滋賀県立安曇川高等学校（しがけんりつ あどがわこうとうがっこう）は、滋賀県高島市安曇川町西万木にある県立高等学校。以下の四つが挙げられている。「豊かな学力」の実践例は、「パワーアップテスト」「早期授業」「合宿補習」を参照。「豊かな人間性」「創造的実践力」の実践例は、「踏破遠足（廃止済み）」を参照。原則として、数学の科目が対象。しかし現安曇川高校では毎日、曜日ごとに決まった（主に数、英、国＜月曜は漢字、火曜は英単語等＞のパワーアップテストが行われている学年もある。授業中に行われる小テストの点数が原則として8割に満たない場合、後日、放課後に呼び出され別教室にて再試験が行われる。再試験で点数が8割に満たない場合は、その日の夜まで何度も繰り返される。なお、合宿補習でも「パワーアップテスト」が実施されるが、内容も大幅に異なる。通例、定期テスト期間を除き、朝の7時50分から8時40分までの50分間実施される。通常、この「早朝授業」では出欠が取られる。3泊程度、安曇川高校近くにある「丸三旅館」等外部の宿泊施設にて実施される。基礎学力の向上が目的であり、特別の理由が無い限りは、夏季休業期間中に該当者全員が参加しなければならない。朝から夕にかけて補習授業等が行われる。合宿補習の夕食後に、夕食前までのテスト結果が発表される。その結果が8割に満たない場合は、通称「サバイバルテスト」なるイベントが発生する。「パワーアップテスト」と同様に8割を満たすまで再試験が行われるが、それは深夜まで行われる。つまり、再試験を合格しない限り、眠りにつくことができない。2001年まで、1年次の梅雨時に開催されていた。普通科・総合学科共に対象であった。遠足の総距離は49kmに及ぶ。遠足参加の際には、通称踏破遠足オフィシャル・Tシャツ・運動靴の着用、懐中電灯の携帯が義務付けられていた。午後8時過ぎに高校に集合し、JR野洲駅まで送迎バスにて移動した。午前0時から遠足開始。クラス毎に集団が列を作っていた。以下では、基本的なルートを列挙する。安曇川町付近に先頭走者がさしかかると教職員の出迎えに接し、運動場に入ると在校生である2年・3年生の熱烈な激励を受けていた。全員到着の時刻は午後4時頃であった。なお、先頭走者になった者は、当日に報道各社からのインタビューを受け、学校内での名声を勝ち取っていた。教職員に課される過度の負担や保護者からの疑問の声が噴出したこと等が、「踏破遠足」廃止に至った遠因ではないかと考えられている。なお、2002年から、比叡山登山が昼間に実施されている。

出典:wikipedia