京都府(きょうとふ)は、日本国・近畿地方の都道府県。794年の平安京遷都以来、天皇の御所がある。令制国でいう山城国の全域、丹波国の東部および丹後国の全域を府域とする。府庁所在地は京都市。日本の本州の中央付近、近畿地方に位置し、福井県、滋賀県、三重県、奈良県、兵庫県、大阪府の各府県と隣接する。北部は日本海に面する。北西から南東方向に長さ約140kmの細長い形状をしている。北部の丹後半島と舞鶴湾、若狭湾で日本海に面する。北部に丹後山地、福知山盆地、中央部に丹波高地、亀岡盆地、南部に京都盆地があり、標高1,000m以下の低山地帯を形成している。府の面積の75%以上が山地・丘陵地である。府北部は日本海側気候、府南部は瀬戸内海式気候である。それに併せて、舞鶴・綾部及び丹後は海洋性気候、それ以外は内陸性気候を示す。また、府北部を中心に豪雪地帯が広がる。。、過去の大豪雪時には木子で5m近い積雪となった年もあった。都市雇用圏(10%通勤圏)の変遷京都府には、以下の15市6郡10町1村がある。町の読み方はすべて「ちょう」。村は南山城村の1村のみで「むら」と読む。府庁によって、府下は7つの地域圏に分けられている。人口は現在の推計人口(出典:京都府統計データ・京都府推計人口)。府庁所在地である京都市への人口集中率が約56%と、東京都(旧東京府)以外の道府県では第1位である(※東京都を含めた場合は、東京都特別区(旧東京市)が第1位で、2/3に当たる)。京都府は南北に細長く、内陸側に位置し京都盆地を中心とする南部(京都・山城・南丹地域)と、日本海に面している北部(中丹地域・丹後地域)との格差が大きい。南部(山城国)は畿内に当たり、大津市や阪神,奈良県北部との交流が深い。一方で、北部(福知山市、舞鶴市、宮津市など)は北近畿(山陰道)とも呼ばれ、兵庫県北部(但馬国)や福井県嶺南(若狭国)との交流が深く、京都市との交流はこれらとの交流に比べると浅い。第二次世界大戦後の経済成長において、畿内の一角に当たる山城はいち早く発展したのに対して、北部は取り残されていった。近年では、丹波にも工業団地が造成され、畿内(大阪市)から丹後(舞鶴市)を経て北陸(敦賀市)を結ぶ舞鶴若狭自動車道や京都縦貫自動車道の建設や山陰本線複線電化工事が施工されるなど、南北格差の是正が図られている。また、丹波国域も1965年頃から亀岡市及び旧園部町、旧八木町など南丹地区は京都市や大阪府との結びつきが強くなり、行政では京都府を南北のみで区分する場合は、船井郡以南を南部とする(ただし、行政では亀岡市及び南丹市、船井郡京丹波町を中部と区分する場合が多い)。国土地理院地理情報 によると、京都府の東西南北それぞれの端は以下の位置となっている。山城国に幕府直轄地の拠点として置かれた二条城の他に淀藩、丹波国には亀山藩(亀岡藩)、福知山藩、園部藩、綾部藩、山家藩、丹後国には田辺藩、峰山藩、宮津藩があった。首都は一国の中心となる都市のことを指し、行政府の所在する都市と認識されている。行政府が東京へ移転した1869年をもって首都は移転したと認識されている。しかし、当時の行幸時に東西両京と勅令が出ていることや、2011年現在において、日本の首都を直接定めた法令が存在しないことから、現在も京都府が日本の首都であるという論が存在している。現在の人口は約260万人だが、そのうちの140万人以上は京都市に集中しており、他地域の人口は少ない。都道府県庁所在地に過半数の人口が占めている都道府県は東京23区を1つの自治体として考えない場合は他に存在しない。衆議院の小選挙区が6。参議院では、全府で1区を構成。国会の「代理戦争」が、京都府議会に持ち込まれることが度々ある。このため、地方政治の分野で「京都」と呼んだ場合、京都市ではなく、京都府を指すことも多い。蜷川虎三のいわゆる「革新自治体」も、京都市ではなく、京都府であった。近年の京都府出身の有力国会議員では、野中広務(旧園部町出身)や前原誠司(京都市出身)、谷垣禎一(福知山市出身)などがいる。党派では、野中・谷垣は利益分配路線で「旧来の地域ボス型」、前原は新自由主義路線で「新来の若手ネオコン型」に当たると言われている。しかし、野中広務は中央政界を引退しその影響力は低下、逆に谷垣禎一が「麻垣康三」の一人になるなど総理大臣を狙う存在に浮上している。