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風景印

風景印(ふうけいいん)とは、郵便局に配備されている記念印(消印)の一種である。正式名称は、風景入通信日付印(ふうけいいりつうしんにっぷいん)。風景印(風景入通信日付印)は、郵便局に配備され、局名・支店名と年月日欄と共に、当該局近辺の名所旧跡等にちなむ図柄が描かれている。規定により消印の大きさが直径36mm以内でなければならないが、形については円形の普通印と円形以外の変形印がある。押印に際しては、鳶色と呼ばれる赤茶色のスタンプインクが使われる。使用開始の広報は、郵政省時代は官報で行われていたが、現在は日本郵便のウェブサイト等で広報が行われている。一旦、使用が開始されると廃止の広報が行われるまで半永久的に使用されるため、使用開始日の風景印を収集している者が多い。また廃止であるが、図柄の変更によるもののほか、郵便局の廃止もしくは改称で行われる場合のほか、郵便局自体は存続していても簡易郵便局への変更や風景印に描かれていた施設などが廃止されるなどの諸般の事情で廃止される場合もある。2007年10月1日時点で、全国24,540の郵便局(簡易郵便局・分室含む)・1,103日本郵便支店(分室を含む)のうち、11,011郵便局(このうち22は簡易郵便局、4は分室)と1,094日本郵便支店(このうち7は分室)に配備されている。郵便局の場合、地域を代表する郵便局(中央郵便局・旧集配普通郵便局)はじめ、著名観光地に位置する郵便局を中心に配備される一方、簡易郵便局は季節局などの22局にしか配備されていない。※2011年末より、簡易郵便局における新規押印サービスが増えてきた。※局名称変更・局種変更によるもの日本郵便支店の場合、2007年10月1日現在、新越谷支店、新福岡支店、阿見支店、古賀支店、宇佐四日市支店、熊本北支店、岡山支店長船分室と一部の船内郵便局を除き、全ての支店・分室に配備されていたが、2012年10月1日に郵便局会社と郵便事業会社の合併に伴い唯一、行徳支店(千葉県)は合併前の2012年9月23日(最終押印日:2012年9月22日)をもって廃止となった。また、地域によっても配備にばらつきが見られ、中部地方以東では一部の県を除き配備率が高く、西日本では京都府などで配備率が比較的高い一方、大阪府・九州地方各県などでは配備率は低い。風景印の図柄は、配備される郵便局近辺の名所旧跡等にちなむ図柄が描かれている。2012年10月1日の会社合併以前に郵便局と日本郵便支店が同一店舗で営業されていたところでは、多くの場合、同一の図柄が使われていたが、下記の局・支店については異なる意匠の風景印を使用していた。会社合併以後は旧日本郵便支店で使用していた意匠が使用されている。また、局名称変更となった支店として、陸前高田支店(岩手県陸前高田市)が「陸前高田郵便局郵便分室」となり同一意匠にて、宇和支店(愛媛県西予市)が「西予郵便局」となり新意匠にて、押印サービスを開始した。一部の市区町村では同一の図柄が複数局で使われている場合もあり、川崎市麻生区を例にすると、区内の9郵便局のうち、麻生郵便局以外の8郵便局は全て同一の図柄(王禅寺ふるさと公園)が描かれている。また、一旦、使用が開始されると廃止の広報が行われるまで半永久的に使用されるものであるが、図柄が変更されることもあり、東京中央郵便局を例にすると、戦前は1931年から1940年まで使われた後、戦後は1948年1月1日から国会議事堂と二重橋が描かれたものが使われていたが、1996年4月24日と2012年7月17日に図案変更が行われ、現在は東京駅丸の内駅舎とJPタワーが描かれたものとなっている押印には、風景印の収集を目的とし郵便物を差し出さないで押印してもらう「記念押印」と、郵便物を差し出す際に押印してもらう「引受消印」の2種類がある。風景印は、風景印が配備されている郵便局の郵便窓口または、ゆうゆう窓口で押印が行われる。風景印の入手には、合計金額52円以上の切手を貼った台紙・封筒または、切手額面52円の郵便はがきを用意の上で、自らが郵便窓口・ゆうゆう窓口に行く方法と、郵便によって押印依頼をする「郵頼」という方法がある。