『皆殺しの天使』(みなごろしのてんし、)は、1962年製作・公開、ルイス・ブニュエル監督のメキシコ映画である。ブニュエルのオリジナル作品。著しく合理性を欠くストーリーは、『アンダルシアの犬』や『黄金時代』などと重ね合わせて「シュールレアリズム作品」と語られることもある。また、登場人物たちが「何かを成したくてもなぜか出来ない」というプロットは後年の『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』にも通じている。日本では、VHSベースでのビデオグラムがキネマ旬報の通信販売のみで廃盤になったため、長く一般で視聴することが困難な作品であったが、2006年に紀伊國屋書店から発売されたDVDボックスセットに封入され、現在では容易に視聴することが出来る。なお、ザルツブルク音楽祭の委託で、トマス・アデス作曲《"The Exterminating Angel" 》としてオペラ化(2016年7月28日に初演)され、その後は共同制作の英国ロイヤル・オペラ・ハウス(2017年4月24日より)、NYメトロポリタン・オペラ、王立劇場 (コペンハーゲン)でも上演される。あるブルジョワジーの邸宅で、夜会が始まった。楽しげに振舞う列席者たち。ところが、邸宅の従業員が次々に辞職していき、執事ただ一人になってしまう。何とか晩餐を用意する主賓夫婦。食事の後、音楽室に移った列席者たちはピアノや歓談を楽しみ、帰る様子もなくそのうちジャケットを脱ぎ、すっかり腰を落ち着けてしまう。次の朝になってみると、なぜか誰も部屋から出られなくなってしまう。
出典:wikipedia
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