LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

AH-1 コブラ

AH-1 コブラ(AH-1 Cobra)は、ベル・ヘリコプター・テキストロン(ベル・エアクラフト)社が開発した、世界初の攻撃ヘリコプターである。1967年にUH-1をベースにベル・ヘリコプター・テキストロン社(当時)が開発した世界初の本格的な攻撃ヘリコプターで、その後登場する各国の攻撃ヘリに大きな影響を与えた。当初はAH-56の開発の遅れからその完成までのつなぎとして採用されたが、AH-56がキャンセルされたために、主力攻撃ヘリとして運用され続ける事になった。初飛行は1965年(昭和40年)9月7日。1967年(昭和42年)から現在までに、1,000機以上が製造された。前席に射撃手、後席に操縦士の二名が縦一列に搭乗する、タンデム式コックピットを採用し、機首下に機関砲を搭載する。これは後に各国で開発されることになる戦闘・攻撃ヘリコプターでも、広く採用されることになる。20mm機関砲やTOW対戦車ミサイルなどを主武装とし、ベトナム戦争や湾岸戦争などの多くの戦闘に投入された。アメリカ陸軍では後継機種であるAH-64 アパッチの採用により全機が退役しているが、改良型であるAH-1Zがアメリカ海兵隊で運用されている他、日本の陸上自衛隊を初めとする諸外国でも現役で使用されている。日本におけるAH-1S の平均調達価格は約25億円で米国の約3倍、特に末期に調達数が減り、単価は48億円、6倍にまで高騰した。アメリカ陸軍は、1960年代初頭より本格的な攻撃ヘリコプターの開発を検討していた。しかし、アメリカ空軍が攻撃ヘリの構想に強く反対したため、UH-1のような汎用ヘリコプターに兵装を施すガンシップに近いものを計画した。しかし、ベトナム戦争においてヘリに機銃やロケット弾を装備させたガンシップを運用したところ、重量増加による巡航速度が著しく低下するなどの問題が発生した。また、生存性の低下も課題となった。エンジンの換装や装甲板の貼り付け、防弾ガラスの重ね合わせなどの応急処置がとられたが、元が輸送用ヘリコプターであるため決して良策とは言えなかった。ベトナムの情勢が悪化する中で、ベル社は自社資金により独自に攻撃ヘリの研究を進め、1962年に「D225イロコイ・ウォリア」と呼ばれるモックアップ(実寸大模型)を完成させた。D225はUH-1をベースにした攻撃ヘリで、タンデム(縦型)式コックピット、機首下面のターレット、胴体中央部に取り付けたスタブウィングなど、後に出現する攻撃ヘリの特徴を既に備えていた。このD225は実際に製作される事はなかったが、アメリカ陸軍関係者の注目を集めるには十分であった。ベル社は続いて、OH-13を改造した「モデル207」と呼ばれる実験機を製作した。この機体もやはりタンデム式コックピットを有し、M60機関銃を二挺備えたチン・ターレットを備え、胴体にはロケット弾ポッドを装備していた。モデル207は1963年1月から約300時間の飛行テストを行い、タンデム式コックピットや兵装システムが攻撃ヘリとして最も適しているものだと確認された。1964年、アメリカ陸軍は新型空中火力支援システム(AAFSS)計画を立案し、要求仕様を国内のメーカー各社に提示した。この時ベル社は、UH-1をベースに「モデル209」を自社資金で開発した。モデル209はUH-1Cにモデル207の実験で得られた成果を生かした攻撃ヘリコプターで、1965年3月にJ・P・ダプスタッド技師を中心に開発を開始したものだった。この機体は、ガンシップの戦訓から「低振動で良好な視界を確保する」という条件を重視して開発されたが、エンジンやトランスミッション系、尾部コーンローターシステムなどはUH-1となんら変わらないものだった。しかし、胴体の座席はタンデム式に並べた複座となっていて、正面から見ると極端に縦に細い胴体が新規に設計されている。