と呼ばれ、超帝国の「炎の女皇帝」をイメージとした頭部にはファロスディー・カナーンの黄金の山羊の角(ゴウト・ホーン)の彫刻が施され、装甲の主要な関節部やボルトなどを極力隠すと言う非常に珍しい装甲形態を持つ。最大の特徴は騎体の太ももにAD世紀のマシン・メサイア焔星(エンシー)のエンジンを2基搭載し、Aトールの1.7倍の3兆馬力と言う桁違いの出力を誇る。その出力は制御し切れないエネルギーにより、周囲に炎を発生させてしまうほど。星団歴2500年頃に剣聖デューク・ビサンチンが搭乗。ファティマ・インタシティと共にハスハ20年戦争(ミノグシア大動乱)を戦い、ハスハの民の伝説となる。2997年にアトール皇帝ムグミカがヤーボ・ビートに託しワンダン・ハレー脱走事件を収めたが、ヤーボの死により息子のデプレッサー(デプレ)・ビートに受け継がれる。今後は、デプレの双子の姉であるアトール皇帝マグダルからA.K.D.のアマテラスのミカドに渡され、「ゴウト・ミラージュ」と改称された上、【ミラージュ・ナイトNo36】ファティマ・タワーが使用することが 『F.S.S.DESIGNS 3』などで予告されている。本騎の正式名称は従来「ジ・エンプレス・フレーム」となっていたが、『F.S.S.DESIGNS 3』で「ジ・エンプレス・オブ・ディスターブ」に変更された。備考【ミラージュ・ナイトNo36】ファティマ・タワーはムグミカがジ・エンプレス専用としてモラード・カーバイトに依頼して製作されたファティマ。ハレー脱走事件の際、ヤーボのパートナーであるファティマ・コンコードがジ・エンプレスを使いこなしたため製作が休止されていたが、3100年に完成。ファティマであり騎士でもある最強の存在となる。目次に戻る「星団でもっとも騎士らしい騎士」と謳われる騎士団であり、星団で異色中の異色で、もっとも人気のある騎士団の一つ。フィルモア帝国のノイエ・シルチスが現実の軍事的な脅威としての騎士団を象徴するのに対し、ルーン騎士団は一種のファンタジーの騎士像を忠実に具現した存在である。団員は正義感と厳格な戒律に縛られた半司祭 / 半騎士であり、メンバーに女性騎士はいない。 クバルカン法国の旗騎であり、星団3大MHに数えられる星団屈指の人気を誇るMH。正式名称はS.S.I.KUBALKANS(SCHOLTI Super Immortal KUBALKANS(ショルティ・スーパー・イモータル・クバルカン=永遠不滅のクバルカン)の略)法王に認められた枢機卿以上のルーン騎士が騎乗を許され、彼らは「人形遣い」と呼ばれる。「破烈の人形」「バングドール(バンドール)」などの別名を持つが、現在は"バング"に統一されている。基本設計をストーイ・ワーナー、チューニングをルミラン・クロスビン、ファティマ・コントロールをクローム・バランシェという時の星団最高峰マイト達が星団歴2600年代に共同開発しており、ミラージュ・マシン公開以前には『星団最強』と呼ばれていた。しかし上記設定は『FSS Designs 3』において変更が加えられ、『フィルモア帝国の大分裂』の直後にクバルカン法国が『システム・カリギュラ』の手を借り、フィルモア帝国からの分離・独立をする際に、『ストーイ・ワーナー博士に新型MHの設計を依頼した』といった設定へと変更された。以降クバルカンは時間をかけバングを改良し、星団歴2000年代中期にはMHバッシュ・ザ・ブラックナイトの製作者であるルミラン・クロスビン博士に依頼し、2400年代に登場した「ファティマ」に対応したパワーマネージメントや大規模な改修を行ない現在の姿となっている。その後ファティマ・静がサヤステ公国大公アルテン・サヤステのパートナーとなった縁から、ファティマ制御システムの設計をクローム・バランシェ博士へと依頼し、バランシェ博士がシステムを新造した事から、星団最強のファティマ・コントロールを得る事の出来るMHとなっていた。