『ギガウイング』(Giga Wing)は、匠が開発、カプコンが1999年3月に発売したシューティングゲーム。同年11月にはドリームキャストへの移植版が発売された。キャラデザインは漫画家の冬目景が担当している。ショット、ボンバー、特殊武器リフレクトフォースを備えた弾幕系シューティングゲーム。横画面の縦スクロールシューティングゲームという珍しい形式を取っている。キャラクターの選択により自機が変わり、それぞれ性能も違う。もっとも特徴的な点はリフレクトフォースの存在である。これは敵弾を跳ね返す一種のバリアを展開するもので、敵の弾幕を自分の攻撃力に置き換えることができる画期的なシステムであった。避けるものだった弾幕を攻撃の手段へと転化するという新たなアイデアにより、新たに「逆襲に転じる爽快感」を生み出した。また得点システムも特殊で、億単位の点数に容易に到達可能でそれがネーミングの由来となっている。リフレクトフォースによって反射した敵弾は、敵に命中すると得点アイテムに変化する。敵の放った大量の弾幕がそのまま大量の得点アイテムに変化する爽快感は、多くのユーザを夢中にさせた。シューティングゲームは名前のとおり「撃つ」事とと並び敵の弾を「避ける」ことも醍醐味であり、いわゆる弾幕系シューティングゲームはその快楽原則に特化したものといえる。敵弾の増加は高度な技術をプレイヤーに要求し、初心者にとってハードルの高さを生む結果となった。その結果、シューティングゲームはマニアが好むゲームとして認知されるようになり、ジャンルとして先細りの様相を呈していた。その中にあって、ギガウイングは「弾幕系」でありながらライトユーザーを取り込む試みが見られる。リフレクトフォースは弾幕への抵抗感の軽減に奏功した。リフレクトフォースとボンバーの2つの緊急回避手段を用意したことで初心者が取り付きやすいようになり、またキャラクターデザインに有名漫画家を起用することで漫画ファン層の取り込みにも成功した。これら本作のアプローチはシューティングゲーム離れに対するひとつの問題提起となり、それ以降の作品に少なからず影響を及ぼしたとされる。レバーで移動、ショットとボムの2ボタンで攻撃を行う。ギガウイング2のドリームキャスト移植版では4人プレイも追加されている。本作には、自機に搭乗するパイロットのグラフィックが書き起こされ、ステージ間でキャラクターがモノローグを述べる(2人同時プレイの場合はパイロット同士が会話する)等の演出がある。キャラクターとストーリーもまた新規ユーザーの獲得を果たす要素になった。続編のギガウイング2でも同様の演出が採用されたが、シリーズ3作目の「翼神」ではキャラクターやストーリーが排除された。
出典:wikipedia
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