『地球防衛軍3』(ちきゅうぼうえいぐんスリー)は、ディースリー・パブリッシャーより2006年12月14日に発売されたXbox 360専用ゲームソフト。サンドロット制作の3Dアクションゲーム(TPS:サードパーソン・シューティング)である。海外でも『EARTH DEFENCE FORCES 2017』(アース・ディフェンス・フォース2017)のタイトルで、北米では2007年3月20日、ヨーロッパでは同年3月30日に発売された。さらに同年11月1日にはプラチナコレクションとして発売された。ナンバリングこそ、PlayStation 2で『SIMPLEシリーズ』として発売された『THE 地球防衛軍』『THE 地球防衛軍2』から続いているものの、ストーリーや世界観の引継ぎはなく、実質的に1作目のリメイク作品である。PS2版は『SIMPLEシリーズ』の一作品であったため定価2,100円の廉価ソフトだったが、前二作の好評を受け本作からは、『SIMPLEシリーズ』から独立した単独のゲームシリーズとなり、定価7,140円のフルプライスソフトとなった。それに伴い『SIMPLEシリーズ』のタイトルの特徴である冠詞の“THE”はタイトルに付かなくなった。発表当初は『地球防衛軍X』というタイトルだった。2009年9月8日にゲームオンデマンドでも配信。2010年8月にXbox360ダッシュボード上で年間ダウンロードランキングが公開され、『THE IDOLM@STER』と『THE IDOLM@STER LIVE FOR YOU!』を凌ぎ年間第1位に輝いている。2012年9月27日には、本作の移植リメイク作品である『地球防衛軍3 PORTABLE』が発売された。プラットフォームはPlayStation Vita。定価は通常版が5,800円(税抜)、通常版ソフト2本と特典プロダクトコードが同梱される初回生産分のみの特別版である『ダブル入隊パック』が6,980円(税抜)、ダウンロード版が5,000円(税抜)。アドホック通信のほか、オンラインを通じて最大4人での協力プレイが可能になった。また、一定の条件を満たす事で『THE 地球防衛軍2』に登場した兵科「ペイルウイング」がゲスト参戦という扱いで使用可能となる。また、2012年9月25日には『地球防衛軍3 PORTABLE』の実写予告として、短編特撮作品『地球防衛軍3 PORTABLE THE COMMERCIAL』が公開された。2013年にその存在が確認された地球外生命体「フォーリナー」は、2017年、大船団を率いて地球へと飛来、侵略戦争を開始した。2015年に設立された「地球防衛軍(EDF)」の特殊遊撃隊「ストーム」傘下の一小隊「ストーム1」の隊長「ストームリーダー」は、他の隊員達と共に、フォーリナーの地球侵略に命がけで立ち向かう。本作のプレイヤーは地球防衛軍の一員として、仲間であるNPC(ノンプレイキャラクター)隊員と共に侵略者が送り込む巨大生物やガンシップといった相手に戦いを挑む。2人同時プレイは「対戦モード」と、キャンペーンを左右分割画面で攻略する「協力プレイ」の2種類が存在する。基本ルール・システム自体は『2』までとほとんど変わらないが、今作は機種を移行したために前作まで行っていた過去作品からのデータ流用が不可能となっており、フルプライス化の一因になったと思われる。映画的な画面効果が加えられることもあるが、プレイの妨げにならないように、プレイヤーによる設定でそれらを無効にすることも可能である。コントローラによる操作方法は2種類存在し、簡便な初心者向けの「ノーマル」と、左右のスティックを駆使する上級者向けの「テクニカル」とを任意で選択出来る。なお、これらはゲーム中いつでも変更可能である。また、今作からは両操作ともボタン配置の変更が可能になった。本作でのプレイキャラクターは一作目『THE 地球防衛軍』のリメイクということで、陸戦兵(レンジャー)のみだが、『THE 地球防衛軍2』のペイルウイングの武装に相当するプラズマ兵器、レーザー兵器の試作品は登場している。本作の大戦後、フォーリナーが残した科学技術を応用してプラズマジェネレーターが完成、それを使う降下翼兵「ウイングダイバー」が続編の『地球防衛軍4』で出陣する設定なので、本作の世界にはまだ空を飛べる兵科は本来存在しない。だが、『地球防衛軍3 PORTABLE』では、一定条件を満たすと、『THE 地球防衛軍2』からのゲスト参戦という扱いで「ペイルウイング」が使用可能となる。地球防衛軍。通称「EDF」(Earth Defense Force)。フォーリナーの来訪に対抗するために2015年に設立された、国家の枠組みを超えた超法規的な連合地球軍。軍事組織としては世界最大級の規模を誇り、所属している兵員は陸戦部隊のみで30万人を超えている。総司令部は北米に存在し、世界各地の数十か所に司令部を設けている。無線では欧州司令部、南米司令部が確認可能な他、中東・極東・シベリアにも司令部がある事が伺える。プレイヤーが所属する陸戦部隊の他にも空軍などが存在しているが、劇中でその姿を見せる事は無い。ストーリーはフォーリナーとの初接触から始まるため、本作のEDFは旧作とは異なり序盤での壊滅を免れている。そのためコメントしか言わない本部と非常に事務的なオペレーターは前作と同じだが、前作までは声だけの登場だった他の隊員達もNPC(ノンプレイヤーキャラクター)として画面に登場することとなった。UFOの大船団を率いて地球にやって来た地球外生命体。だが、当のフォーリナー自身は姿も見せなければ台詞の一つも無く、侵略目的もはっきりしていない。巨大生物以外の敵は、旧シリーズに比べてSF然としたデザインに変更されている。フォーリナーとの戦闘のために開発された多種多様な武器。武器は2種類まで装備可能で、同名の武器を2つ装備することも可能。武器の切り替えはダウン・乗車・緊急回避時を除き、いつでも瞬時に可能である。また、本作では緊急回避中でも武器の切り替えが可能となった。ロケットランチャーやミサイル、グレネード等の重火器の爆風は接触するとこちらもダメージを受けてしまうため、近距離での使用時は誤爆に注意する必要がある。武器ごとにそれぞれの性能を重視したシリーズに分かれているが、一部にはシリーズの存在しない単独モデルも登場する。登場する武器は主に実弾兵器だが、一部エネルギー兵器も登場する。これらは一部を除き、規定の装弾数を撃ち尽くすと自動でリロード(再装填)状態となる。リロード中はその武器を使用することができず無防備な状態となるが、リロードが完了すれば装弾数が全回復するため、実質無制限に使用可能。両方の武器がリロード中の場合、リロードは現在装備している武器のみが行われ、もう片方の武器はリロードが停止した状態になる。また、乗車中・ダウン中は装備中の武器もリロードが停止してしまうので注意が必要である。『地球防衛軍3 PORTABLE』の実写予告として2012年9月25日に公開された短編特撮作品。監督は河崎実が務めた。操演によって撮影された巨大甲殻虫やクモ型巨大生物が登場している。また、ファンの間での陸戦兵やペイルウイングの綽名であった「陸男」「ペリ子」や、劇中の無線の空耳である「昆虫キモォォォス!(こっちへ来ます!)」などが公式に使用されている。
出典:wikipedia
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