郵便局の郵便窓口または、ゆうゆう窓口へ郵頼にて風景印を押印し、郵便物を差し出す方法である。押印条件は記念押印と同じ。なお、郵便局の郵便窓口またはゆうゆう窓口から国際郵便で差出す場合、"「風景印を押印できない」"と言われることもあるとされるが、日本郵便のマニュアルには国際郵便の場合でも押印できることが記載されている。なお、風景印を押したうえで外国に郵便物を差し出す際には、風景印のほかに「捨て印」と呼ばれる通常の黒い消印を、郵便物表面の空きスペースに押す必要がある。なお、この捨て印は、切手に掛かるように押す必要はなく、封筒の表面であれば何処に押しても問題は無い。郵頼(ゆうらい)とは、押印を郵便で依頼し返送してもらうサービスである。風景印のほか、小型印、通常の消印を郵頼することも可能である。郵頼は次の3点を揃えて、押印を希望する郵便局に郵送する。郵送の場合、差出封筒の左下に「風景印押印依頼」と朱書きすることがのぞましい。なお、日本全国の郵便局のうち、宮内庁内郵便局、しらせ船内分室、昭和基地内分室は、一般人の訪問が不可能なため、郵頼で消印を入手しなければならない。この他にも、特定の施設内に設置されているようなごく一部の郵便局では、一般人の利用が制限されているところや、訪問には身分証明書の提示が必要なところもある。なお一時期は、国会内郵便局においても、テロ対策として一般の入場に規制を設けていたため、同局の消印は、基本的には郵頼で入手しなければならなかった。風景印は、1931年7月7日に逓信省告示で制度が創設され、同年7月10日に富士山郵便局(現・富士山頂郵便局)と富士山北郵便局で使用が開始された。その後、日本各地をはじめ当時の日本の統治下にあった関東州、樺太、朝鮮、台湾、南洋などでも使用開始となり、観光地を中心に1200局以上に配備された。また、形状の規定も緩く、さまざまな形状の風景印が作られた。しかし、戦火が激しくなりゴム不足となったため、1940年11月15日限りで、戦意高揚に役立つとされた、愛知県・熱田郵便局や島根県・大社郵便局などの神社にちなんだ風景印、江田島郵便局などの軍事施設にちなんだ風景印は摩滅するまで使用を認める一方、他の郵便局については使用停止となった。戦後、1948年1月1日に東京中央郵便局はじめ24郵便局で使用開始となったが、規定が厳密化されたこともあり、変形印は影を潜めた。以後1974年頃までは観光地を中心に配備されていたが、1975年以降観光資源が乏しい住宅地の郵便局でも当時の集配郵便局を中心に配備が行われ、1988年以降は変形印が続々と登場するようになった。平成に入ると、年月日の「ぞろ目ブーム」(平成11年11月11日など)を当て込んで使用を始める局が多数出てきたことで、使用局が飛躍的に増加し活況をもたらしたが、2002年以降は新規使用開始局が減少傾向にある。日本以外にも風景印は存在し、戦前に日本の統治下であった中華人民共和国、大韓民国、台湾のほか、スイスやカナダなど欧米圏にも存在する。また、アメリカ占領下時代の沖縄(琉球郵政庁)でも、風景印が存在した。中華人民共和国では、1985年から「風景日戳」とよばれる風景印が使用されており、直径32mmの円形のものが黒色インクで押印される。大韓民国では、「観光記念通信日付印」と呼ばれる風景印が使用されており、日本同様、円型以外の変形印もあり、黒色インクで押印される。台湾でも風景印が使用されているが、葉書の料額印面や切手などは通常の黒い消印で抹消した上で、郵便物の余白に押すという形で使用されるために、日付は入っていない。また、日本と異なり、1郵便局・1支店に1デザインというわけではなく、1つの郵便局に複数のデザインのものが使用されているところもあり、インクは赤色(厳密にはピンク色に見える)である。欧米圏では、スイス・ドイツでは完備されており、とりわけスイスでは日本と異なり機械印の風景印が存在する。また、近年、カナダにおいても風景印の使用が開始された。琉球郵政庁では、1950年に数局で風景印の使用が開始され、1961年には本土と同じルールに変更され(但し、年表示は西暦)、本土復帰まで使用された。

出典:wikipedia

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