株式会社コーエー(登記上の商号株式会社光栄 "Koei Co., Ltd.")は、かつて存在したパソコンゲーム・開発ツールおよび家庭用ゲーム機用のゲームソフト開発会社である。光栄・KOEIのブランド名でも知られる。1978年創業。2010年に同業種のテクモと合併。元々は染料および工業薬品の問屋であったが、1980年に創業者の襟川陽一がゲーム開発に興味を示し業種転換した。2009年4月にテクモと経営統合を行い、コーエーテクモホールディングスを設立、2010年4月にテクモを吸収合併しコーエーテクモゲームスに商号変更した。合併時に開発部門が(新)コーエーに分離されたが、2011年に再統合された。1983年4月に発売された『信長の野望』はその後シリーズ化され、同社の代表作となった。以後『三國志』シリーズなどを加え、「歴史シミュレーション」というジャンルを確立した。売り上げ不振でPCゲーム市場から撤退するメーカーが多いなか、数少ない国産非アダルトPCゲームメーカーとして、25年以上にわたりPC向けに歴史シミュレーションゲームを提供し続けている。1994年9月には日本初となる女性向け恋愛シミュレーションゲーム『アンジェリーク』を発売。そのほか3Dアクション『無双シリーズ』やMMORPGの開発も手がける。なお、日本で初めてアダルトゲームを制作したメーカーでもある。「光り栄える会社に」という願いをこめて名づけられた。なおアルファベット表記は当初「KOEY」だったが、外国人には「コーイー」としか読めないという指摘を受け「KOEI」に改めた。光栄マイコンシステム(KOEY)(設立〜1984年) → 光栄(KOEI)(1984〜98年) → コーエー(koei)(1998年9月CI実施)。CI実施後も、関連団体だった科学技術融合振興財団は2012年現在も2代目のロゴを流用している(FOST)ほか、エルゴソフト(ERGO)も会社解散まで同様のロゴを使用していた。ゲーム開始画面などで現れるコーエーのロゴの特徴を示す。1978年7月、襟川陽一が前年倒産に陥った家業を継ぎ栃木県足利市に染料および工業薬品問屋「光栄」を創業。襟川27歳の時であった。その後、当時の学生ベンチャーで流行していたレコードレンタルなど異業種に進出。当時のアルバイト店員に後のスクウェア社長・鈴木尚がいる。1980年10月、誕生日に妻からシャープ製パソコン・MZ-80Kをプレゼントされたことがきっかけで、襟川はパソコンに没頭。社内に「光栄マイコンシステム」というソフト開発部門を設けて、同年12月よりパソコン販売および業務用特注ソフトの開発を開始。経営は専務である妻と二人三脚で行った。1981年10月、第1作『シミュレーションウォーゲーム 川中島の合戦』を発売(メディアはカセットテープ)し、染料だけの年商よりも3倍の年商を上げる。同時発売の『投資ゲーム』のほか、『地底探検』『コンバット』『ノルマンディー上陸作戦』の各作品が発売され、これら5作品はそのパッケージのデザインから「光栄の赤箱シリーズ」と呼ばれ人気を博した。またこの頃はビジネスソフトやアダルトゲームも手がけていた。1983年3月30日、『信長の野望』を発売。大ヒット作となったことを機にソフト開発に専念することとし、1984年10月に本社を横浜市港北区日吉本町に移転した。1985年7月には『蒼き狼と白き牝鹿』が、同年12月には『三國志』が発売され、これら3作品を中心に「歴史シミュレーション」というジャンルを定着させた。1988年4月より出版事業を開始、自社製ゲームのガイドブックを始め、小説やコミック、歴史や競馬などに関する雑学書籍などを発行している(2010年4月の再編で現在はコーエーテクモゲームスの出版部門となっている)。なお、2007年12月にライトノベル系文庫レーベル・GAMECITY文庫を創刊した。女性向けの作品が多い。1994年9月、業界初の女性による女性ユーザーのための恋愛シミュレーションゲーム『アンジェリーク』を発売。以後他社でも同様の作品を制作するようになり、「女性向け恋愛シミュレーション」はジャンルとして確立した。このようにシミュレーションゲームを中心に制作してきたが、1997年2月に対戦型格闘ゲーム『三國無双』を発売し新たなユーザー層を取り込んだ。逆に、2000年以降は日本の戦国時代・中国の三国時代以外を取り上げた歴史シミュレーション作品の発表が皆無となっている(2005年に『大航海時代Online』が発売されているが、同作はMMORPGである)。さらに、従来は1-2年おきに新作がリリースされてきた『信長の野望』『三國志』シリーズも、近年は発売間隔が長くなっている。2008年9月4日に同業中堅のテクモと経営統合の協議を開始したと公表。同年11月18日に統合契約書を締結し、2009年4月1日付で共同持株会社・コーエーテクモホールディングスを設立。2010年4月1日にコーエーがテクモを吸収合併し、開発統括会社コーエーテクモゲームスが発足。開発部門は(新)コーエー、(新)テクモに分離されたが、2011年4月に再統合された。(年表) 「PlayStation Awards 2005」にて「真・三國無双」シリーズ2作品が同時受賞ほぼシミュレーションゲームの専業メーカーだった頃は、いわゆるヘビーユーザーがメインの購入者層と言えた。その後、女性向け恋愛シミュレーションゲーム・ネオロマンスシリーズや、アクションゲーム『真・三國無双』シリーズなどにより新しいユーザー層を獲得した。さらに近年はガンダムシリーズや『北斗の拳』、『ONE PIECE』などの人気アニメを題材にした「無双シリーズ」を相次いで発売し、ライトユーザー層が大幅に増加している。コーエーが運営するゲーム情報サイト。オンラインユーザー登録、コーエーファンクラブ入会、オンラインショッピング、オンラインゲームのアカウント作成などにはGAMECITY市民登録(無料)が必要となる。なお、旧コーエークレジット(旧幸福銀行グループ、現新生フィナンシャル)との間に資本・人的関係はなかった。もとはリコエイションゲームとして発売されたが、後に独立シリーズ化。
出典:wikipedia
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