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トーグ

トーグ(TORG)とは、アメリカ合衆国の社が発売したテーブルトークRPG(TRPG)のタイトル。日本では1993年から1995年にかけて新紀元社によって翻訳展開されていた。メインとなった翻訳者は山北篤。ファンタジー世界や未来世界など様々な異世界からやってきた勇者たちが現代の地球人と手を取り合い悪に立ち向かうというマルチジャンルTRPGで、アメリカンコミックなどでよく見られる『クロスオーバーもの』を多分に意識したゲームになっている。ユーザーからのアンケートによって歴史を作っていく「インフィニバース構想」により、それぞれのユーザー同士のゲームプレイまでもがクロスオーバーするというこだわりようであった。この「インフィニバース構想」も1997年にはすでに終了しており、『トーグ』の歴史はすでに完結しているが、米国ではルール部分を改訂した復刻版である「TORG1.5」が2005年に発売されるなど、今でも根強いファンを持つゲームである。日本においても多くのファンが現在でも存在し、自作でトーグからの影響を受けていることを公言しているゲームデザイナーも数多い。いくつもの平行世界からの侵略を受け、多くの土地が彼らに支配されてしまっている現代地球が舞台。プレイヤーキャラクター(PC)はそれぞれの平行世界を支配している悪の指導者「ハイロード」たちから地球を解放すべく立ち上がった勇者たち「ストームナイト」となる。ストームナイトになれるのは地球人だけでなく、ハイロードに反抗しているそれぞれの平行世界の住人たちも含まれる。そのため、様々な世界の技術や技を持ったストームナイトたちが手を取り合い悪に立ち向かうという、クロスオーバーものの醍醐味が味わえるようになっている。トーグの漫画や映画の登場人物のようなアクションや台詞を交えたロールプレイを要求するゲームルールは、派手なアクションや渋い台詞を言うことでPCの能力強化につながるようなロールプレイ評価ルールに少なからず影響を与えた。我々の住むこの地球のことを「コア・アース」と呼ぶ。ポシビリティを操る技術はほとんどないものの、ポシビリティ自体は豊富な世界なため、ポシビリティ能力者が生まれやすい。そのため、多くのストームナイトがコア・アース出身となっている。いわゆる剣と魔法のファンタジー世界。文化は中世ヨーロッパ風で技術レベルも中世程度。ただし魔法が実在し、竜やケンタウロスのような伝説の生物も軍勢として活躍する。ハイロードのユーソリオンはこの世界のもともとの支配者である光の女王アーディネイの地位を簒奪して闇の軍勢を率いている。女王を信奉するものはレジスタンスとしてストームナイトになることも多い。アメリカンコミックに出てくるような「ヒーローと悪漢の世界」。技術レベルはジュブナイルヒーローが最も活躍できた「20世紀前半」に属する。(もちろん荒唐無稽な「マッドサイエンス」も存在する)エジプトを支配しているだけあって古代エジプトの魔術が重要な要素として存在するが基本的な文化は英米に近い。我々の地球における20世紀初頭の「大英帝国保護下のエジプト」のパラレルワールドといっていい。ハイロードのDr.メビウスはこの世界を覆う巨悪であり、大規模な悪の軍団の総帥である。コア・アースに来た理由にはポシビリティ戦争以外に、テラでは活劇とマンガの法則により悪人は絶対勝てないため、その法則が無い世界を求めたと言うのもある。そしていまやこの世界は悪の勢力の方が強く、ヒーローたちはこぞってストームナイトとなって悪の陰謀を打ち砕こうとしている。恐竜時代のレルム。シダ類の茂る原始の森が大地を覆っており、恐竜などの古代生物が闊歩する危険なレルム。この世界に住む知的種族はエディーノスといわれるトカゲ人で、狩りによる原始的な生活を営んでいる。文明レベルは石器時代程度。このレルムでは生命力がとても強く働いている代わりに「死せるもの」つまり「道具」が禁忌とされているという特徴がある。機械はもちろん、鉄の剣なども「死んでいる」ので機能しない。