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ムギワラギク

ムギワラギク(麦藁菊、、学名: )は、キク科ムギワラギク属(ヘリクリサム)に属するオーストラリア原産の植物である。現地では常緑小低木であるが、寒さと高温多湿にやや弱く、日本では半耐寒性一年草として扱われている。別名テイオウカイザイク(帝王貝細工)、ただしカイザイク は別属である。「ヘリクリサム」とはラテン語で「太陽の黄金」の意味で、花に独特の金属光沢があることによる。草丈は1m位になるが、50cmくらいの矮性種もある。茎は堅く、葉は細長く、つぶすとスパイスのような香りがある。花は、秋まきでは5月から6月に、春播きでは7月から8月にかけて咲き、単生で、花径は3~5cmある。他のキク科植物と同じ頭状花序であるが、花びらのように見える部分は、舌状花ではなく、総苞片といい、さかなの鱗のようである。種まきは、東京より暖かい地方では、秋の彼岸頃にまき、霜よけをして越冬させ、春に咲かせる。それより寒い地方では、ソメイヨシノが散ってから種まきする。タネは比較的細かいがよく発芽する。育苗箱や苗床にまき、タネが見え隠れする程度に覆土する。日当たりがよく、特に排水の良い土を好む。ドライフラワー用の花として最も有名である。切り花特に仏花としても用いられる。

出典:wikipedia

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