『西村京太郎サスペンス 十津川警部シリーズ』(にしむらきょうたろうサスペンス とつがわけいぶシリーズ)は、TBS系の2時間ドラマ「月曜ゴールデン」(月曜日21:00 - 22:54(JST))で1992年から放送されていた刑事ドラマシリーズ。主演は渡瀬恒彦。放送枠は、2001年の第21作まで「月曜ドラマスペシャル」で、2001年の第22作から2006年の第36作まで「月曜ミステリー劇場」、2006年の第37作から2015年の第54作は「月曜ゴールデン」。原作は西村京太郎の推理小説シリーズ『十津川警部シリーズ』。制作当初は、まず3作品を放映する予定となっていたが、以後、第1作放映から毎年新作を放映(2回の時間枠名の変更を挟んで)、2015年まで続いた全54作品の人気シリーズである。同じ原作シリーズのドラマ化としては、テレビ朝日系の「土曜ワイド劇場」で、1979年に開始された『西村京太郎トラベルミステリー』シリーズがあり、同シリーズが順調に新作を放映する一方、他局2時間ドラマ枠で『十津川警部シリーズ』がドラマ化・シリーズ化されても、放送枠自体が長続きせずに消えてしまう例が続いていたが、この渡瀬主演版は原作の設定年齢に比較的近い配役だったことなどから好評を博し、「トラベルミステリー」シリーズに匹敵する第2の長期シリーズとして定着した。シリーズ開始以来、1995年・2003年はそれぞれ年間4作を放映するなど、年平均2作強というハイペースで新作を放映し続け、撮影・放映のペースにおいては「トラベルミステリー」シリーズを上回っていた。渡瀬は2005年のシリーズ第35作「金沢加賀殺意の旅」で、日本で一番多く十津川警部を演じている俳優となり、第54作まで主演、記録を更新し続けた。(渡瀬の新記録樹立前の記録保持者は「トラベルミステリー」シリーズで20年間・34作で、十津川警部を演じ続けてきた三橋達也)。また、本シリーズの渡瀬恒彦と伊東四朗によるコンビは同一俳優コンビによる共演最多回数の記録を更新した。本シリーズと同じドラマ枠で放映された山村美紗原作の『名探偵キャサリン』シリーズとは接点があり、十津川警部シリーズ第14作「海を渡った愛と殺意」(1997年)には希麻倫子(演:かたせ梨乃)が出演する(この作品放映にあたっては、西村が放映のために原作を準備している)一方、名探偵キャサリンシリーズ第15作「名探偵キャサリンvs十津川警部 京友禅の謎〜華の密室殺人事件〜」(2006年)には十津川省三(演:渡瀬恒彦)が出演している。このため、渡瀬が十津川を演じた作品の総合計は55作品となる(ただし渡瀬が招かれたものの「京友禅の謎」はあくまで山村作品であり、西村は関与しておらず、亀井刑事も登場しないため、TBS版「十津川警部シリーズ」では番外編としても扱われていない)。2016年9月、題名を「西村京太郎サスペンス 新・十津川警部シリーズ」と変更、十津川警部は内藤剛志、亀井刑事は石丸謙二郎の新コンビに交代する旨公表され、シリーズを衣替えして継続することが明らかにされた。TBSは、シリーズ衣替えの理由として、同年4月から時間枠名が「月曜名作劇場」に変更されたことに伴うものと説明、「新・十津川警部シリーズ」第1作の副題は「伊豆・下田殺人ルート」となると予告している。※第1作から第22作までを掲載。
出典:wikipedia
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