嵯峨嵐山駅(さがあらしやまえき)は、京都府京都市右京区嵯峨天龍寺車道町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅である。「嵯峨野線」の愛称区間に含まれている。関西有数の観光名所である嵐山・嵯峨野へのJRにおける玄関口である。元の駅名は嵯峨駅であり、JRに移行後もこの駅名のままであったが、後に著名観光地である嵐山の名称を加えた嵯峨嵐山駅に改称された。近隣に以下の各路線の駅があり、当駅からの乗換えが可能となっている。島式ホーム2面4線を持ち、待避設備を備えた地上駅で、橋上駅舎を有する。ホームの有効長がやや長い。直営駅(亀岡駅の被管理駅)かつICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。また、JRの特定都区市内制度における「京都市内」の駅である。朝夕ラッシュ時に快速と普通の緩急接続が行われる。奇数番線(1番のりば・3番のりば)が主本線、偶数番線(2番のりば・4番のりば)が待避線である。また、京都方に片渡り線があるため、営業列車での使用例はないが、3・4番のりばから京都方面へ発車することもできる。複線化工事完成以前は単式・島式の複合型2面3線で、2番のりばを上下共用の待避線とした構成であった。2008年6月14日に橋上駅舎が一部完成し使用開始となり、同年11月21日に駅舎は全面的に完成した。引き続き南北の駅前広場の整備も行われ、2009年3月までに完成した。4番のりば(下り待避線)を設置し両方向で快速・特急列車の待避が可能な2面4線にする工事も行われ、2010年3月7日の花園駅 - 当駅間の複線化に合わせて供用を開始した。2・4番のりばに停車する列車は、車内保温のため、ドア横の開閉ボタンで乗り降りする。2007年3月までは、1897年に京都鉄道の駅として開業した当時の駅舎(使用終了時点でJR西日本では最古の現役駅舎)を改装して使用していた。1994年までは貴賓室も備えていたほか、レトロかつモダンな駅舎が周囲の風景に似合っていたが、京都 - 園部間完全複線化に向けた橋上駅舎への改築のために2007年3月からは仮駅舎が使用され、旧駅舎は仮駅舎の陰に隠れた。その後、2007年6月に旧駅舎の解体作業が始まり、歴史ある駅舎は姿を消した。2008年6月14日から現・橋上駅舎の使用開始にともない、旧駅舎側が南口となったほか、新たに北口と南北自由通路が設置された。また、北口には現駅舎完成時からエスカレーターが、南口側はエレベーターが改築当初からそれぞれ設置されていたが、エスカレーターは仮駅舎を撤去した跡に設置されたため、橋上駅舎の開業から少し遅れて同年11月21日の供用開始となった。駅舎は和風の内外装を持ち、付近景観に溶け込むように配慮されている。さらに、南口側の駅前広場(2500m²)が2009年2月28日から、北口側の取り付け道路と駅前広場は同年3月14日からそれぞれ使用開始となった。国鉄時代は列車本数が少なかったため近距離の利用が少なかったが、JRになって本数が増えて以降は利用が増加している。周辺が古くからの住宅密集地であることから日常的な利用が多い。1日の平均乗車人員は以下の通りである。駅の西側や北側が、一般には嵯峨野と言われている地域であり、南西方向が嵐山である。主な観光地はいずれも駅からやや離れているが、今や嵐山・嵯峨野地区を代表する観光スポットのひとつとなった嵯峨野トロッコ(嵯峨野観光鉄道)のトロッコ嵯峨駅が隣接しているため、同駅へ乗り継ぐ利用者が見られる。他社の嵐山駅と比較すると、トロッコ駅に隣接していることと京都駅から乗り換えなしで到達できることが当駅の利点となっている。嵐電嵯峨駅(京福電気鉄道嵐山本線)は南へ徒歩約4分、阪急嵐山駅は渡月橋を渡って南東方向へ徒歩約20分。駅前から京都府道135号嵯峨嵐山停車場線が発し、天龍寺方面へ通じる。
出典:wikipedia
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