江ノ電バス藤沢・湘南営業所(えのでんバスふじさわしょうなんえいぎょうしょ)とは、江ノ島電鉄自動車部と株式会社江ノ電バス藤沢の乗合バス営業所である。ここでは江ノ島電鉄自動車部の営業所と江ノ電バス藤沢の営業所を一緒に記述する。最寄りのバス停は湘南車庫。神奈川県藤沢市宮前1藤沢市、茅ヶ崎市内の路線と鎌倉市の路線の一部を管轄する。大船駅、藤沢駅、辻堂駅がメインターミナルで、藤沢駅では南北のターミナルを使用する。鎌倉・江ノ島という関東有数の観光地を営業エリア内に擁していることが特徴であるが、片側2車線以上に整備された道路を通過する路線区間があまり多くないことで、観光シーズンなどは道路混雑が激しくなりがちという状況にある。嘗て深沢線等を所轄するために藤沢営業所より手広営業所を分離したが、それらの路線は一旦は藤沢営業所に再移管されて、手広営業所は空港バスや一部ミニバス路線のみを所轄するのみになった。その後、手広営業所は2005年に敷地減少により減車を余儀なくされた鎌倉営業所より、鎌倉湖畔線や高野台線等の移管を受けたが、2011年6月に藤沢営業所と手広営業所の機能を集約するために湘南営業所が開設され、現在江ノ電バス藤沢が関係する路線は全て湘南営業所によって運営されている。手広営業所移転後も残っていた「手広車庫」のバス停は、2013年7月に名称が元の「笹田」へ戻された。現在は、江ノ島電鉄が免許を有する路線は、分離子会社である江ノ電バス藤沢に管理委託されている。本項では系統番号を表記しているが、これは便宜上のものであり、実際に運行されるバスに系統番号は表示されない。「神奈川県内乗合バス・ルートあんない No,1」(2008年発行)ではそれまでの神奈川県バス協会発行の「かながわのバスマップ」等で使われた系統番号と異なる番号が付けられた。ここでは前者を基準に表記し、後者については括弧内で示すこととする。建長寺、長谷観音、鎌倉大仏、鶴岡八幡宮、鎌倉宮、江ノ島など鎌倉・江ノ島地域の観光地を巡る。従来は「よりとも号」「よしつね号」「しずか号」の3コースだったが、2012年8月以降は出発地・到着地・経由地により、「よりとも号」「しずか号」「なごみ号」の3コースがある。江ノ電バスの該当記事を参照。交通渋滞が激しくなり、江ノ島始発に短縮され、1975年に廃止。(この当時、深沢線は北口発着だった。)所属車両の社番は、藤沢営業所からの移管路線で使用される車両は頭が1番台、手広営業所からの移管路線のうち、深沢線などで使用される車両等は頭が5番台、鎌倉湖畔循環線など鎌倉営業所から手広営業所へ移管された路線で使用される車両は、他所と違い前乗り仕様となっており、頭が6番台として区別されている。また、貸切観光車は7番台、高速車、定期遊覧車は8番台、小型車は9番台である。2013年3月23日の湘南営業所管内ダイヤ改正に伴い、頭が1番台と5番台の車両については運用上の区分がなくなり、共通運用となった。路線用車両の大半は日産ディーゼル製である。大型車は、嘗ては長尺(N尺)車が導入されていたが、1990年代初頭以降の新製配置車については、標準尺、さらに短尺と徐々に車長が短くなり、2001年には9m級のショートベース車・KL-RP252GANが導入された。その後は中型ロング車・PK-JP360NANの新製配置が多かったが、近年では再び標準尺(L尺)車や短尺(K尺)車が導入されており、ノンステップ車も存在する。三菱製はほとんどが三菱ふそう製・純正ボディ架装の大型車だが、鎌倉営業所若しくは藤沢営業所より転属した車両と、2005年以降に新たに配置された車両とがある。かつては、MBECS形蓄圧式ハイブリッド車として、KC-MP637M(510号)、KC-MP737M(511号)の2台が鎌倉市の補助金によって導入されていた。いすゞ製は少なく、内訳はサンプルカーを引き取った辻堂西海岸線元専属のKL-LV280L(114号)、PKG-LV234L2(113号)、PKG-LV234N2(614 - 616号)、QPG-LV234N3(126,127号)の7台である。辻堂西海岸線専属車は2代目であり、現在では専属運用を解かれ他車と同様に共通運用されている。なお、初代114号は諸事情により、現在は国際興業バスで使用されている。かつてはアイビーテックの送迎用車として委託元予算で購入した富士重車体のKC-LV380N(500号)も存在した。さらに、2014年には江ノ電バスとしては初となる日野製の大型ノンステップ車としてQKG-KV234N3(128号)が導入された。かつては高根線や七里ガ浜線用に中型路線車(いすゞP-LR312Fなど)が所属したが、現在は路線車としては純粋な中型車は所属せず、小型車の日野リエッセ、ポンチョと前述の中型ロング車が所属する。この他に中型車としては養護学校送迎車として日産ディーゼルRMといすゞガーラミオが所属する。一方の観光系は、三菱ふそう製の車両が多かったが、近年は定期観光バスや空港リムジン用途にUDトラックス(旧:日産ディーゼル)製の西日本車体工業96MC架装が相次いで導入されるなど、関東圏では極めて珍しい車両が在籍している。2012年に定期観光バス「なごみ号」新設に際しては、鉄道110周年・バス85周年を記念して日野・リエッセIISDG-XZB51M(社番は085、登録ナンバーは11-85)が1台導入されている。
出典:wikipedia
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