交響曲第1番ニ長調は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンの交響曲。「第1番」の番号が付けられているものの、最初に書かれたものではなく、1757年ごろの作とされるが、正確なところは不明である。それ以前の可能性もある。全曲が未発達ながらソナタ形式で書かれており、提示部、および展開部・再現部にリピート記号がつけられている。ソナタ形式。主題はいきなりクレッシェンドを伴い、ホルンがファンファーレを鳴らす。第2主題はイ短調への陰りを見せるなど、野心的であり、古典派の形式を示した作品と言える。これらのことから第1作としては出来すぎていると思われる為、この交響曲は実際はもっと後の作品と考えられる。ト長調。ソナタ形式。編成が弦楽器のみになる。3連符による掛け合いが特徴的な、ハイドンらしい軽い曲想である。溌剌とした主題を持ち、単一主題的である。

出典:wikipedia