落ちている木の棒を何の加工もせずに武器として使うなら「生きている」ものなので機能する。そんな強い制約のあるレルムである。ハイロードのバラク・カーは侵略のために、道具の使用ができるように軍隊のリアリティを操作し、近代的な機関銃などまで装備させて虐殺をすすめていった。この禁忌に信仰深いエディーノスたちは反抗し、ストームナイトになるものもいる。金が全てを支配する経済戦争のレルム。日本全土を支配しており、文化形態はコア・アースの現代日本(バブル期)と全くといっていほど変わらない。それゆえに、日本がすでに異世界のレルムとして侵略を受けていることをポシビリティ戦争に関係する多くの人間が気づいていないのである(もちろん、日本人たちも気づいていない)。ハイロードである金輪龍一は、経済侵略という合法的な手段で人知れず地球を支配していこうとしている。そしてその計画は順調に進みつつある。コアアースの多くの地域の経済が金輪産業に組み込まれ、人々はいつの間にか金輪産業の機構に組み込まれてしまっている。こうしてニッポンテックのレルムは世界各地に拡大していくのだ。金輪龍一は「多くのコズムの侵略からコアアースを救う」ことを大義名分に、コア・アースの国家やストームナイトを経済的に支援している。しかしこれは、ライバルのハイロードたちの行動を抑えるための彼の策略にすぎなかった。しかし陰謀の法則により、金輪に対する裏切り者もまた発生する。ニッポンテックと化した地域では、過酷な経済戦争と陰謀戦のリアリティに巻き込まれ、倫理は弱くなり、他人を蹴落とし自分の利益を上げるような考えが横行しやすくなる。中世ヨーロッパの暗黒時代の文化・風習と、未来のサイバーテクノロジーが融合した、奇妙なサイバーパンク世界。もともとは純粋な中世暗黒時代だったが、絶対権力者である教皇とサイバーテクノロジーを持ったストームナイトとの戦闘中に起きた事故により教皇がサイバーテクノロジーに目覚める。その後リアリティの操作によりこのような世界となった。教会権力が圧倒的な力をもっており、神の名の下で人々を恐怖政治で支配している。サイバー教皇領では、見た目は中世暗黒時代なものの、人体改造技術やコンピュータ技術を「神からの賜り物」として選ばれた人間に与えている。また、ゴッドネットといわれるコンピュータネットワーク上では天国や地獄などの信仰の世界が再現され、ミサなどもそこで行われている。教会は住民の信頼を集めるために手段は問わない。教会のエージェントは自らも手で災厄を引き起こし、それを教会の手で解決することによって人々の絶対的な信仰を掌握することに成功している。しかし、教会の真の姿に気づきストームナイトとなる者もいる。オーロシュはゴシック・ホラーの雰囲気が強いレルムである。近世のヨーロッパに似た文化・技術レベルを持つが、夜の闇の中に吸血鬼や狼男などの怪物が蠢いている。怪物たちは一体一体が軍隊なみの強さであり、それゆえにオーロシュは侵略では「軍」というものは使わない。オーロシュは本当の意味での「植民地」であり、このレルムには故郷のコズム「ガイア」からヴィクトリア人と呼ばれる人々がやってきている。彼らは植民地時代の英国人に輪をかけた白人至上主義者であり、彼らの手により東南アジアの現地人(有色人種)達は教育を受けている。ヴィクトリア人はそれを差別などと考えずにあくまで善意でそれを行っている(そのため、余計にたちが悪い)。ハイロードであるゴーントマンは全コズム最強とまで言われる恐ろしい存在で、ポシビリティ戦争のキーパーソンである。しかし彼は現在行方不明であり、それゆえにポシビリティ戦争はオーロシュの圧倒的勝利にはすすまずに拮抗した状態になっている。サーコルドは、デーモン(悪魔)と人間が長い間闘争している世界である。この世界では科学技術が魔法とともに発展していて、デーモンも人間もサイバーパーツに身を固めながら様々な魔術秘術を使うことができる。世界の文化や技術のレベルは近未来風だが、長年にわたるデーモンと人間との闘いでかなり荒廃してしまっている。雰囲気的には、コンピュータゲームの「女神転生シリーズ」や菊地秀行の小説「魔界都市シリーズ」に近い。