南北に長い京都府では従来、京都市を除く12の地域に地方振興局を設置し、地域にあった振興策を策定していたが、社会情勢の大きな変化により、2004年(平成16年)5月に地域の中核都市(宇治・亀岡・舞鶴・京丹後)に地方振興局を集約、4の広域振興局体制に再編した。また今までの権限を強化するとともに、特定非営利活動法人(NPO法人)の認証や大規模小売店舗の届出確認など府から新たな権限を委譲するなど機能強化が図られている。地方債等の残高地方債等の残高合計 - 1兆4944億8300万円(連結会計)本社を置く企業については「」を参照。中部地域で黒豆や小豆の栽培や加工が盛ん。林業は「松茸」、「北山杉」など。京都府内に空港はない。近隣の空港は以下の通り。京都市域および同市域へ乗り入れる路線は比較的発達しており、市内の基幹的な交通を担っている。"※詳細は、京都市#市内路線バスを参照。"なお、府内各地のコミュニティバスについては日本のコミュニティバス一覧#京都府を参照。国道8号は府内全区間国道1号と重複のため、事実上存在しない。府内の私立高校に通学する府民に対して「授業料無償化制度」があり、2011年度より対象世帯が年収350万円未満から500万円未満の世帯にまで拡大した。また、府外の私立高校へ通学する生徒向けに同様の施策を設けるための協議も開始するとしている。民放テレビ局のうち、4大キー局系列の放送区域は近畿広域圏に属する。以下の府域放送2局は、比叡山の中腹から送信しており、出力の割に視聴可能区域が広く、京都府外でも広い範囲で受信可能(KBS京都テレビの滋賀県・大阪府・奈良県へのスピルオーバーは、地上デジタル放送を含め黙認されている)。テレビ東京系列のテレビ大阪(リモコンキーID7)は、京都盆地など府南部地域を中心に生駒山もしくは枚方局(所在は島本町)を直接区域外受信か、ケーブルテレビで視聴する世帯がある(府北部のケーブルテレビ局では地形的な問題などから区域外再放送対象外)。福知山市・京丹後市・宇治市・城陽市・八幡市等では兵庫県を放送対象地域とするサンテレビジョン(リモコンキーID3)が、宇治田原町の一部等では滋賀県域のびわ湖放送(リモコンキーID3)が、城陽市・井手町・精華町・木津川市等では奈良県域の奈良テレビ放送(リモコンキーID9)が、舞鶴市・宮津市・伊根町等では福井県の民放全2局(福井放送・福井テレビジョン放送)が受信可能である。放送区域は近畿広域圏に属する。在阪民放3局は府南部では京都市東山区に中継局が存在しているが、出力が300Wと弱く、京都市内でも受信状態が芳しくない地域が少なくない。府北部では中継局(福知山・舞鶴・宮津)が NHK とKBS京都(宮津はNHK第1放送のみ)のみで、これらの地域で在阪民放3局は受信困難な地域が多いが、この場合でもradikoで聴取が可能。かつてはNHK京都放送局も第1放送の府域放送を行っていたが、大阪局の大電力化で放送対象地域が重複する事もあり、2015年2月の局舎移転を前に、2月2日午前1時をもって廃局となった。京都の方言というと京言葉(京都弁)が知られているが、京言葉と呼ばれる方言が話されるのは京都市とその周辺であり、それ以外の地域では京言葉とは異なる方言が話されている。また、京言葉と言っても、地域や社会階層・年齢層によって違いがある。旧山城国の方言は京都市内の方言とあまり違いがなく、旧丹波国のうち亀岡市などの南丹(口丹波)地方も京都市内と大きく変わらない。しかし、福知山市・綾部市から舞鶴市にかけての中丹地方では、京阪式アクセントではなく垂井式アクセントであり、「はる」敬語よりも「てや」敬語を用いるなど、京都市内と異なる点が多くなる(丹波方言参照)。舞鶴市以外の旧丹後国の方言(丹後弁)は、東京式アクセントであり、断定の助動詞に「や」ではなく「だ」を使用するなど、舞鶴市以南と大きな違いがある。舞鶴市以南の諸方言は近畿方言(いわゆる関西弁)に分類されるのに対し、丹後弁は兵庫県但馬地方や鳥取県などと同じ中国方言東山陰方言に分類される。また、和久峻三作「赤かぶ検事」シリーズと「あんみつ検事」シリーズの中にも、京都を舞台にした作品が多くある。近畿地方のご当地ソング一覧#京都府も参照のこと。京都府は、異文化理解や国際交流を目的として、以下の州または省と友好提携を結んでいる。いずれの都市も、歴史的古都や学術の中心地など何らかの点で京都府と共通しており、こうした点に着目して提携が結ばれている。
出典:wikipedia
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