イバラモエビ属、学名 "Lebbeus" は、十脚目モエビ科の下位分類群の一つ。タイプ種は "L. orthorhynchus"(=ホッキョクイバラモエビ "L. polaris")である。額角は細長く、イバラモエビ "L. groenlandicus"、トサカモエビ "L. compressus" では頭胸甲上の鋸歯が大きく発達する。体は太くて短く、断面は円形をしている。体色は、深海生種は全身が赤っぽく、浅海生種は周囲の環境に合わせる保護色を発達させる。縦縞模様や横縞模様の種類が多い。和名にあるイバラモエビに代表されるように、モエビ科の中では寒帯・深海性の中・大型種を含むのが特徴だが、シマモエビ "L. fasciatus" 等の浅海生種もいる。さらに20世紀後半頃からは、温暖な浅海域で他の動物と共生するバルスイバラモエビ "L. balssi"、コマチイバラモエビ "L. comanthi" 等の小型種も発見された。同じ属でありながら分布域は北極海・太平洋・南極海・大西洋南東部に及び、暖海/寒海生、浅海/深海生、単独生活/共生の各種が含まれる。生態は種類ごとに変異に富む。深海生の大型種は食用に漁獲されるものもいる。21世紀に入ってもなお各地で新種が報告されている。日本近海での新種発見は研究者による調査の他にも、アカザエビ等の漁で混獲された個体が新種と判明した例もある。学名(属名 "Lebbeus" は "L." と略記)、記載者、記載年、和名、タイプ産地(または記録地・分布域)の順に挙げる。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。