『ボボボーボ・ボーボボ』は、澤井啓夫による日本のギャグ漫画作品。2000年に『赤マルジャンプ』・『週刊少年ジャンプ』(いずれも集英社)等に読切で掲載した後、2001年12号から2007年31号まで『週刊少年ジャンプ』に連載された。略称は「ボーボボ」。独自の作風で人気を博し、単行本の累計発行部数は全28巻で700万部を突破している。また、アニメ化、ゲーム化、コナミよりカードゲーム化もされている。第2部(2006年3号より)からは、タイトルを『真説ボボボーボ・ボーボボ』に改名した。マルハーゲ帝国(アニメ版では放送コードの関係上マルガリータ帝国に変更されていた)に支配された西暦300X年の未来の地球を舞台に、マルハーゲ帝国の皇帝が自らの力を示すプロパガンダの為に、人類を丸坊主にするべく結成した毛狩り隊から、人類の髪の毛の自由と平和を守る為、鼻毛真拳の使い手であるボボボーボ・ボーボボが戦う不条理ギャグバトル漫画である。本作品の特徴は、バトルによってストーリーが進行し、主人公の仲間が増えていくスタイルを取りながら、そのバトルが全て奇想天外な言語芸や、作者が幼少年期を過ごした1980年代から1990年代初頭の事象のパロディなどを中心としたギャグによって成り立っている点である。またギャグ漫画としても「各話の終わりにオチらしいオチがほとんど無い」というストーリー漫画風の異色の展開を見せている。「何でもやって笑わせる」というギャグのスタイルなので、作中では「理不尽な暴力・出血、非人道的な言動」が多い(一応ギャグとして扱われている)。「真説」に変わって以降話数表記が「奥義」から「真説」へと変更され、話数・コミックスともに1話・1巻から仕切り直されている(本誌では当初「真説」以降も前シリーズからの通算カウントで表記されていたが「真説15」以降は新カウントになっている)。漫画版では他作品のパロディ(主なところでは、『ドラゴンボール』『キン肉マン』『北斗の拳』『ジョジョの奇妙な冒険』『魁!!男塾』『遊☆戯☆王』(作者公認)等)、またプロレスネタやファミコン系のゲームのネタも多い。また、同時期にりぼんに連載された『GALS!』のパロディが一部のエピソードで登場した。一方でジャンプ連載の他作品で逆にパロディにされたり、『遊戯王』『DEATH NOTE』『こち亀』等『ジャンプ』他作品とコラボレーション(共作)する事もあった。また、共作でこそないが『ドラゴンボール』のパロディも鳥山明公認の下、1話全体でまるまる行ったことがある。他の媒体に対する影響は意外に大きく、陣内智則やタカアンドトシ、トータルテンボスなどにネタとして使われた事もある。さらには、2004年度進研ゼミ『チャレンジ』4年生に作者の特別インタビューが掲載されたこともある。インタビューのタイトルは「マンガ家になるにはどうすればいいか」で、ボーボボの秘話なども掲載されていた。2011年12月3日発売の「最強ジャンプ」1月号より、首領パッチを主人公にした原作者自らによる『ふわり!どんぱっち』が連載されている。当初は「ハナゲーボ・ボーボボ」というタイトルを予定していたが「鼻毛がボーボーな訳でもない」という理由でボツになった。後に「ボボボーボ・ボーボボ」としたところインパクトが出たためこちらのタイトルとなった。また、作者は担当から「タイトルは『ボーボボ』」という決定に対し「『ボボボーボ』も付けて欲しい」という熱弁を振るい最終的にこのタイトルが採用された。設定上では300X年と言う近未来設定だが、Cブロック基地の中に現代のレンタルビデオ店舗が設立されてたりするなど様々な時代設定をミックスしたパラレルワールドと言う解釈が正しいと言える。既存の物体(例で言うなら乾電池や歯磨き粉)に白い手足を生やした生物が多く生息し、それらが職場環境に苦悩したりする等リアルな問題を抱えてる厳しい世界観である。通算連載回数303回と『ジャンプ』のギャグ漫画としては長期連載となっている。「真説」に入った後で連載順位は徐々に下降していき、2007年31号で終了となったが、最終回ではセンターカラーが与えられた。『週刊少年ジャンプ』増刊『赤マルジャンプ』にて番外編「ボーボボ鼻毛劇場」が不定期掲載された。本編とリンクしている作品も多い。2003年11月8日から2005年10月29日までテレビ朝日系にて全76話が放送。原作の『闇皇帝編』途中までアニメ化されている。改変時期の特番放送のため『釣りバカ日誌』終了(2003年9月13日)から2カ月あいてスタートしている。