『la alteración』(ラ・アルテラシオン)は、日本の歌手中森明菜の16枚目のスタジオ・アルバム。このアルバムは1995年7月21日にMCAビクターよりリリースされた (CD: MVCD-25)。2002年12月4日には『la alteración+4』としてユニバーサルJから再発売された。『la alteración』は、前作『UNBALANCE+BALANCE』から、およそ1年8か月ぶりとなる1995年7月21日にCD (MVCD-25)でリリースされたスタジオ・アルバムである。"la alteración"とは、スペイン語で「変化」の意味を持つ。このアルバムのレコーディングは、VICTOR STUDIO、Music Inn、チェリーアイランドスタジオで行われた。プロデュースは、前作に引き続き中森が担当した。本作では新たな試みとして、楽曲制作からボーカル録音直前まで、中森はほぼ制作に関与しなかったという。これまではレコーディングする前の段階から「この曲はこういう音でこう歌いたい」と伝えてきたが、このアルバムでは、信頼のおけるスタッフに委ねたという。この理由について中森は、自身のスタッフが中森に求める歌唱や楽曲がどういったものであるか、中森自身興味を持ったからだと述べている。また、その要望に応えるスタンスを望んでいたとコメントした。このアルバムでスタッフが中森に求めた歌唱イメージは、中森にとって困難な面もあったが、要望に応じるべく懸命にコントロールして歌唱したと振り返っている。本作のジャケットはモロッコで撮影された。このアルバムのライナーノーツの中には、未確認飛行物体と見られる写真が映っている。音楽番組出演の際、この写真についても話題として取り上げられた。中森は、本作収録曲のうちヘヴィメタル調アレンジの「だからなんなの」について触れた際、ヘヴィメタルやハードロック系が苦手であることを明かしている。またこの楽曲のタイトルは、中森の口癖のひとつから採られたもので、中森のアルバム・スタッフとマネージャーが、中森の語録を書き出した中から選んだものだという。ディレクターによると本作は、究極的にサウンドトラックのような聴き方を狙い、SEについても工夫したという。『MUSIC GUIDE』では本作の構成について、壮大な導入部から始まり、リズムをきわ立たせた多様な楽曲を数曲味わった後にバラード2曲を堪能、その後さらに躍動的なリズムが続き歌唱を終えると、最後はニューヨーク・ウォール街の雑踏音でエンディングを迎えると解説している。本作リリース後の12月12日からは、本作を引っ提げてのスペシャル・ライブ中森明菜 TRUE LIVEを開催した。2002年12月には、『la alteración+4』として本作は再発売された。「原始、女は太陽だった」が、本作からのリード・シングルとして、本作発売のおよそひと月前の1995年6月21日に発売された。この楽曲は本作では、シングルとは別のテイクとリミックスで収録され、3曲目に配置された。『CDジャーナル』は本作について「すべての歌が明菜の世界で展開され、聴き手はどこへ引っ張っていかれるのか分からないスリルのなかにいる。」と批評した。『WHAT's IN?』の佐伯明は「とかく彼女の生きざまと呼応させながら彼女の楽曲は聴かれがちであるが、歌とは生きざまをすべて吸い込んでそれを超越していく存在なのだから、それに気づき歌い得た本作には別種の勢いを感じる。」と批評した。また、同誌の石井理恵子は「サウンドもさまざまな色彩を見せるが、歌詞の中に見える女の顔も同様だ。」と批評した。『la alteración』は、オリコン週間アルバムチャートの1995年7月31日付で初登場し、最高順位7位を記録した。同チャートには、計8週に渡ってランクインしている。『la alteración』のライナー・ノーツより『la alteración+4』(ラ・アルテラシオン・プラス・フォー)は、日本の歌手中森明菜の16枚目のスタジオ・アルバム『la alteración』のリマスター再発盤。このアルバムは2002年12月4日にユニバーサルJよりCD (UMCK-1152)でリリースされた。2005年7月1日には、ListenJapanにてデジタル・ダウンロードでリリースされた。この他、moraやiTunesでも音楽配信された。
出典:wikipedia
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