アリエテ級水雷艇 ( Ariete Class Torpedo Boats ) とは、イタリア王立海軍が建造・保有した水雷艇のこと。「スピカ級水雷艇」の改良型として1942年度計画で42隻の建造が計画され、3箇所の造船所で発注されたが、1943年9月10日のイタリア王国の対連合国無条件降伏によって建造が中止され、結局起工できたのは16隻だけであり、イタリア海軍に引き渡されたのは、降伏の1か月前に竣工した1番艦の「アリエテ」のみであった。さまざまな建造段階にあった残りの艦はすべてドイツ軍に接収され、ドイツ軍の手によって13隻が完成にこぎつけ、ドイツ海軍艦艇として作戦任務に就きすべて戦没した。アリエテおよび就役に至らなかった2隻は戦後ユーゴスラビアに引き渡されたが、その3隻、ドゥミトール(旧アリエテ)、ヴェレビット(旧フィオンダ、TA46)、ユッカ(旧バレストラ、TA47)のうちヴェレビットの建造は放棄された。ドゥミトールは1963年に、ユッカは1971年にそれぞれ除籍された。「アリエテ級」は「スピカ級」よりも船幅が拡大され、より多くの武装を施せるようになった。
出典:wikipedia
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