機密保持の為に移動の際もMHドーリーを用いず、小さい収納形態に変形した上で、ミサイルかエアバレルを積み込んだと見えるように偽装されたトレーラーに収納されている(この形態での自力移動も可能)。この独自の機構のため他のMHに比べてエネルギーの消費が非常に大きく戦闘行動時間が短いのが欠点となっている。星団でも珍しい隠匿のための変形機構を備えた「ティーガー・フレーム」は基本設計同様ストーイ・ワーナー博士が開発したもので、これは当時まだ独立したばかりのクバルカン法国が、大国フィルモア帝国を相当警戒していたためとされる。余計な変形機構を備える事によって生じるフレームの脆弱性と激しいエネルギー消費というデメリットは、この様な経緯から黙殺される事となった。旧設定では、同じ3大MHであるサイレンとA・トールが量産されているのに対し、最高機密兵器として扱われており、運用は極秘になされている。また星団史上でわずか17騎、一時代には5騎しか配備されない為、データ収集はもちろん実際に姿を見た者も稀。ただしバランシェは開発者特権でファティマのコントロール能力調整用に居城にバングを1騎保有していた(没後クバルカンに返還)。しかし『FSS Designs 3』ではこの設定も変更されている。新たに追加された設定では、製造コストと維持コストのあまりの高さに大量生産は難しいものの、星団暦初頭から生産が続けられているという設定に変更されたため、ルーン騎士の数だけバングが存在するとされている。星団暦3030年にハスハで開戦した魔導大戦では20騎以上のバングが持ち込まれるとされるが、正確な製造数・配備数は未だ不明のままである。専用武器であるエネルギーソードはイレイザー・エネルギーを刀身にチャージし爆発させるもので、威力は重装甲のアシュラ・テンプルですら一撃で破壊可能。オプションでバスター・ランチャーも用意されている。上記の様に非常に厳格な隠匿態勢に置かれている機体だが、各地の戦いで数多くの武勲を挙げたことで非公開にも関わらず非常に高い知名度を持ち、特に2930年にクバルカンとウモス国家社会主義共和国との間で起きた戦争で、剣聖の血を引くアルテン・サヤステ大公とファティマ・静が、初代黒騎士ツーリー・バイドルが乗るバッシュを倒した戦いは伝説のMH戦として語り継がれていると言う。後にこの戦闘の勝因について言及されているのは、の2点である。また、2989年のカステポーでの「壊し屋事件」では静のマスターを継いだミューズ・バン・レイバック枢機卿が壊し屋(実戦テスト中だったメヨーヨ朝廷の新型MH「アシュラ・テンプル」)と戦い、ドラゴン・トゥースを物ともしないパワーを以て一撃の下に撃破している。2012年刊行の『ファイブスターリブート7』の最新設定では破烈の人形は現在はミューズのもつ一騎のみで、外見や性能は少量生産のSSIクバルカンと変わらないとされた。この破烈の人形は製作者であるストーイ・ワーナー=エルディアイ・ツバンツヒのカリギュラ騎士時代の乗騎で、彼女はこれに乗って幾度も星団に帰還したという。破烈の人形については将来アマテラスに捕獲され形式MirageOと呼ばれるようだ。法国神官長ノンナ・ストラウスが使用するMH。騎体の色が赤い以外は外見はルーン騎士団の使用する騎体と同じ。ノンナの実家であるストラウス公国の所有物であり、ルーン騎士団の騎体ではない。ルーン騎士団の一般騎士が使うMH。目次に戻る駆逐用MHで3騎が存在する。アマテラスのミカドから提供を受けたL.E.D.ミラージュのイレイザー・エンジンと、半透明化積層装甲を使用して作られている。それ故にマイティ・ミラージュとしてミラージュ・シリーズに分類されることもある。ダイアモンドが言うには、あまりにもピーキーすぎて乗りこなすには「明らかに罠だと分かるトラップに罠だと気付かず突っ込むほど知能の低い天然馬鹿」でないと駄目らしい。錫華御前が自ら鍛えたメトロテカクロムの実剣「クラッシャープレート」を装備する一方で盾を装備しない攻撃特化型でもある。最大の特徴は反発性積層腱筋関節という幾重にも重なって構成されるバネ式関節である。