パーカーナガクビガメ("Macrochelodina parkeri")は、爬虫綱カメ目ヘビクビガメ科オオナガクビガメ属(ナガクビガメ属とする説もあり)に分類されるカメ。インドネシア、パプアニューギニア(ニューギニア島南部固有種)オオナガクビガメ属内では本種のみオーストラリアに分布しない。最大甲長26.7センチメートル。背甲はやや扁平で、上から見ると細長い卵型。甲板の表面は細かい皺で覆われる。背甲の色彩は褐色や暗褐色だが、黄褐色の不明瞭な虫食い状の斑紋が入る個体もいる。縁甲板の縁は明色。腹甲の色彩は淡黄色で、斑紋が入らない。頭部の色彩は暗灰色、黒で、黄緑色や黄褐色の虫食い状の斑紋が入る。幼体の頭部に入る虫食い模様は明瞭かつ単純で、成長に伴い細かく複雑になる。サバナ気候で内陸部にある水生植物が繁茂した流れの緩やかな河川や湖沼、池などに生息する。水棲傾向が強く、産卵以外では陸に上がらない。乾季に水場が干上がると、泥中で休眠する。食性は動物食で、飼育下では魚類、甲殻類などを食べた例がある。繁殖形態は卵生。飼育下では1回に8-14個の卵を産んだ例がある。卵は28-30℃の環境下において90-120日で孵化した例がある。種小名"parkeri"はFred Parkerへの献名。個体数の推移に関して定期的なデータは取られていないが、分布域が狭く元々生息数は多くないと考えられている。食用やペット用の採集などにより生息数は減少している可能性がある。パプアニューギニアは本種の輸出を厳重に規制している。ペットとして飼育されることがあり、日本にも輸入されている。飼育下繁殖個体が流通する。大型になり遊泳性も強いため、飼育にあたっては大型のケージを用意する。アクアリウムで飼育される。
出典:wikipedia
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