千葉陸軍高射学校（ちばりくぐんこうしゃがっこう）とは、現在の千葉市小仲台にあった日本陸軍の教育機関のひとつ。通称は防空学校（ぼうくうがっこう）、後に高射学校（こうしゃがっこう）。陸軍防空学校令が1938年（昭和13年）3月に公布されたのに伴い、翌月には陸軍野戦砲兵学校内に陸軍防空学校創立準備室が設置された。陸軍防空学校は陸軍防空学校令の施行日に合わせ、これが独立したものであった。その編制は校長の下、教育部、研究部、教導隊（高射砲中隊、機関砲中隊、照空中隊、下士官候補者隊）、材料廠とされ、任務は以下の通りであった。日本における高射砲兵の研究は1913年（大正2）に開始された。当時、大阪工兵廠で野砲を応用して実験中の臨時高射砲を青島守備のドイツ軍の飛行隊に使用したのが高射砲の実践の最初である。1922年に高射砲の実践の戦時編成が決まり、初めて11年式7.5センチ野戦砲が制定され、旧千代田村の野砲兵学校に2個中隊の高射砲練習隊が創設された。これが陸軍高射学校（防空学校）の前身である。後に野戦砲兵学校の教導連隊高射砲隊に改組された。これと同時に豊橋（後に浜松）に高射砲第一連隊、平壌に野砲兵第26連隊高射砲隊が創設された。野戦砲兵学校の高射砲兵隊に甘んじなければならず、高射関係の調査、研究、実験及び学生教育は消極的にならざるを得なかった。日中戦争の開戦で多くの野戦部隊が動員され、常設部隊の増強が行われ、軍事関係の機関は逐次充実していった。1945年7月には高射学校にも防空の任務が付与され、連日の空襲下では防空活動に就いた。終戦時の編成は本部と教導隊を指揮1個中隊、高射砲3固大隊、照空1個大隊、機関砲1個大隊に分ち、幹部候補生補隊を3個中隊、生徒隊を2個中隊に編成していた。常備されていた兵器1938年（昭和13年）8月当時1939年（昭和14年）8月当時1942年（昭和17年）10月当時1944年（昭和19年）4月当時JR総武線稲毛駅から徒歩10分。千葉県千葉市小仲台5丁目周辺。園生小、小中台中、千葉県立千葉女子高等学校、公園等。以前は厚生省留守業務部や千葉大学文理学部があった。

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