ダイアモンドがA・テンプルとB・テンプルの戦果に納得が行かなかった事が開発するきっかけとなったと言われているが、直接のきっかけといえるのはL.E.D.ミラージュの正式公開を見たダイアモンドが、レッド・ミラージュの性能を一目で見抜き、アマテラスのミカドの真意を悟ったからともいえる。皮肉にも3騎共にミラージュ騎士団(アマテラス)の手へと渡っているが、ダイアモンドが譲渡したのではなく、各MHの専属に選ばれた騎士がたまたまミラージュ騎士団所属だった為である(厳密にはジャコー・クォン・ハッシュはイオタ宇宙騎士団所属で、ミラージュの籍は名誉称号に近い)。目次に戻る頭文字がアルファベット順となるように名称が付けられている。他国や騎士団より受注し開発する。目次に戻る星団初のファティマ搭載型MHの3騎。ただし同時期に製作されたわけではなく、完成はかなり間が開いている。マイトはゼビア・コーター。当初ナッカンドラ・スバースが3騎とも所有していたが、現在は各国の一流の騎士に渡っている(ギブソン社のエレクトリックギターがモチーフともの説もある)。目次に戻るルミラン・クロスビンは、バッシュ、ベルリン、サイレンM型(V・サイレン)、グルーンなどを開発したMH・マイト。エンゲージSR1やエンゲージMk2、バング、サイレンの開発にも参加している。その後、バッシュと専用ファティマ・エストの悲劇的な奪い合いが起こったことからの心労により死去。2876年ロールアウト。人々に黒い装甲から畏敬をこめて「黒騎士」(ブラック・ナイト)と呼ばれている。時のアトール皇帝ボルサから超帝国の王女タタラスティ・イ・ヤーン・バッシュの名から取った「バッシュ」と命名された。同時に製作されたファティマ・エストを専用ファティマとし、エストに選ばれこの騎体に搭乗する者は「黒騎士」の称号を許されている。フィルモア帝国のサイレンをコンパクトに設計したグルーン・エルダグラインを基に開発され、またクロスビンがベルリン開発で得られたノウハウも盛り込まれている。当代最高のMHマイト、クロスビンとバルチック・アカデミーきっての若き天才ファティマ・マイト、モラード・カーバイトの共同作業によって星団で唯一開発に成功したシンクロナイズド・フラッターシステムにより、バッシュ搭乗時のエストは3Aにも届く化け物じみたパワーゲージ性能を発揮。またバッシュはファティマ・エスト専用のMHであり、このシステムを作動させる為にバッシュに最適な騎士が必要。これら3つが揃う事により、ミラージュ・マシンを除いたMHとしては星団でも最高峰の性能を発揮する。第1巻冒頭ではグラード・シドミアンが操縦し、カーレル・クリサリスのL.E.D.ミラージュと65時間にも及ぶ戦闘が繰り広げられた。力量がかなり違うと瞬間的に決着がつくが、互角の場合はこのような長時間の戦闘になる(この戦闘においては、L.E.Dの圧倒的な性能があったものの、ヘッドライナーであるカーレルは未熟でグラードと比べ劣っており、加えてエストは莫大な戦闘経験とL.E.Dに搭乗した経験を持っていたため互角に渡りあえたといわれる)という。その戦闘で機能停止。エストと共に眠りにつく。ジャスタカーク宮殿騎士団長アイオ・レーンの騎で同国の旗騎。元来はサイレンM型としてフィルモア帝国から発注されたが、重装甲大型を良しとするフィルモアの風潮に合わなかったためキャンセルされた。その後クロスビンがコーラス王朝のMHベルリン開発の傍ら完成させ「グルーン・エルダグライン」と命名された。のちにこの機体を元にプロミネンスとネプチューンが製造されたため、バッシュ・グルーン・プロミネンス・ネプチューンは非常によく似たフレーム構造をしている。バッシュは部品の7割がこの機体と共通であり、グルーン、バッシュ共に骸骨デザインのマスクをしている。そのため魔導大戦ではこの騎体をバッシュと誤認する騎士も多かったという。目次に戻る所属不明の騎士団。その装備から並の国家規模では有り得ないと考えられている。