また、胴体中央部に4基のパイロンを有するスタブウィングが取り付けられ、これ自体が高速時にある程度の揚力を発生させることで、モデル209の機動性向上にも寄与していた。しかもスタブウィングの下のパイロンには、ロケット弾ポッドとミサイルを設置することができる。また、機首には可動式ガトリング砲を標準装備することで多方面への攻撃性を増している。この機体の開発は短期間で行われ、1965年9月7日に初号機が初飛行している。国内のほとんどのメーカーが参加したこの計画は、翌1965年にロッキード社のAH-56Aシャイアンが選定機種として採用され、モデル209は不採用に終わった。しかし、順調にテストが行われたとしても、部隊配備が1970年頃になると推定された。そのため、アメリカ陸軍はAH-56をAAFSSに採用した時点で、すでにベトナム戦争に投入させる暫定的な攻撃ヘリの開発を模索した。1965年、アメリカ陸軍は現用ヘリコプターで攻撃ヘリコプターに転換可能な機種を検討するための委員会を設置する。そして委員会は以下の5種を選出する。そして「モデル209」「S-61A」「UH-2」の3機種まで絞られ、1965年末よりエドワーズ空軍基地で2ヵ月間の実機テストが行われた結果、「モデル209」が暫定攻撃ヘリコプターに選出されたのである。モデル209にはAH-1G ヒューイコブラという制式名称が与えられた。1966年4月に試作機(プロトタイプ)2機に続き、量産機100機の発注がなされた。そして1967年の9月には実戦に投入されている。一方、本命であったAAFSS計画は、AH-56の技術面・コスト面の問題を解決する事ができず、構想の大幅な見直しなどが重なったことからキャンセルされてしまった。よってAH-1に主力攻撃ヘリの座を譲る事となり、今日に至る。また、このキャンセルによって暫定攻撃ヘリコプターという呼び名も使用されなくなる。最大の特徴は、幅99cmという非常にスリムな胴体と、搭乗員をタンデムに配置した事である。これによって前面面積はUH-1の約三割にまで減少され、速度の大幅な増大と低視認性がもたらされた。初の量産型であるAH-1Gのエンジンは「T53-L-13」が搭載され、巡航速度は時速278kmに達する。コックピットは、前席が射手兼副操縦席、1段高い後席が操縦席となっている。基本はモデル209と大差ないが、AH-1Gとの相違点は速度向上を図って採用された引き込み式スキッドの装備にある。これは重量増加に対し、それほど効果がないと判断されたため、G型以降の量産機では固定式に変更された。半関節型ローターのために、マイナスGによる機動制限がある。これは、強いマイナスGのかかる機動ではローターヘッドが浮き上がりマストが破壊されるマストバンピングが発生するためである。また、急激な頭下げ動作や、起伏の激しい山の稜線に沿って飛ぶ機動が制限されるという側面もある(設計と採用者側の問題)。機首下面のターレットには、M134 7.62mm ミニガンと毎分400発の射撃が可能なM129グレネードランチャーの搭載が可能である(混載、若しくは2基ずつの搭載も可能)。なお、AH-1Sアップガン型以降の機体ではユニバーサルターレットに換装され、発射速度毎分680-750発(切り替え可能)の20mm M197三砲身ガトリング砲を搭載する様になった(M230 30mmチェーンガンの搭載も可能)。胴体中央部のスタブウイングには4ヶ所のパイロンがあり、ミニガンポッド・ロケット弾ポッド・TOW対戦車ミサイルなどの兵装を、最大で700kgまで装備することが可能である。ベトナム戦争終結後には、AH-1GにTOW対戦車ミサイル運用能力付与がなされた。TOW運用能力を付与された機体はAH-1Qと呼ばれ、機首部に光学望遠鏡方式の照準装置を装備しているのが特徴である。米陸軍では、重量増加によるエンジンの出力不足が問題視されたため、ICAM(発展型コブラ俊敏性及び機動性)計画が立案され、エンジンを熱出力1,800shp(軸出力1,485shp)のT53-L-703に換装、トランスミッション、機体各部の強化が施されたAH-1Sが登場する。