この枠については同時間枠で放送されていた枠を集英社が買い取り、それまで放送されていた『釣りバカ日誌』を終了させる形でフルネット系列局24局ネットで放送されていたが、2004年10月からはローカル時間帯への移動に伴い7局に削減され、さらに2005年4月からはテレビ朝日(関東広域圏)のみの放送となり、2005年10月29日に放送終了した。なお、2005年4月9日の放送回から最終回まで、スポンサーが1つも付かない状況で放送されていた。なお、当初から全国ネット枠からの撤退と同時に打ち切りを予定していた地域では、登場人物による放送時間移動の告知のアニメの部分が、同じく登場人物による「今回で最終回」の告知と視聴者へのお礼のアニメへと差し替えられていた。このことでOVER城についたところで終了となり、打ち切りにはよくある展開であった。後述するとおり刺激の強いシーンが大きく改変・割愛された一方、シュールなギャグが追加されている。しかし、日本PTA全国協議会の「小中学生と親のテレビ番組に関する意識調査」で「子供たちに見せたくない番組」のワースト上位にランクイン(2004年10位、2005年9位)されている。テレビ朝日・東映アニメーション共同制作作品としては最後の非ハイビジョン放送アニメでもある。またテレビ朝日土曜19時枠の作品では前半、後半を合わせて最後の新作である。今作のゴールデン撤退後、2009年10月の『怪談レストラン』開始まで5年間テレビ朝日系列における東映アニメーション作品のゴールデンタイムでのレギュラー放送及び、テレビ朝日制作の東映アニメーション作品の「地上波での系列24局全国ネット」は途絶えることになる。尚、2014年現在、テレビ朝日系列では本作以降ジャンプ系アニメは2014年10月5日より放送の『ワールドトリガー』まで9年弱途絶え、東映アニメーションが関わるジャンプ系アニメは『ドラゴンボール改』まで約4年間途絶える事になった。ゴールデン放送時、テレビ朝日の特番で『あたしンち』『クレヨンしんちゃん』とコラボレーションし、共演を果たした。全76話(+総集編)。日付は関東広域圏(テレビ朝日)のものである。第52話からはAパートとBパートそれぞれにサブタイトルが付けられ2本立て形態に変更された。一部ネット局を除き字幕放送であった。2004年10月からスペインのカートゥーン ネットワークとカタロニア地方テレビ、2005年10月からアメリカのカートゥーン ネットワークにてそれぞれ放送された。2010年7月から2013年3月までau(KDDI/沖縄セルラー電話連合)のLISMO Video内(2016年現在既にサービス終了済み)にて配信された。ただし第1話に限り無料配信。アメリカ版でもそのまま『BOBOBO-BO BO-BOBO』のタイトルで放送。台詞が英語だが技名は日本語字幕のまま放送されていて、OP映像は主題歌もスタッフ名、タイトル名の映像、最後に天の助が震えていないところを除いて日本語のままである。主題歌はOP曲のWILD CHALLENGERのみでEDは日本での次回予告の曲を流してスタッフロールが流れるといったものである。そのバックには第2期のOPの映像が使われている。本編はカットされたシーンが多々あり、ナレーションによる説明で補足しているシーンもある。アメリカの文化にそぐわない単語の台詞(竹輪、黒豆、鏡餅など)は、アメリカの文化にそぐう単語やこの作品の用語などに訳されている。豆腐や山葵などは漫画版でも「TOFU」や「WASABI」はアメリカでも使われているため、日本語の読みのままで訳されている。また、ハンペンはFish cakeとされた。ほかにも、国の名前についてもその国に対して失礼になるような流れであればほかの国の名前やこの作品の用語、否定に訳すといったこともされている(例:アメリカ最高のアメリカがメキシコに訳されていたこと、モロッコがボーボボに訳されていたことなど)。第20話からCM明けにボーボボとじゃんけんができるコーナーが開始された。次回予告近辺で勝敗の結果による占いができる要素がある(負けた場合は義務のようなことを課されたり、警告などが命じられる)。負けと引き分けの結果は当初は同じだったが、第34話からは別々になった。じゃんけん後にはビュティが「自分の勝ち負けを覚えておいてね、占いは番組の最後よ」という告知をするが、66話からは偽ビュティ(首領パッチや天の助が扮装)が告知を行うこともあり、首領パッチ、天の助、田楽マンがボーボボに代わって負けと引き分けの結果を発表する場合もある。総集編、第33話、第74話、第76話(最終回)はじゃんけんはなし。ボーボボがじゃんけんをする際に「ジャンケンボ指人形」と呼ばれる指人形を使う。