出羽海一門(でわのうみいちもん)は大相撲の一門のひとつ。大相撲の保守本流的存在。明治末期から大正時代に活躍した横綱・常陸山の5代出羽ノ海が一門の開祖である。規律・統制が厳しい一門で、出羽海部屋には長年にわたり「分家独立を許さず」という不文律があり、1919年に横綱・栃木山が二枚鑑札で春日野部屋を創設して独立したことが唯一の例外であった。1946年、大坂相撲の流れを汲む三保ヶ関部屋の閉鎖時に力士を預かった縁で、1950年の三保ヶ関部屋再興以降は三家体制で固定される。1967年、11代九重(元横綱・千代の山)が独立を企図した際には、一門から破門されている。1981年に出羽海部屋から14代武蔵川(元横綱・三重ノ海)が分家独立して武蔵川部屋を創設したのを境に禁が解かれ、独立が相次いだ。日本相撲協会の歴代理事長として、力士ではなかった初代を除く11代10人のうち、これまでに出羽海秀光・武蔵川喜偉・春日野清隆・出羽海智敬・北の湖敏満・武蔵川晃偉の7代6人が出羽海一門所属であり、このことから同一門は相撲界随一の名門とされている。出羽海一門からの選出理事は3人で、2016年の理事候補選挙ではいずれも新人の13代境川(元小結・両国)、11代春日野(元関脇・栃乃和歌)、11代出羽海(元幕内・小城ノ花)、20代山響(元幕内・巌雄)の4名が選出されている。副理事には14代玉ノ井(元大関・栃東)と18代藤島(元大関・武双山)の2名が選出されている。年寄会では16代入間川(元関脇・栃司)が副会長を務めている。
出典:wikipedia
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