関屋駅(せきやえき)は、新潟県新潟市中央区関屋大川前二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)越後線の駅。島式ホーム1面2線に橋上駅舎を有する地上駅。新潟駅が統括管理する業務委託駅で、駅業務はジェイアール新潟ビジネスが受託している。改札口には自動改札機が3通路設置されており、全通路でSuica等のICカードが利用できる。発車標(夕方以降は消灯される)が設置されており、有人改札を兼ねるみどりの窓口(営業時間:7時30分 - 18時20分、途中で営業を休止する時間帯あり)、自動券売機(タッチパネル式2台)、待合室(改札内。自動販売機あり)などがある。バリアフリー対策として、改札内コンコースとホームを連絡するエレベーター1基と誘導チャイムが設置されているほか、コンコースのトイレにはオストメイトに対応した多機能トイレが併設されている。自由通路(関屋駅南北自由通路)は新潟市中央区建設課が管理しており、駅舎は自由通路に面する2階に設置されている。バリアフリー対策として、改札口正面には音声案内装置を備えた周辺地図が設置されているほか、南口・北口にエレベーター各1基が設置されている。なお改札外にはトイレは設置されていない。橋上化前まではホーム上に待合室が設置されていた。(南側から)2014年度の1日平均乗車人員は1,918人。橋上化以降増加傾向で、2013年度には2,000人を突破したが、2014年度に再び2,000人を下回った。周辺は古くからの住宅地であるが、近年マンション建設も盛んに行われている。かつては工業地区でもあり、駅南東側には以前、工業用潤滑油などを加工する歴世礦油の工場があり、越後線が貨物輸送を行っていた頃には引込線も設置されていた。しかし1996年に発生した工場火災事故の影響もあり、新潟西港に近い同市平和町(現東区平和町)に移転・統合された。歴世礦油から譲渡された跡地は商業地として開発され、関屋ショッピングセンターとなった。駅前広場には南口・北口ともにロータリーが設けられている。タクシーの常駐はない。数件の飲食店がある。駅前にはバス停はないが、南口から徒歩約5分の第一高校前バス停と、北口から徒歩約5分の信濃町バス停から各方面への路線バスが運行されている。いずれも新潟交通と地域子会社の新潟交通観光バスの運行による。路線図や時刻表は「運行便別時刻表(新潟交通)」を参照。南口から徒歩約5分、関屋大川前一丁目交差点角にバス停があり、新潟交通グループの路線が以下のように運行されている。北口から徒歩約3 - 5分、信濃町交差点周辺にバス停があり、新潟交通グループの路線が以下のように運行されている。かつて北口側には新潟競馬場があった。1906年に開場し、週末には多くの人々が越後線を利用して来場していたといわれている。当駅周辺はかつて「競馬町」という通称で呼ばれていた。しかし信濃川の分水路として関屋分水路が開削されるにあたり、計画ルート上にある住宅等を移転させる必要が生じたため、旧競馬場は1964年に閉鎖され、翌1965年5月から当時の北蒲原郡豊栄町笹山(市制施行を経て現新潟市北区笹山)に移転。跡地は掘削地の代替住宅地として再開発され、周辺には競馬場そのものの痕跡は残っていない。なお、信濃町地内にある関分公園内には「新潟競馬場跡の碑」が建立されている。この“関屋”の名は、新潟競馬場開催の重賞競走「関屋記念」として遺されている。当駅周辺では、西側(内野寄り)にある「競馬場踏切」などの名称が、この周辺にかつて競馬場があったことを表している。この他、かつては青果店や鮮魚店、精肉店などが集積した「競馬町マーケット」が競馬場踏切北側に所在したが、老朽化等のため2007年6月30日をもって閉鎖となり、2008年2月に撤去された。南口から南西へ徒歩約5分のところに新潟交通電車線の東関屋駅があった。現在は駅舎・駅施設とも既に撤去されており、跡地は市や民間に売却され、市営住宅(アパート)をはじめ福祉施設やマンションなどが建設された。当駅はこれまで南側にしか駅舎がなかったため駅北側からは利用しにくく、また合理化のため、夕方の通勤時間帯を過ぎると駅舎は施錠・消灯され窓口等が利用できないなど、利用者や周辺住民からは不評で、新潟市やJR東日本新潟支社には北口駅舎の開設や橋上駅舎化を求める意見がしばしば寄せられていた。新潟市とJR新潟支社は2003年度から関屋駅の橋上化事業に着手し、2005年11月に改築工事に着工、2006年12月9日に橋上駅舎と自由通路が完成し供用を開始した。引き続き南北エントランス部に駅前広場を設ける工事を実施し、2007年夏に完工した。なお、改札口内には「関屋駅 いま・むかし」という案内板が設置されており、2007年及び1931年現在の地図及び旧駅舎の写真が描かれている。
出典:wikipedia
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