なお、AH-1Sはその後も段階的に改修が加えられており、いくつかのバリエーションがある。AH-1Qから改修した機体と初めからAH-1Sとして生産された初期生産型、初期生産型をより能力向上させた型、さらに、これに近代化改修を施した型で、AH-1S改修型(MOD)=AH-1S、AH-1S量産型(PROD)=AH-1P、AH-1Sアップガン型(ECAS)=AH-1E、AH-1S近代改修型(MC)=AH-1Fと分類される。1986年3月から実戦配備されている米海兵隊向けのAH-1W スーパーコブラなどの派生型もある。最新型はAH-1Z ヴァイパーで、米海兵隊は2004年-2013年までに180機をAH-1W スーパーコブラからAH-1Z ヴァイパーにOH時に改造更新することを計画している。なお、陸軍向け仕様のAH-1S系統だけは、太陽光の反射で発見されるのを防ぐためキャノピーが角ばった平面型となっている。※双発型のAH-1J/Wを含む。前述の通り、ベトナム戦争時に多数が導入され、実戦に投入(アメリカ陸軍は戦闘損失173機、運用損失109機の合計282機の損失。海兵隊でも7機と3機の計10機の損失が発生)された。陸軍は1973年にG型に次いでAH-1Qを採用し、同時に290機のG型をQ型に改修・改造させた。1977年にはAH-1Sの採用を決定し、新造機100機の発注に加え、当時保有していた198機のG型をS型に改修させた。これに続き、機関砲やロケット弾などの射撃能力向上を図ったステップ2型(AH-1E)を98機製造、更に1979年に新型火器管制装置を搭載するなど近代化改修を施したステップ3型(AH-1F)を新造機で98機、ステップ1、2型約860機をステップ3型規格に改修した。これによって1988年の時点でステップ3(AH-1F)レベルのAH-1Sを約950機保有するにいたった。海兵隊では1969年に陸軍からAH-1Gを39機移管される形で受領した。同年4月末より順次、ベトナムへ投入されている。しかし、元々が陸軍仕様であったG型は海兵隊にとっては使いにくい面もあり、海兵隊仕様のAH-1の発注を行う。この海兵隊仕様AH-1はAH-1J シーコブラとして採用され、1971年初頭に最初の4機がベトナムに配備されて以降、1975年までに67機が購入された。後継機であるAH-64の採用によって、現在ではアメリカ陸軍のAH-1は全機が退役している。一方でアメリカ海兵隊では改良型のAH-1W スーパーコブラ及びAH-1Z ヴァイパーを現在でも使用しており、イラク戦争にも投入している。アメリカ軍以外でも民間仕様機ベル209を森林警備用として導入している。イスラエル空軍は、1974年に6機のAH-1Gを導入し、その後保有数を増やしながら、アメリカ陸軍と同様にAH-1Q、AH-1S、AH-1Sステップ2(AH-1E)、AH-1Sステップ3(AH-1F)、各タイプに相当するバージョンアップを行い30機前後を使用していた。最終的に2013年末に退役した。後期の機体では、イスラエル空軍独自の改修として、センサー類の追加、チャフ・フレアディスペンサーの追加が行われている。イスラエル空軍のAH-1シリーズには「Tzefa」のニックネームが付けられている(英語のViperに相当する語である)。レバノン紛争ではT-72を29両と装甲兵員輸送車4両、装甲車22両、その他30両の車両を破壊し、イスラエル側の損失は1機という一方的な戦果をあげている。2005年に再編成されたイスラエル空軍のアグレッサー部隊である第115飛行隊(Flying Dragon Squadron)には、F-16戦闘機と共に、AH-1Sステップ3(AH-1F)が配備されていた。2013年末に軍事予算の関係で、イスラエル空軍からAH-1が退役していたことが翌年報道された。