ジャンケンボ指人形は当初9ギャの初回特典(『ジャンプ』のゲーム紹介コーナーで番組で使うといった宣伝もされている)や『Vジャンプ』の付録、イベントでの配布等とファン用に作られたことが伺える。放送局が減った後もドラゴンキューブの景品やゲームの初回特典、イベントでの配布といったこともされている。ドラゴンキューブ以外のジャンケンボ指人形のうち、ボーボボが使っていた以下の3種類は週刊少年ジャンプの応募者全員サービスでも手に入れることができた。DVDは、2004年6月23日から2006年6月23日に発売。全26巻で3話収録ですべての巻に「〜奥義」とつけられている。VHSはレンタルのみ。総集編は登場人物がこの番組について会議するという内容。時系列的には32話後だが、DVD・VHSでは特典映像扱いとなっており、収録巻が遅れている。DVD&VHSはavex modeより、2004年6月11日から2006年7月14日にかけて発売された。発売元はすべてハドソン(現・コナミデジタルエンタテインメント)。通称「ボゲー」(「ボーボボ・ゲーム」を略したもの)。ゲーム名には全て「ボボボーボ・ボーボボ」がつく。『ボボボーボ・ボーボボ ハジケカードゲーム』というシリーズで2004年4月21日にリリースされ、2005年まで4弾発売された。カードゲーム内に使う道具として『ぬのサイコロ』がスターターセットに付属された。『ボボボーボ・ボーボボ ハジケカードゲーム』は省略。コラボレーション企画なども多く、本作品の特色の1つとなっている。『遊☆戯☆王』シリーズの武藤遊戯や『魔人探偵脳噛ネウロ』の至郎田正影などが、それぞれの作者公認のもと登場している。なお、武藤遊戯に至っては、作者本人の描き下ろしである。また、こち亀30周年企画では、他の『ジャンプ』作品と同様、両津勘吉を登場させている。『DEATH NOTE』とのコラボレーション漫画。原作の『DEATH NOTE』中の1話と全く同じ流れで話が進んでいくが、『ボーボボ』のキャラクターたちがそれを演じるため、ギャグ漫画のようになっている。『ボボボーボ・ボーボ本』に収録。また、これと同時に、『DEATH NOTE』の作者が描く『ボボボーボ・ボーボボ』も掲載され、『ボボボーボ・ボーボ本』にも同時収録された。首領パッチが夜神月を、ところ天の助がLを、ボーボボがリュークを演じている。『ドラゴンボール』とのコラボレーション漫画。上記の『DEATH NOTE』同様、原作の流れにそったストーリーを『ボーボボ』のキャラクターたちが演じるものであったが、途中から、原作とは別の流れになっていく。長い間単行本に収録されていなかったが、真説最終巻に収録された。首領パッチがベジータを、ところ天の助が孫悟空を演じている。また、表紙には本編には登場しなかったセルや魔人ブウやフリーザやギニュー特戦隊を『ボーボボ』のキャラクターたちが演じている。『超こち亀』に掲載された作品。『ピューと吹く!ジャガー』と『太臓もて王サーガ』と『メゾン・ド・ペンギン』と『こちら葛飾区亀有公園前派出所』とのコラボレーション漫画。詳しくは、超こち亀を参照。『ボボボーボ・ボーボボ』からは、ボボボーボ・ボーボボと首領パッチとところ天の助が登場。ボーボボは秋本・カトリーヌ・麗子の格好をして登場しているが、麗子本人も終盤になって登場しているため、前2作のような役柄ではない。『Vジャンプ』11月号と『Vジャンプ』1月号に2ページずつ掲載された『ジャンプアルティメットスターズ』宣伝用の漫画作品。チームが組まれており、孫悟空・空条承太郎 ・ターちゃん・剣桃太郎・前田大尊・両津勘吉のチームやキン肉スグル・ケンシロウ・則巻アラレ・ペガサス星矢・ジョセフ・大空翼のチームなど、作者の遊び心が見られる(一部、ゲーム本編ではなくなってしまったスーパータッグ技を用いている)。また、『ボボボーボ・ボーボボ』のコラボレーション漫画の中では、キャラクター総数が、最も多い作品でもある。ただし、ページ数の関係もあり、そのほとんどが脇役。また、ボーボボが、小早川瀬那・東城綾・うずまきナルト・モンキー・D・ルフィとチームを組んでいたり、以前のコラボレーション漫画のセルフパロディがあったりしている。以下、主要キャラクターのみ記載。上記のとおり、『DEATH NOTE』の小畑健による『ボボボーボ・ボーボボ』やこち亀30周年企画での『こち亀』への出演の他に、『不思議の国のセナ』などにも登場している。また、『不思議の国のセナ』の村田雄介は、2008年の『週刊少年ジャンプ』40周年の企画ポスターにおいてもボーボボを描いている。
出典:wikipedia
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