ハグーダ-コーラス戦では、ブーレイ騎士団はフィルモアとハスハと共同で編成している非公式な騎士団という印象であったが、実際は違うようで謎が多い。騎士団の使用するMHはブーレイと呼ばれるが、これはサイレンやA・トールなどをベースに装甲を擬装した機体で、ブーレイ傭兵騎士団のMHというところからブーレイと呼ばれるに過ぎず、特定の騎種を指す物ではない。またブーレイは星団中のほぼ全てのMH(魔導大戦時には既にストーイ博士がミラージュ騎士になっているので各ミラージュマシンのデータすら保有している可能性もないとは言い切れない)のデータを持っておりあらゆる騎体を生産する事ができる。ハグーダ戦に参戦したブーレイ。サイレンA型をベースとして擬装した7騎。騎体ごとにカラーリングが違い、虹のブーレイとも呼ばれる。しかし実際には赤・橙・黄・緑・青・紫・朱・空・茶の9騎がある(2機は予備)。劇中にはフィルモアのサイレンであることを窺わせる演出があるが、機体の素性を外部から判断しようとすることは何故かしておらず、最終決戦まで謎のMHという扱いだった。コーラスの駐屯地を襲い、戦車隊の一斉射撃でも全く無傷で蹂躙し、その力を見せ付けた。その後、哨戒中のギエロ・スガスコーニチはブーレイでジュノーンと遭遇し、ジュノーンを小破しコーラス3世を負傷させた。最終決戦では出撃した5騎(ブルーノ・カンツィアンは青に騎乗)は全騎撃破され、計4騎が残った(予備騎の空と朱、サイレンで出撃したラルゴ・ケンタウリの赤、事前に死亡していて不参加だったギエロの黄)。AP騎士団のメンバーも(その時点の)ブーレイ傭兵騎士団に加わっており、終戦後、AP騎士団のマイケル・ジョーイ・ギラは、回収したブルーノに対し「後で使う身になれ」「失った5騎はA・トールから作り直す」と言っている。魔導大戦に参戦したブーレイ。ハグーダ戦の7騎を遥かに上回る7個中隊、160騎近い機体が参戦している。騎乗していたのはナイアス・ブリュンヒルデが率いるフィルモアの教導騎士団とナイアスがかつて所属した傭兵騎士団のメンバーが中心だが、それでは騎士の数が足りないため多くの傭兵を雇っているとされる。設計はユーゴ・マウザー。エンジンはA・トール、フレームはフェードラの物を使用している。劇中で団員が「ブーレイ」とも呼称しているので、これも「ブーレイ」の範疇にあるようだ。目次に戻るカラミティのフリーのMHマイトとして名工と名高い。安定した性能で扱いやすいMHが多く、そのため多くの騎士団や国家が採用するほか個人所有する騎士も多い。ただし劇中ではそれらの勢力や騎士が読者からは敵側となる視点で描かれる事が多いため、いわゆるヤラレ役としての登場が主である。ウースーのメイユ・スカ将軍が特注したMH。デヴォンシャ型をベースとしている。シュペルターやヤクト・ミラージュなど凶悪な相手とばかり戦わされたため強いという印象はないが、高性能なMHであるとされる。承認を得ずにザカーを作ったことでスカは国費着服としてウースーを追放されてしまったが、追放と同時に持ち出したので結果的には着服となった。ヤクト・ミラージュの大太刀の一振りで原形をとどめないほど大破し、スカとファティマ・リンザ共に死亡した。初登場時はスリムなシルエットであったが、シーブルに於いてはフィルモアのサイレンに倣い、ヘルマイネに匹敵する重装甲に身を固めていた。2800年代にロールアウト。ロッゾ帝国ヴーグラ騎士団の主力MH。出力は並だが重厚な装甲を持つ。同世代のMHとしては操作系・チューンの点で扱い易い機種で、ヴーグラ以外の騎士団でも運用されているようだ。作中ではやられ役のイメージが強いが強力なMHである。2988年、騎士ではないバストーニュ領主ユーバー・バラダが購入して来客に見せびらかして権力を見せ付けていた(永野は「F.S.S.DESIGNS 2」においてそれを「F-22やレオパルト2を個人が財力に物を言わせて手に入れてそれを見せびらかすような不快なもの」と解説している)。しかしバルンシャとデヴォンシャを事も無げに破壊したK.O.G.