天神橋(てんじんばし)は、阿武隈川にかかる橋で、福島市道矢剣町・鳥谷下町線を通す。西岸は福島県福島市杉妻町・御倉町、東岸は渡利字天神である。共に天神橋架橋以前に存在した天神渡も併記。全長206メートルの5径間鋼ゲルバート箱桁橋で福島市杉妻町および御倉町と福島市渡利とを繋ぐ。1964年(昭和39年)9月竣工。橋名の由来は天神橋架橋以前に両岸を渡し船で結んでいた『天神の渡し』によるもの。天神橋上を通る福島市道は「天神橋通り」の愛称で親しまれている。付近に福島県庁や阿武隈川と荒川の合流点があり、東側では福島県道309号岡部渡利線に接続する。この橋の辺りから大仏橋、松齢橋にかけて福島県庁側の阿武隈川河畔が隈畔(わいはん)と呼ばれ、近年整備された。天神橋架橋計画及び道路拡張計画は1906年の福島町時代に遡る。「松葉館南より荒町を貫き矢剣に至り更に北に折れて太田に出づる350間」が発端となる。1953年夏期に地元の荒町、柳町および対岸の渡利天神住民の強い要望により荒町小倉寺線(現:矢剣町鳥谷下町線)の更なる拡張と天神橋架橋の計画実施に至った。県庁所在地福島の一等地荒町を横断する路線の為、土地買収や施設移転の問題で難航した。古来から天神橋が架かるまでの間、阿武隈川を渡る手段であった。現在でも東詰の渡利地域側で『天神渡』を使用した国道4号福島南バイパス沿いの停留所名やその他施設名として存在する。西岸の福島城下側には水運の拠点福島河岸や奥州街道、米沢街道(板谷街道)があり、東岸の渡利村側には相馬中村城に通づる中村街道と川俣街道が整備されていた。そのため天神の渡しは重要な拠点であったことがうかがい知れる。
出典:wikipedia
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