黒岩横穴墓群(くろいわよこあなぼぐん、くろいわおうけつぼぐん)は、埼玉県比企郡吉見町にある横穴墓群(横穴式の集合墳墓)である。1925年3月31日、埼玉県の史跡に指定。灌漑用の人工沼である八丁湖の北側、公園のはずれにある。凝灰岩の岩山の斜面に多数の穴が空いている。古墳時代中~後期に造られたものと推定されているが、学術的な調査がほとんどなされていないため、詳細は不明である。地元では「十六穴」と呼ばれることもある。これは、1877年(明治10年)に地元の有志により、初めて16個の横穴が発見・発掘されたことに由来する。現在では、30個以上の穴の存在が確認されている。観光施設ではなく、公園とは低い柵で仕切られているだけなので、穴がある岩山には容易に近づくことができる。ただし、十分な管理がなされているわけではなく、季節によっては周囲に草木が生い茂る。約2.5km南西には、著名な群集墳の吉見百穴(国の史跡)がある。黒岩横穴墓群は吉見百穴よりも大規模で、500個以上の穴があるのではないかと推測されているが、十分な調査はなされていない。また、そのほとんどが未発掘のため、保存状態は吉見百穴に比べきわめて良好と考えられている。
出典:wikipedia
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