ハゲイトウ（葉鶏頭、雁来紅、学名: ）はヒユ科ヒユ属の一年草。アマランサスの1種である。主に食用品種をヒユ（莧）とも呼ぶが、アマランサスの食用品種の総称的に呼ぶこともある。種小名の は「三色の」の意。英名は『旧約聖書』に登場するヨセフにヤコブが与えた多色の上着のことで、鮮やかな葉色をこの上着にたとえている。根はゴボウ状の直根。茎は堅く直立し、草丈 80cm から 1.5m ぐらいになる。葉は披針形で、初めは緑色だが、夏の終わり頃から色づきはじめ、上部から見ると中心より赤・黄色・緑になり、寒さが加わってくるといっそう色鮮やかになる。全体が紅色になる品種や、プランターなどで栽培できる矮性種もある。熱帯アジア原産。日本には明治後期に渡来した。観葉植物として利用される。花壇の背景、農家の庭先を飾る植物として、広く栽培されている春まきの草花。タネは細かいが、発芽は比較的よく、こぼれ種でも生えるくらいである。排水と日当たりの良いところに4月下旬頃に直まきし、種子が見え隠れする程度に覆土する。

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