端本 悟(はしもと さとる、1967年3月23日 - )とは、オウム真理教の元幹部。確定死刑囚。東京都出身。ホーリーネームはガフヴァ・ラティーリヤ。教団が省庁制を採用した後は自治省のメンバーとなった。東京都立狛江高等学校卒業後、一浪の後早稲田大学法学部に入学。1988年7月にオウム真理教に入信し、12月31日には大学を3年で退学し、出家した。1989年の教団内での武道大会(空手部門)で優勝したことから、教祖麻原彰晃を警護する警備班に入り坂本堤弁護士一家殺害事件の実行犯の一人に抜擢される。松本サリン事件では端本がサリン噴霧車を運転し現場に赴き、助手席に座った村井秀夫が機械を操作しサリンを発散させた。同じく松本サリン事件に関与し、死刑が確定した土谷正実は高校の先輩にあたる。1995年7月9日、逃走先の埼玉県大宮市(現さいたま市)のウィークリーマンションで中村昇とともに埼玉県警察に逮捕された。第一審・控訴審で死刑判決を受け、上告していたが棄却され、死刑が確定した。オウム真理教事件で死刑が確定するのは4人目。松本サリン事件の実行犯では初めての死刑確定となった。2016年現在、東京拘置所に収監されている。1993年、「オウム海中都市構想」を企てた麻原が命じて建造させられた特殊潜航艇の操縦士役となったが、静岡県・沼津港で進水式と試運転を行った際に進水直後に沈没し、潜航艇内部に取り残され、地元のダイバーに救出された。後の現場写真と端本の証言で明らかとなったが、教団側は、最初はクレーンで水面ギリギリまで吊るした状態を写真撮影するだけの予定だったが、途中クレーン車がバランスを崩して横転し、そのまま海へ落ちた為、潜航艇も巻き添えを喰らい沈没したという惨憺たる結果となった。端本はオウム裁判の法廷にてそのことについて「潜水艦が沈み内部に取り残されていたときは、走馬灯のように今までの人生が思い出された。オウムにめぐり合っていなければ…。」と供述している。端本が乗せられた潜航艇とは「ドラム缶二本を連結し、側面に穴を空け、その部分にコックピットのような形で洗面器を取り付けたもの」という、潜航艇とは思えないような非常に簡素な造りであった。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。