映画『ターミネーター』で描かれる未来世界にオカルトの要素が入ったもの、ともいえるだろう。コア・アースに侵略してきたのはデーモンの勢力であり、人間勢力はコア・アースのストームナイトと手を組み、コア・アースにおいても憎むべきデーモンと戦い続けている。コア・アースにとっての敵はデーモンではあるのだが、現在のハイロードのジェズラエルは人間である。彼女はデーモンを率いていた先代のハイロードからダークネスデバイスを簒奪し、先代が率いていたデーモンを強引に統率して侵攻を進めているのだ。そのため、人間を敵とみなしているデーモンたちもまた、現状に不満を抱いている者も多い。日本ではソースブックが発売されなかったレルムである。スペースゴッズはポシビリティ戦争において数少ないコア・アースの味方であるレルムである。彼らのコズム「スタースフィア」はすさまじい科学技術レベルを持つ宇宙帝国であり、特にバイオ系の技術に強い。ハイロードの力を借りずとも次元移動するまでの技術力を持つ。かつてはマヤ、インカ、アステカなどの南米の古代文明に接触していたらしい。「ナスカの地上絵」を残したのは彼らである。南米の古代遺跡に残された「黄金スペースシャトル」や「宇宙人のような姿を描いた洞窟壁画」はスタースフィアの宇宙人たちのことを示していたのである。コアアースの調査に来た彼らは、ポシビリティ戦争を目の当たりにし、ほとんどの者はそれを静観し不干渉を決め込んだが、一部の者はコアアースを救うためにストームナイトとともに活躍している。日本ではソースブックが発売されなかったレルムである。 ランドビロウは地球の地下に偶然の結果作られたレルム。20世紀初頭の冒険小説に出てくるような「地球空洞説」そのままの世界であり、アトランティスやムーのような超古代文明の遺跡が埋もれたジャングルに呪術を使う蛮族が跋扈する摩訶不思議な世界。エドガー・ライス・バローズの「地底世界ペルシダーシリーズ」や、映画『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』などが良いイメージソースになる。この世界は、ナイルとリビングランドのダークネスデバイスが同盟を結び、困ったときの用心に両者の間に地下トンネルを掘っておこう、と考えたことから新たに発見されたレルムである。それぞれの世界のポシビリティをエネルギーにトンネルを掘っていたが、ナイル帝国やリビングランドの住人々には「地底世界は存在するに決まっている」という概念があるため、地底を掘るのに使われていたポシビリティはその「地底世界の可能性」をかなえるためにここに新しい世界を作り出してしまったのである。突如出現した全く新しいフロンティアに多くのハイロードは目をつけている。日本ではソースブックが発売されなかったレルムである。コズムごとにいくらかの「テンプレート」と言われる半作成済みキャラクター(プレロールドキャラクター)がリスト化されているので、プレイヤーキャラクターの出身コズムに属するテンプレートを一つ選択し、初期技能ポイントを追加で割り振ればプレイヤーキャラクターは完成する。『トーグ』で使用される数値(能力値、技能値など)は、全て対数で表現されている。具体的には、「数値が1違うと1.5倍の差がある」「数値5違うと10倍の差がある」というものになっている。能力値5と能力値10のキャラは2倍の性能差なのではなく、10倍の性能差があると考えられる。トーグでは「原始人の石器から宇宙戦艦の主砲までを同じルールで表現する」というゲームであるために、通常の数値の表現の仕方では、原始人の石器の攻撃力を1としても、宇宙戦艦の主砲の攻撃力が一億とかとんでもない数値になってしまい、ゲームでまともに扱うことができない。そこで能力差を対数で表現することにより、大きな差異も表現しやすくしているのである。行為判定は20面体ダイス一個による上方判定。20面体ダイスを一個振り、その出目に行為判定に使用する能力値と技能値を足し合わせて、それがゲームマスター(GM)の設定した目標値以上であれば成功。このとき、出目が10もしくは20ならばダイスをもう一度振り足すことができる。