『盤嶽の一生』(ばんがくのいっしょう)は、第二次世界大戦前の大衆文学作家・白井喬二の代表的小説である。真っ正直で常に真実を追い求めては裏切られる侍、阿地川 盤嶽(あぢがわ ばんがく)を主人公にした複数の短篇物語で、1933年(昭和8年)に日活時代の山中貞雄監督により大河内伝次郎主演で映画化された。フィルムプリントは現存していない。本作のシナリオを元に映画やテレビドラマとしてリメイクされている。「盤獄」は誤り。映画のリメイク版は岸松雄と新藤兼人が共同で脚色し、松林宗恵監督により『がんばれ! 盤嶽』のタイトルで1960年(昭和35年)に公開された。宝塚映画製作、東宝配給、小林桂樹主演。テレビシリーズは2度製作されている。1度目は1963年(昭和38年)2月6日 - 同年2月27日にNHKで毎週水曜日の20:00 - 20:30に放映された。嵐寛寿郎主演、全4回。2度目は2002年(平成14年)3月5日 - 同年6月18日にフジテレビ系列で毎週火曜日の19:59 - 20:54に放映された。役所広司主演。第9話と第10話は地上波未放送であったが、2005年(平成17年)に時代劇専門チャンネルにて放映された。第1話と第2話は市川崑が監督を務めている。1933年6月15日公開。監督・脚色は山中貞雄、製作は日活、白黒、サイレント。丸根賛太郎脚本。「浪曲ドラマ」という形をとっている。局のHPなどで何度も告知がされながらも実際にOAされるまで数年の月日を要したという曰くつきだが、内容はかつてよく見られた旅ものの時代劇である。ただし、この系統の作品でよく見られるお供の者が存在せず、レギュラーは盤嶽一人だけである。パターンとしては自らの刀を異常に愛してる以外は普通の素浪人である盤嶽が毎回、色んな人の嘘に巻き込まれながら悪人を退治していくのが定番である。収録されてから放送されるまでに時間があったためか、放映時点で既に亡くなっていた人物や芸能界を引退していた人物が幾人か出演している。2016年2月2日に、全10話を収録したDVD-BOXが発売された(発売元は時代劇専門チャンネル(日本映画放送)、販売元はポニーキャニオン)。
出典:wikipedia
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