勝浦市(かつうらし)は千葉県南東部に位置する市である。太平洋に面し、上総地方の南部に位置する。本市は房総半島の南東部、太平洋側(外房)に面しており、県庁所在地である千葉市から南約60kmに位置する。東京都心から75km圏内である。なお、東京からは東京湾アクアラインを利用するルートが最短であり、約75kmである。広い市域の北東部を総野地区、北西部を上野地区、南東部を勝浦地区、南西部を興津地区と呼称する。これは、昭和の大合併で「勝浦市」が成立する前の自治体の行政区域と一致する。太平洋沿岸部は国道128号、内陸部は大多喜方面へと接続する国道297号が縦貫している。中心部の勝浦地区には勝浦漁港という銚子漁港に次ぐ県下2位の漁獲量のある漁港を持ち、古くから漁師町として栄えた。市の北西部である上野地区は房総丘陵地帯であり、海抜150~250mの丘陵性山地が広く分布している。南西部である興津地区は勝浦海中公園を持ち、海岸線のほとんどはリアス式海岸になっており、南房総国定公園に指定されている。市域の3分の2が山地となっており、人口が増加しにくく、夷隅郡市内ではいすみ市のほうが人口が約2倍ほど多くなっている。市域太平洋に面し、黒潮の影響を受けやすいため、冬は暖かく、夏は涼しい海洋性気候であり、特に夏は県内では銚子と並び最も涼しい。8月の平均気温は25.3度で、最高気温は30度を超えることは少なく、ヒートアイランドの影響も無いため熱帯夜も少ないなど避暑地となっている。一方、1月の平均気温は6.4度、最低気温は2.4度と暖かく避寒地でもある。勝浦市は、主に1955年の合併以前の旧町村ごとに以下の4地域に分類される。天富命とともに阿波国から房総半島に移住した勝占の忌部氏の名が由来となったとする説がある。また、紀伊半島の勝浦も同じく忌部氏に由来する。首都圏の市で唯一人口が2万人を割り込んでおり、一番人口が少ない市である。2014年(平成26年)4月1日には総務省から過疎地域に指定された。20歳前後の人口が突出しているが、これは市内にある国際武道大学の学生である。国際武道大学の学生が市の全人口の約1割を占める。勝浦は古くから漁業がさかんで、なかでも勝浦漁港は国内有数のカツオの水揚げ港である。カツオの水揚げは1990年に日本一を記録している。また、海岸線のほとんどがリアス式海岸のため岩場が多く、マグロ、キンメダイ、カジキ、イカなども多く水揚げされる。リアス式海岸のため漁港数が多くなっている。生徒数の減少により平成29年4月1日に上記3校が統合することが決まっている鵜原の大名行列、勝浦の秋祭り以外は開催日が変更になる場合がある。
出典:wikipedia
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