に恐れをなして逃げ出し、エア・ドーリーにバスター・ロックの砲撃を命じたが、先に撃ったK.O.G.のバスター・ランチャーの一撃に巻き込まれて消滅した。3030年、最短距離でナカカラに向かうエンゲージ・オクターバーSR1を逃がすため、単騎でロッゾ騎士団と交戦したベクター・赤城のA・トール・ESSQのグランドジャマーの死角から不意を突く。しかしその直後、慧茄・ダイ・グ・フィルモアのファントムの一太刀で真っ二つにされた。2800年代にロールアウト。マイトであるスタームの死後、権利を引き継いだウモス国家社会主義共和国のもと、多くの国でライセンス生産や輸出も行われるようになった。「デヴォンシャ型」のMHとして、多数のバリエーションがある。国家騎士団での制式採用のみを目的とした騎体ではなく、個人での所有をも視野に入れた設計。性能のまとまりの良さと比較的低い価格の為、星団各地の国家で使用されているほか、フリーの騎士にも乗騎とする者が多い。一方で、騎士団に雇用されてもデヴォンシャを引き続き使用する騎士も少なくないことは、その使い勝手の良さを物語っている。また、設計の根幹にはウモスで開発されたローテキャバリーの設計が存在しており、ウモスの旗騎である紫苑鋼とは兄弟騎とも言える。2988年、ユーバー・バラダが披露した2機は、東西の死刑執行人のイメージでデザインされていた。トローラ・ロージンが搭乗した騎体はK.O.G.に頭部を握り潰され、戦闘不能となった。目次に戻るフェードラ、ツァイト、ルビコンは装甲形状の違いを除けばフレームなどの基本構造を同じくする騎体である。バキン・ラカン帝國の主力MH。作中でディモス・ハイアラキが使っていた時は軽装甲となっていたが、本来は重装甲が施されている。魔導大戦に登場予定。フェードラのロッゾ帝国仕様。ロッゾがフェードラの設計ライセンスを借り受け、独自の改修を加えたフェードラの重装甲版ともいえるMH。高級騎であるヘルマイネと他国にも輸出されるほどコストパフォーマンスに優れたバルンシャの間を埋める形で配備されており、他国には輸出されていない。ガマッシャーン共和国の他、複数の国家で運用されている優秀なMH。手合いをしていた騎士が自信満々であることからも窺える。しかし次に遭遇したのはイアン・ケーニヒが駆るアルカナ・サイレンだったことから、一太刀を交わしただけで割に合わないとして逃亡した。ウモス国家社会主義共和国の青銅騎士団で使用されるMH。MHマイト、ヘッケラー・バシントンが星団歴2500年代後半に開発した。“青騎士(ブラウ・キャバリー)”という名は青(正確には紫)のカラーリングから付けられた愛称であり、正式名称は「紫苑鋼」。中世の騎士を思わせる、プレートを編みこんだような装甲形状が特徴。1兆1千万馬力のMH。多くの国家にデチューン無しで輸出されており、バキンラカン帝国を始め他の国家でも使用された(ただし装甲形状は変更されており、本国仕様と同じ仕様で運用したのはパイドパイパー騎士団のみ)。星団歴2992年にウモス独立重駆逐大隊扱いのパイドパイパー騎士団に貸与された騎体が登場し、シーブル国の傭兵として参戦した。しかしA.K.D.戦でミラージュ騎士団に全騎撃破されている。ウモス国家社会主義共和国で使用されていたMH。開発にはシステム・カリギュラが関わっており、このMHの成功がウモスを独立に導いた。大量生産がしやすい構造になっており、紫苑鋼やデヴォンシャ・シリーズの設計もこの機体の設計が根幹にある。自国使用のみならず多くの国家や個人使用の傭兵にも売却されたので、現在でも姿が見られる。ジュノーの新興国家ハグーダ帝国が開発したMH。MHマイトはルーザン・アストラ。実際の製造は資金と技術の供与の関係で同時期開発の他国MHと比べると比較的低出力な1兆馬力のMH、星団歴2950年代にロールアウトされた。ハクーダ国家騎士団が2998年コーラス王朝に侵攻した戦争で活躍。しかし開発や製造にはフィルモア帝国やハスハ連合など複数の大国の技術や資金などの支援が不可欠で、マグロウの存在はハグーダを支援していた大国からのコーラスへの無言のプレッシャーであった。