『WANTED! 尾田栄一郎短編集』(ウォンテッド おだえいいちろうたんぺんしゅう)は、尾田栄一郎による漫画短編集。1998年に発行された、尾田初となる短編集。連載デビュー作である『ONE PIECE』よりも前に描かれた作品が収録されている。1992年下期手塚賞準入選受賞作。尾田の高校時代に描かれた。西部劇を題材にして画かれた短編漫画。行く先々で賞金稼ぎから命をつけ狙われる主人公ギル・バスターが、類稀なる銃センスと才略で、苦難を乗り越えて行く。『月刊少年ジャンプオリジナル』1993年10月号掲載。尾田が大学在学中に描いた作品。盗人稼業から足を洗い、改心して生きようと心に決めた主人公ブラン。しかし、長年の習慣からか、結局はスリを続けてしまっていた。そんなブランの姿にあきれ果てた天界の神様は、彼に天罰を加えるため、「ブラン家に隕石が落ちる」と運命を書き換えようとするも、誤って「ブランチ(百貨店)に隕石が落ちる」としてしまった。それを何とか回避するために神様は、百貨店ブランチにいる人々を隕石の危機から救ったらブランへの天罰を無しにすると、ブラン本人に持ち掛ける。『週刊少年ジャンプ』1994年Spring Special掲載。第104回ホップ☆ステップ賞入選作。失踪した師匠を探すため、当て所ない旅を続ける主人公の坊主・愚公。旅の途中立ち寄った集落で、人々を脅かす人食いの退治を頼まれ、否応なしに引き受けさせられてしまう。『週刊少年ジャンプ』1994年Autumn Special掲載。甲斐谷忍の元でのアシスタントを終え、徳弘正也の元で『ジャングルの王者ターちゃん♡』のアシスタントを務めていた頃の作品。タイトルは「-ターズ」と言うタイトルをつけたいと考えた尾田が、竜や怪物級に強い奴が出てくるからと無理矢理につけたもの。『ONE PIECE』と世界観を共有する作品であり、スリラーバーク編においてリューマが登場する。世界一強く、立派な「兵の魂」を持っているであろう剣豪キングとの戦いを夢見て、各地を放浪する主人公リューマ。放浪の末、あわや野垂れ死にかという寸前に、何とか町に辿り着く。そこでリューマは、竜の襲撃事件に巻き込まれる。尾田の代表作『ONE PIECE』のプロトタイプとなった作品。「ROMANCE DAWN」の題名で描かれた作品は『WANTED!』収録作(以下WJ版)より以前にもあり、こちらは『ONE PIECE RED』に収録されている(SS版)。本稿ではこちらも一緒に扱う。なお、「ROMANCE DAWN」という題は『ONE PIECE』第1話及び第601話の副題としても使われている。いずれも『ONE PIECE』とは設定が若干異なっており世界設定を共有してはいないが、主人公ルフィが食べると特殊な能力のつく木の実を食べてゴム人間となっている設定は既に両読切で固まっている。また、両読切における海賊は、無法に略奪する海賊「モーガニア」と、モーガニアをカモとする海賊「ピースメイン」の2種類が存在している。『週刊少年ジャンプ』1996年Summer Special掲載。「ROMANCE DAWN」の題名で初めて発表された作品。単行本のページ数の都合とあまりに『ONE PIECE』との共通点が多いことから『WANTED!』への収録が見送られ、後に『ONE PIECE RED』に収録された。プロト作品のため、漫画やアニメには繋がらないストーリーとなっているが、一部設定を変更し、ブルック加入後の話として2008年にアニメ『ONE PIECE ロマンス ドーン ストーリー』が製作されている。『週刊少年ジャンプ(WJ)』1996年41号掲載。『WANTED!』に収録。尾田が『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』のアシスタントをしていた時期に描かれた作品。『WJ』本誌に掲載されることから、後の連載時のインパクトを意識し、「SS版」で完成していたルフィとシャンクスとの麦わら帽子のエピソードを変更して描かれた作品。このため「SS版」とは色を変えて描かれた作品であり、「SS版」と比べると『ONE PIECE』との共通点は少ない。全て作者は尾田栄一郎、集英社のジャンプ・コミックスより発行。
出典:wikipedia
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