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はつしま型掃海艇

はつしま型掃海艇(はつしまがたそうかいてい、)は海上自衛隊の中型掃海艇(, MSC)の艦級。海自で初めて自走式の機雷処分具を搭載した掃海艇であり、4次防末期から61中期防にかけて、合計で23隻が建造された。海上自衛隊では、第3次防衛力整備計画で整備したたかみ型掃海艇(42MSC)において、イギリスのASDIC 193型およびその技術を導入したZQS-2 機雷探知機を搭載して、機雷掃討能力を導入した。しかし同型をはじめとする機雷掃討技術導入直後の掃海艇においては、いずれも機雷処分は水中処分員に依存しており、危険が大きかった。このことから、遠隔操縦による自走式・前駆式の機雷処分具によって、機雷掃討の危険性を低減することが求められるようになった。これに応じて、第4次防衛力整備計画における中型掃海艇は、掃討能力のさらなる向上を図ることとなり、これによって建造されたのが本型である。本型は、昭和50年度計画から同62年度計画までの13年間にわたって23隻という多数が建造されているが、順次に改正を受けており、17隻の原型(50MSC)、4隻の改1型(60MSC)、2隻の改2型(62MSC)がある。設計は、基本的には42MSCのものに基づいて、機雷処分具の搭載・運用や、上部構造物拡大(煙突の設置など)に伴う風圧側面積の増大・重心上昇に対応して拡張したものとなっており、基準排水量にして60トンの大型化となっている。また62MSCではさらに50トン大型化しており、科員居住区のベッドを2段式に変更するなど居住性改善が図られている。使用樹種は下記のとおりで、42MSCと同一である。また環境保全の観点から、従来の舷側排気にかえて煙突が設けられているが、この煙突と燃料タンクはガラス繊維強化プラスチック(GFRP)製とされている。主機関は、当初は42MSCと同じ三菱製2サイクル12気筒の12ZC15/20型であったが、60MSC以降では4サイクル6気筒の6NMU-TA-Iに変更された。これは、同社のSU系列ディーゼル(S6U)を非磁性化して技術研究本部が1980年から1983年にかけて開発したもので、重量・全長は12ZC15/20より大きいが、部品数の大幅減少に伴い、信頼性・耐久性・整備性の向上および燃費低減が図られており、のちの自衛隊ペルシャ湾派遣において真価を発揮した。掃海発電機は、当初は42MSCと同じ10ZC15/20-II型2基であったが、60MSC以降では主機と同様に6NMU-TK-II型1基に変更されている。また主発電機は、当初は80kW×3基であったが、62MSC以降では200kW×2基とされている。海上自衛隊呉史料館には下記のはつしま型掃海艇の掃討・掃海装備が展示されている。機雷探知機としては、42MSCと同じくZQS-2 機雷探知機が搭載された。これはイギリス・プレッシー社のASDIC 193型を参考に技術研究本部が開発したもので、機雷探知用として100キロヘルツ、機雷類別用として300キロヘルツを使用することで、目標を探知すると共に確実に機雷と類別できるようになっていた。対水上捜索レーダーとしては、40MSC(かさど型22番艇)以降および42MSCと同じく、Xバンドを使用して分解能に優れたOPS-9Bとされている。上記の通り、本型では新開発の75式機雷処分具S-4が搭載される。これは沈底機雷の掃討を行う有線式の遠隔操作無人探査機(ROV)であり、技術研究本部によって、1968年から1972年にかけて開発された。円盤型の機体の後方には2基の可変方向式スラスターを有しており、また機雷処分用として、下面の弾倉に処分爆雷2型を収容でき、これを海底の機雷に向けて投下して破壊する。なお機雷処分用として、当初はエリコン20mm単装機銃を搭載していたが、53MSC以降ではJM61-M 20mm多銃身機銃に変更された。また掃海具の揚降用としては艇尾右舷に掃海用クレーンを有するが、60MSC以降では新しい中折式のものが用いられている。1990年代半ばから掃海艇からの除籍が始まり、このうちの6隻がにいじま型掃海管制艇に転用されている。

出典:wikipedia

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