『ビタミン』は、すえのぶけいこによる日本の少女漫画作品。作者の初連載作品として、『別冊フレンド』(講談社)において連載。後の『ライフ』の原型となった作品。本来は「100ページ読み切り」という企画であったが、実際は200ページ近い物になっている。内容はごく普通の少女「沙和子」の身近で起きた波乱の日々を描いた物語である。キャッチコピーは「あなたのビタミンは、なんですかーー?」。卒業が迫ったある日、沙和子は彼氏の光太と一緒に教室の掃除をしていた(沙和子は担任に呼ばれたそのついでに行っていた)。だが、光太が強引に彼女と性交してしまい、その様子を教室を通りかかった一人の少年(クラスメイトの男子)に目撃されてしまう。この光景を見た男子生徒にそのことを言いふらされた際、沙和子は事実を主張するのだが、光太は沙和子との関係を否定。目撃した少年が光太を識別できなかった為に証拠も無く、彼女はクラスメイト達から「ヤリマンの上に嘘つき」というレッテルを貼られ、クラスにおけるいじめの標的となってしまう。自分が居座る机をゴミ箱扱い、集団で襲い掛かる生徒、確信犯的なやり方で裏切る友達……さらには親や先生にも信頼されないという絶望の中で彼女は、漫画家を目指す決心をする。その間にもいじめが泥沼化していき、追い詰められる中、沙和子は家族に本心を打ち明け、家族の信頼を取り戻す。そして卒業式の日、いじめていた生徒達は沙和子から「弁護士に相談した」と聞かされ、「その事が志望校に伝わったら落とされるかもしれない」と思ったため演技で謝罪するが、彼女は「バイバイ」と一蹴する。その後、卒業式に出た沙和子は受け取った卒業証書を破り捨て、母親一人の拍手の中、颯爽と去っていく。そして「ビタミン」と言うタイトルで彼女は漫画家をデビューしたのだった。
出典:wikipedia
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