中国高速鉄道CRH3型電車(ちゅうごくこうそくてつどうCRH3がたでんしゃ)は、中華人民共和国鉄道部(中国国鉄)が第6次在来線スピードアップのために、ドイツのシーメンス社の技術供与によって中国の車両メーカーが製造する高速鉄道車両である。なお、外国からの技術移転を基にライセンス生産されている全てのCRH車両は「和諧号」(和諧=調和の意)と呼ばれている。中華人民共和国鉄道部は、カナダ、日本、フランスの各高速鉄道の技術を導入するため、競争させるかのように製造契約をしているが、本型式はICE第3世代車両 (ICE 3) をベースに開発するもので、最高速度 300 km/h 台の高速鉄道用と最高速度 200 km/h 台の在来線高速化用の計100編成のうち60編成について、ICE3 ベースの車両を現地企業との合弁で納入することが2005年に決定された。3編成はドイツ純正、残りは中国への技術移転による生産(北車唐山による製造)となる。北京・天津高速鉄道の開通に合わせて新幹線E2系1000番台ベースのCRH2C型とともに2008年8月1日より世界最速の 350 km/h 営業運転を開始した。次いで、中国南部の広州と武漢約900キロを結ぶ高速新線、武広旅客専用線(2009年12月26日開通)にも投入された。しかし、ベースとなったICE3が、連続した高速運転を想定した仕様ではなかったため、武広旅客専用線では運行開始からしばらくの間、故障が相次いだ。CRH3をベースにした、最高営業速度 380 km/h を目指す高速鉄道車両である。うち8両編成のものは CRH380B、ビジネスカー(商務車)を含む16両編成のものは CRH380BL と区分される。生産は北車唐山および北車長春が担当し、2011年に営業運転を開始された。2011年1月9日、江蘇省 - 安徽省の区間で、CRH380BLが時速 487.3 km を記録し、通常営業用車両での世界最高速度の記録を更新した。中国浙江省温州市での高速鉄道事故を受けて、北京―上海線の開業以来故障が相次ぐ「CRH380B」型車両を2011年8月にすべて製造元の中国北車が回収。16日からは、残るメーカーの中国南車が川崎重工業の技術を基に開発した「CRH380A」型車両のみの運行となり、運行本数を従来の88往復から66往復に削減した。理由として悪天候においてあまりにも「敏感すぎた("too sensitive"」としている。なおその後2011年12月までにすべての編成が復帰している.
出典:wikipedia
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