『009ノ1』(ゼロゼロナイン・ワン)は、石ノ森章太郎(当時、石森章太郎)作による、日本の萬画作品。初出は『漫画アクション』1967年8月10日号から1970年3月5日号、1974年11月14日号に連載された。石ノ森が初めて青年向け漫画雑誌に連載した作品で、自身の作品『サイボーグ009』のアダルト版とも言える。ウエスト・ブロックの女性秘密諜報機関員009ノ1(ゼロゼロナイン・ワン)が、イースト・ブロックのスパイを相手に活躍する。冷戦時代に執筆されたため、作品内の時代背景も冷戦が続いている設定となっている。本項目では原典である萬画版、他これを原作としたメディアミックスの結果生まれた下記作品についても記載する(テレビドラマ版は別項目へのリンクのみ記載)。「ゼロゼロクノイチ」という読み方は単行本以降のものであり、書籍によっては「ダブルオー・ナイン・ワン」など複数の読み方があるが、連載開始時は「ゼロゼロナイン・ワン」となっていた(角川書店版より)。本項目名は連載版に準じ「ゼロゼロナイン・ワン」とした。なお、実写映画版では「ゼロゼロクノイチ」となっており、テレビドラマ版の主題歌では「オー・オー・ナイン・ワン」と歌われていた。ミレーヌ・ホフマンこと009ノ1は身体をサイボーグ化した近未来のスパイである。胸に仕込まれたマシンガンや強化された跳躍力、マヒ光線を仕込んだ指輪などを駆使し、00機関のボスの指令を遂行していく。主人公。本名ミレーヌ・ホフマン。2065年生まれの21歳。性別は女性。身長161cm、体重52kg。血液型はAB型。その身体はサイボーグ化されており、様々な特殊能力を持つ。幼い頃、ウエストブロックとイーストブロックの戦闘に巻き込まれたため両親は死亡、弟ポールは行方不明。本人はウエストブロックの兵士に拾われ、ウエストブロックの諜報部員となった。両親を殺したのがどちらの兵士かわからないことが原因で、深層心理では敵を心から憎むことができないという弱点がある。ミス・ナイン(第3話)、クール・リズ(第4話)、リリー・ラム(第10話)、ミューズ(第7話)、ミレーヌ・デューク(第25話)、メリンダ・ピアス(第26話)、ヤトリーヌなど偽名を多数持つ。コードネーム「009ノn」(n:1 - 12)はミレーヌを含めて計12人で、全員同じ顔に整形している。『009-1』(ゼロゼロナイン・ワン)のタイトルで2006年10月よりTBS・BS-iほかにて放送された。原作と違い、主人公の同僚はそれぞれ異なる顔をしているが、それ以外の設定はほとんど差異がない。原作では、主人公の同僚は話題になるだけでほとんど活躍するシーンはないが、アニメでは下記で声優が設定されている3人が複数のエピソードで登場し活躍している(各々の能力は、コードネームの枝番部分が対応する『サイボーグ009』のキャラクターに準ずる)。なお、原作の「売り」だったサービスカットや成人向けシーンはほとんどない。世界観や生活描写は冷戦当時のものに近く、登場するメカは、往年のアンダーソン作品に登場する物とほぼ同じレトロフューチャー調のデザインである。アニメーション制作は石森エンタテインメントとクレジットされているが、実質はほぼスタジオパストラルがアニメーション制作をしている。 サイボーグ化されたその身体には、常人を遥かに凌駕した能力を発揮できる様々な機能が搭載されている。機関内や互いの通信時には「ナインワン」「ナインツー」という風に00の後の数字で呼び合う。全員、同じ形の通信イヤリングを使用。声優が設定されていないメンバーについては、Mission.8 で台詞無しで一瞬登場し、さらに最終回にも一瞬登場している。当作品以降、2007年9月までTBS製作の深夜アニメのうち1枠が同様のネット形態となった(『Venus Versus Virus』『怪物王女』)。2007年4月からはTOKYO MX、アニマックスで放送された。アニマックスでの放送は16:9放送でテロップ表示が流れるなど、BS-iと同じものとなっている。石ノ森章太郎生誕75周年記念作品として、2013年9月7日に新宿バルト9で先行レイトショーの後、順次全国でロードショー。日本の特撮ドラマ・映画を代表する作品である『平成仮面ライダーシリーズ』と『スーパー戦隊シリーズ』を多数手がけたスタッフが結集、主要キャストにも平成ライダー・スーパー戦隊への出演経験者が多い。児童の視聴を念頭に置いたライダー作品では難しいアダルト描写・バイオレンス描写も多数含まれるため、R15+指定作品として上映される。ほか2014年2月7日発売。発売元は東映ビデオ、販売元は東映。
出典:wikipedia
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