山尾 孝雄（やまお たかお、1941年2月13日 - ）は、大阪府大阪市出身の元プロ野球選手（外野手）。明星高等学校では投手、卒業後は同志社大学に進学する。関西六大学リーグでは、エースとして1960年春季リーグで優勝。同年の全日本大学野球選手権大会では、決勝で山崎正之投手を擁する法大に敗れ準優勝。1961年に肩を故障するが、翌年には復活した。リーグ戦通算55試合登板、24勝10敗、防御率1.19、182奪三振。1963年に阪神タイガース入団。同年の第1回ジュニアオールスターに投手として選出される。一軍で5試合に登板するも結果を残せず、翌1964年から外野手に転向。この年のジュニアオールスターには野手として出場した。1966年にはプロ初本塁打を放つ。強肩俊足を買われ、1970年には故障の藤井栄治に代り一番打者、中堅手の定位置を確保する。翌1971年もレギュラーとして起用され、7試合では四番打者にも抜擢された。しかし打撃面では伸び悩み、翌1972年は望月充の入団もあって出場機会が急減。同年限りで現役引退。大阪食品化学株式会社に就職し、後に社長にも就いた。また、その合間を縫って1980年代に読売テレビ（ytv）のプロ野球中継解説者を務めていた時期がある（原則関西ローカルのみ。全国ネットの中継は村山実・川藤幸三が担当）。また、日本テレビで日曜21:00から放送していた『サンデースポーツ9』では在阪球団主催試合ハイライト担当の解説者として、読売テレビのスタジオから出演したこともあった。

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