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コロッサス級航空母艦

コロッサス級航空母艦 (Colossus class aircraft carrier) は、イギリス海軍が第二次世界大戦中に計画した軽空母である。戦時急造空母として設計されたが戦後も多くの国の海軍で使用され続けた。コロッサス級は全部で16隻の建艦が予定されていた。しかし後期の6隻は一時建艦が中断され、より大型の艦載機を運用できるように改設計されたためマジェスティック級航空母艦と新たに名付けられた。そのためコロッサス級として完成したのは10隻である。10隻のうちパーシュースとパイオニアは改設計の後、航空機整備艦として就役した。1941年12月、戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」と巡洋戦艦「レパルス」が日本海軍の陸上攻撃機(一式陸上攻撃機、九六式陸上攻撃機)によって撃沈されたことは、航空機支援を受けていない主要艦の航空攻撃に対する脆弱性を明らかにし、海軍航空戦力の早急なる拡大の必要性を浮彫にした。大戦開始当初、イギリス海軍は護衛空母と正規空母の2種類を運用していた。しかし、護衛空母は輸送艦隊の護衛を第一に設計されており、攻撃的役割は皆無に等しかった。その速力の遅さとサイズの小ささは、高性能艦上戦闘機の運用母体となることを不可能としていた。一方、高価な正規空母は装備するには数が足らず、さらに建艦にも時間がかかる。商船からの改造もしばらく考慮されたが、輸送船の必要性からそれは拒否された。この空母の不足を埋めるための窮余の策として登場した戦時急造空母がコロッサス級である。コロッサス級航空母艦はイラストリアス級航空母艦の設計を基礎としながらも、2年で完成できるようにという目標のため、排水量をほぼ半分近くまで縮小したうえ建艦が容易なように軍艦の標準的な方法ではなく商船の設計法で作られている。にもかかわらずその一方で、通常空母並みの航空戦力を維持するために飛行甲板長と搭載機数はほとんど減っていない。その無理のしわ寄せは防御力に現れている。当時のイギリス艦隊空母イラストリアス級は装甲甲板を有することを特徴とし、沖縄戦での日本軍の特攻機の命中からも数時間で飛行甲板を使用可能としたことで有名だが、コロッサス級にはその装甲甲板が装備されていない。また、最大速度も通常空母が30ノットを超えていたのに対し25ノットと比較的低速に留まっている。本級の船体はそれまでとは異なり、LB比(水線長/幅)が比較的大きい7.9と、英空母としては細長い船体を採用している。水線長192.0mに対して飛行甲板長210.3mも、英空母としては比較的「おとなしい」数字であり、ロイド商船規格に沿った結果、従来とは異なった船体設計に仕上がったことが見て取れる。飛行甲板高は12.5mで、イラストリアス級(11.6m)より1m近く高いが飛龍(12.8m)や大鳳(12.5m)とほぼ同水準であり、空母としては比較的背の低い部類に属す。排水量はと、個々にかなりの相違がある。本級では両用砲の搭載は行われていない。兵装は2ポンド機銃以下全て近接防空火器で、2ポンド4連装機銃2基をアイランド前後に、4基を飛行甲板前後左右1基ずつ計6基24丁と、甲板両舷各所に20基前後(コロッサスで19基)の40mm単装機銃を配置した。航空機修理艦として完成したパーシュース・パイオニアの両艦は兵装を甲板上に配置しており、スポンソンはほとんどない。2ポンド4連装機銃3基12丁、20mm単装機銃10基10丁と門数も姉妹艦より少ない。戦時急造型である本級では直接防御は放棄され、機関・弾火薬庫に10mmの隔壁が張られたのみである。機関は第1艦コロッサスはフィジー級軽巡洋艦の主機の半数を搭載し、その他の艦は同仕様で新造されたものを搭載した。構成はアドミラルティ式3胴型水管缶4基とパーソンズ式ギヤード・タービン2基で2軸推進4万馬力(400lb/平方インチ)である。配置は生残性向上のため前後機械室の中間に補機・ガソリン庫等を設けてスペースを空けた。これによって速力25ノットを発揮したが、満載時は最大23ノットが限界だった。燃料は3196トンの重油と284トンの軽油を搭載し、1万2000浬/14ノット乃至6200浬/23ノットの航続性能を確保した。本級の格納庫は1段で、搭載機収容力は決して高いとは言えないが、格納庫高さは米空母と同等の5.3mを確保しており、大戦後半に登場した新鋭艦載機の運用を問題なく行えた。本級が戦後、イラストリアス級などより息長く使われたのは余裕ある格納庫が新型機の搭載・運用を受け入れることができたのが非常に大きい。カタパルトは1基のみ搭載し、BH3型油圧カタパルトで9.1トンの機体を66ノットで射出する能力を有した。なお後にパーシュースが1950~51年の間、蒸気カタパルトの試験艦となったことは特記されて良い。乗員は艦の運用が854名、航空関連要員222名の計1076名である。当初の目的である第二次世界大戦に間に合った艦は半数ほどしかないが、戦後は貸与・売却などによりイギリス海軍を除いても延べ6カ国で使用された。現在は全て退役しているが、最終的な退役は21世紀になってからという、戦時急造艦としては予想外に長い命脈を保った艦級でもある。

出典:wikipedia

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