ハグーダ帝国の滅亡後はロッゾ帝国が自国生産して使用しているシーンが劇中に登場している。使い易く、個人所有の騎としても人気のある機体となっている。アーレン・ブラフォードが傭兵をしていた時期に個人で所有していたMH。スカ曰く「民族色豊かなMH」。中古であり、元々の性能もさして高くはないが、ブラフォードの技量と京の能力により、見た目に反してかなりの戦闘能力を有する。アルス・キュル戦では不完全な整備状態とファティマ無しという状態とはいえ、本来「ミラージュ・マシンの旗騎」であるアルス・キュルを見事に撃破。天照を震撼させた。その後のヤクト・ミラージュ戦では、「天照とは戦えない」という誓いを立てていた京が、ジレンマによる精神崩壊に陥りかけながらも、ヤクト・ミラージュが撃ったビームを敢えて受け戦闘不能に陥らせ、ブラフォードを生き延びさせることに成功するが、それと知らない(知っていても結果は変わらない可能性が高いが)ディ・バローの怒りを買い、ブラフォードは傭兵を解雇された。もっともそれにより、かねてより天照に目をつけられていたブラフォードには、ミラージュ入団の道が開けることとなる。アパッチの戦闘メモリーは、後にブラフォードが使用することになるテロル・ミラージュに移植されることとなった。後に名騎として名を残し星団歴4100年代まで使用されるMH。コーネラ帝国の皇帝ルーパート2世がスケーヤ・エレクトロ騎士団で配備する為に、新興国家ならではの一から開発されたMHで、従来のデータや戦略に囚われず自由な設計になったのが成功の理由の一つである。3007年のミラージュ騎士団の公開でL.E.D.ミラージュを見たMHマイト、バルター・ヒュードラーとオタリ社が共同して20年足らずで開発した。不確定要素となるファティマを排除し代わりにMHカン専用に徹底的にチューニングしたエトラムル・ファティマを搭載した。いち早くL.E.D.ミラージュの優れた設計思想を取り入れ脚部に2基のイレーザーエンジンを搭載し、空いた胸部にオーバーパワーのジェネレーターが装備され、軽い装甲とパワー・ウエイト・レシオに優れピーキーかつ俊敏なMH。ジャスタカーク公国のジャスタ宮殿騎士団員が使用する量産MH。ジャスタでは騎体ごとに番号で呼ばれていた。バッハトマの主力騎。デコース・ワイズメルは「ちゃんとしていないなんて事はない」と評価している。魔導大戦でのベイジ戦では戦斧を装備していた。ウースー国の主力MH。ツァイハイ村の掃討戦にザカーと共に登場する。ダグラス・カイエンとアトロポスが乗るシュペルターに一瞬で倒されてしまった。AD世紀の超帝国のマシンメサイア、「焔星緋帝(イェンシングフェイディー)・ディグツァイト」とも。AD世紀のスパチュラー国に出現した時、ベイルには「高特幻像」などの超帝国の文字である漢字のマーキングが多く記されている。のちにMHジ・エンプレスに搭載されたこの機体のエンジンは、星団暦の時代の技術では制御し切れないほどのパワーがあるといわれ、これを超える出力を出せるのはレッド・ミラージュに搭載されているスーパー・イレーザー・エンジンのみである。マシンメサイアの中でも随一の強さを持つ。目次に戻るここではMH関連用語のインスパイア源と思われる語について、50音順で述べる。"基本的にこの節の内容は未確認情報であり、すべて「要出典」に相当するが、特に作者による言及があるものはこれを示す。"傾向として、音楽用語が多い。このほか、破烈の人形出撃やヤクト・ミラージュ(グリーン)初陣のシーンでファティマが称呼確認している技術用語は音楽機材等の名称と似たものが多い。騎士・ファティマ・モーターヘッドの関係自体もモーターヘッドがシンセサイザー、騎士が演奏者、ファティマが音色を作るプログラマーをモチーフとしている。

出典:wikipedia

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