また、キャラクターはポシビリティと言われる一種のヒーローポイントを使用できる。これを使用することで出目に関係なく振り足しが可能になる。ポシビリティはダメージの打ち消しなどにも使用できる。『トーグ』はシーン制を採用しているゲームだが、現在のシーンの舞台がどこのレルムに属するかによって、キャラクターの能力が大きく変わるというルールが実装されている。キャラクターの特殊能力(魔法など含む)やアイテムには、それを使用するのに必要なアクシオムの数値が設定されており、現在いるシーンが必要アクシオム値に足りない場合、その能力やアイテムは使用できないことになる。アクシオムのほかにも世界法則というものが存在する。これはシーンの舞台になっているレルムごとに設定された特別な世界律であり、シーンに登場しているキャラクターは全てその世界法則による影響を受ける。プレイヤーキャラクターはポシビリティを使用することで、自分の周囲だけを自分の出身コズムのアクシオム値と世界法則に変換することができる。これにより能力やアイテムを使用しやすくすることもできる。『トーグ』の最大の特徴がドラマデッキと言われるカードの使用である。ドラマデッキは基本ルールブックに付属しており、それぞれのカードには一発逆転が可能な特殊効果が書かれている。プレイヤーは手札としてカードを何枚か所持しており、このカードを使用することで、カードに書かれたとおりの特殊効果を発動させることができる。プレイヤーがこのカードを入手するには、戦闘時など緊迫した状況で発生するシーン「ドラマチックシーン」においてである。ドラマチックシーンでは毎ラウンドごと推奨行動というものが指示される。その推奨行動に従ったロールプレイを行ったものは、ドラマデッキからカードを一枚もらえる。推奨行動は以下の5種類が存在する。『トーグ』の宇宙観では、コア・アースに侵略しにきているコズムは「コズムバース」と言われる更に大きな次元団に属しているとされている。そしてこのコズムバースもまた複数あり、別のコズムバースでは、別のコアアースがあり別のアイルがあり別のサーコルドがあり… というように、コズムバース自体がいくつものパラレルワールドを持っている。そしてそのコズムバースの集合体を「インフィニバース」と呼ぶ。これは、銀河系が集まって銀河団を、そして銀河団が集まって超銀河団を構成しているのと同じだと考えればわかりやすい。インフィニバースの中にあるコズムバースでは、パラレルワールドの関係にあるため似たような事件が起こりやすいとされている。そして、あるコズムバースで起こった事件が他のコズムバースに影響することもあるという設定になっている。『トーグ』発売元のWEST END GAMESは、各ユーザーのプレイ卓が「それぞれ別のコズムバースでの出来事」としており、公式シナリオを発表するために、そのプレイ結果を各ユーザからアンケートで集計していた。そのアンケートで最も多く集計された結果から「そのシナリオの後に何が起こったか」が決定され、それを元に次の公式シナリオが作られる。こうして『トーグ』のインフィニバースの歴史は全てのユーザーによって作られていった。日本語版『トーグ』は発売初期こそいくつものソースブックが順調に翻訳されたが、結局『サーコルド』『スペースゴッズ』などのソースブックは翻訳されずに半ば尻切れトンボのまま展開が終わってしまっている。欧米産のテーブルトークRPGでは部落差別を「日本の幻想的なエキゾチシズム」として扱っているものが意外に多く、翻訳などに障害になることがある。過去の実例ではホビージャパンが輸入販売していたルーンクエストのサプリメント『Land of Ninja』が部落差別の記述ゆえに回収され、翻訳の予定も立ち消えた。また、2006年に新紀元社から翻訳された『ヴァンパイア:ザ・レクイエム』では部落差別に関係する記述が全てカットされている。日本語翻訳されたもののみを記載する。全てB5判書籍で発売された。

出典:wikipedia

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