2015年には退役したうちの16機がサープラス品としてヨルダン軍に提供された。バーレーン空軍が24機のAH-1Pを導入。ヨルダン空軍がAH-1Sを24機、AH-1Fを25機導入。うち16機は2013年にイスラエル空軍から退役したものである。パキスタン陸軍が1984年に20機のAH-1Sを発注し、内10機を導入した。これらの機体は後にAH-1Fに改良されている。2007年には12機のAH-1Fを発注し、2010年に14機が導入された。2013年にはヨルダン空軍から退役したAH-1S 8機を購入し運用機数を増やしている。台湾陸軍が63機のAH-1Wを導入。イラン陸軍がAH-1Jを導入。イラン革命後、アメリカとの関係悪化に伴い、補修部品の入手が困難になったが、イラン国内で製造した部品を用いて現在でも運用されている。陸上自衛隊が昭和52年度予算と昭和53年度予算で研究用として1機ずつ購入し、昭和54年度と昭和55年度にそれぞれ配備された。昭和57年度予算からは本格的な調達が開始され、7機目から富士重工業(エンジンは川崎重工業)によってライセンス生産も始まり、2000年(平成12年)12月14日までに90機が生産された。陸上自衛隊は2015年3月末時点でAH-1Sを60機保有している。なお、陸上自衛隊で使用されている「AH-1S」は、最初に輸入された2機が能力向上型の「AH-1E」に、富士重工業でライセンス生産された機体は発達型LAATの「AH-1F」に相当するものである。74号機以降は"C-NITE"と呼ばれる夜間作戦能力向上形となり、73号機以前の機体も少数が改造されている。数々の改修により燃料を最大に積載した状態では、9,300lbs(4,213Kg)となり、最大離陸重量10,000lbs(4、530kg)に近く最大武装状態では飛行ができない。また、弾薬を多く搭載すると燃料積載量を減らさねばならず、飛行時間が減少する二律背反現象がおきている。エンジン不良によって数件の墜落事故が発生している。2000年(平成12年)に東富士演習場で発生した落着事故に関し、川崎は防衛庁(当時)によってPL法に基づき訴訟を提起され、2012年1月30日に東京地裁から2億3千万円を賠償を命ずる判決を受けた。単発機の特性上、エンジンの故障は即座にエンジンリスタートの試行やオートローテーションを用いた着陸を選択せざるを得ない状況を生む。2001年(平成13年)8月27日に、防衛庁は陸上自衛隊の次期戦闘ヘリとして、三菱重工業が提案した最新型双発・4ローターで性能・信頼性共に大幅に上昇、AH-1Wのダイナミックコンポーネントからの改造製作が基本である「AH-1Z」を下し、富士重工が提案したボーイングのAH-64D アパッチ・ロングボウを選定した。これは陸自と米陸軍の密接な関係により採用されたもので、現行AH-1Wと共通性はあってもAH-1Sとは機体構造が違い、元来が米海兵隊向けのAH-1Zは分が悪かった。なお、AH-64Dはボーイングが2007年(平成19年)にブロックIIの生産終了を発表したため、部品供給を前提とした富士のライセンス生産が不可能となり、中期防衛力整備計画(平成13年度 - 平成16年度)分の6機と中期防衛力整備計画(平成17年度 - 平成21年度)分の4機と中期防衛力整備計画(平成23年度 - 平成27年度)分の3機の合わせて13機で調達を打ち切ることになった。後継機は再検討されるが、退役の迫るAH-1Sの運用がどうなるのかは未定である。8機のAH-1Jと60機のAH-1Fを導入。J型は全機退役している。タイ王国陸軍が1990年より4機のAH-1Fの導入を開始し、2004年の時点で3機を保有・運用している。トルコ陸軍が中古のAH-1P/Sを32機導入した。後にこれらはAH-1Fレベルにアップグレードが施された。8機のAH-1Gを運用していたが、現在は全機が退役している。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。