アントニオ・ディ・ナターレ(Antonio Di Natale, 1977年10月13日 - )は、イタリア・ナポリ出身のサッカー選手。ポジションはFW。元イタリア代表。なお、イタリア語で「ナターレ」という言葉は「クリスマス」という意味である。現在のプロフィールは身長170cm・体重73kgだが、エンポリFC時代は身長177cm・体重70kgとなっていた。2009-10シーズン、2010-11シーズンのセリエA得点王。ナポリで生まれ育つ。SSCナポリで活躍したディエゴ・マラドーナが子どもの頃のアイドルであった。8歳でサッカーを始め、カステル・チステマを経て、14歳のときにエンポリFCに入団した。1996-97シーズンにセリエBでプロデビューを果たしたが、このクラブには同郷であり幼少時代からの親友のヴィンチェンツォ・モンテッラ、ルカ・トーニも在籍していた。その後は出番に恵まれず、セリエAに昇格したエンポリを出てセリエC1-C2をレンタルで渡り歩く苦労の日々を過ごすが、1998-99シーズンはセリエC2のACヴィアレッジョにレンタル移籍し、12得点を決める活躍を見せた。1999-2000シーズンに再びセリエBに降格していたエンポリへ復帰するとレギュラーの座を獲得し、2001-02シーズンには38試合16得点の活躍でセリエA昇格の原動力となった。24歳にしてトップリーグの地を踏んだ2002-03シーズンも開幕戦でコモを相手に初出場初得点を挙げるとレッジーナ戦ではハットトリック、シーズン通算27試合13得点とその実力が本物である事を見せ付けた。2003-04シーズンにエンポリは降格し、ウディネーゼへ移籍。2004-05シーズンの4位躍進に貢献し、2005-06シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグに初出場。2007-08シーズンは自身最多となる17得点を記録。2009-10シーズンは得点を量産。2010年5月9日のASバーリ戦でセリエA通算100得点を達成。最終的に29得点で初の得点王(2位に7ゴール差)に輝き、またオリバー・ビアホフのクラブ最多得点記録を更新した。この活躍でオスカル・デル・カルチョのイタリア人サッカー選手賞を受賞した。2010-11シーズンは開幕から3ヶ月で2得点と不調が続いたが、11月14日のレッチェ戦でハットトリックを達成すると本来の得点感覚を取り戻し、ウディネーゼが13試合連続無敗を続けている間、15得点を記録。3度のハットトリックを挙げ、通算28得点で2年連続の得点王を獲得し、ウディネーゼのチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献した。2014年1月6日、2013-14シーズン限りでの現役引退を表明したが、シーズン終了直後に撤回した。11月23日、セリエAで7人目のリーグ通算200ゴールを達成する。イタリア代表ではジョバンニ・トラパットーニ監督時代の2002年11月20日の親善試合・トルコ戦でデビュー。2004年2月11日のチェコとの親善試合で代表初得点を挙げた。「背番号10」を背負った経験もあるが、同じポジションにアレッサンドロ・デル・ピエロが君臨していたため構想から外れ、EURO2004のメンバーからは落選した。監督がマルチェロ・リッピに変わると招集される事すら稀となり、W杯ドイツ大会のメンバーにも入れなかった。しかしW杯優勝を果たしたリッピが勇退し、ロベルト・ドナドーニが監督に就任すると再び代表に返り咲く(ちなみにディ・ナターレはセリエAにデビューした頃「ドナドーニの再来」と称されていた。ドナドーニも現役時代はイタリアを代表する名ウインガーであった)。そしてEURO2008予選のウクライナ戦でデル・ピエロと交代でピッチに立つと、実に9年ぶりに同じチームでプレーしたトーニへのクロスでアシストを記録し、続くジョージア戦ではスターティングメンバーに入り、再びアシストを記録する。翌月の親善試合では代表デビューの相手でもあったトルコとの試合にスタメン出場し、得点を挙げた。2009年11月18日の親善試合・スウェーデン戦では、キャプテンのファビオ・カンナヴァーロや副キャプテンのジャンルイジ・ブッフォンが欠場したことから初めてイタリア代表のキャプテンとして試合に出場した。2010年のW杯南アフリカ大会では、代表入りし背番号10で出場した。グループリーグ第3戦のスロバキア戦で得点を挙げたもののイタリアは敗れ、グループリーグ敗退となった。2012年の欧州選手権にも代表メンバー入りし主にスーパーサブの役目ながらグループリーグ初戦のスペイン戦で先制点を挙げるなど活躍、またこの得点は今大会でスペインが失点した唯一の点であり、イタリア代表の決勝進出を支えた。2010年にはセリエAのフェアプレー賞を受賞。フランチェスコ・グイドリンは「マナーとプロ意識において、全ての選手の模範である」とディ・ナターレの人格を賞賛している。
出典:wikipedia
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