中央本町(ちゅうおうほんちょう)は、東京都足立区中部の地名。現行行政地名は中央本町一丁目から五丁目。住居表示実施済み区域。郵便番号は、1・2丁目が120-0011、3-5丁目が121-0011。旧町名は梅田町、小右衛門町、東島根町、東栗原町、千住若松町、千住弥生町、千住栄町。隣接する地域は、北は東京都道318号環状七号線(環七通り)を挟んで平野および一ツ家、東は青井および弘道、南は足立、西は梅島。東京都足立区の中央部に位置し、足立区役所などの行政機関が置かれている町である。足立区成立当初から区役所があったわけではないが、1996年(平成8年)に千住一丁目にあった区役所が当地へ移転した。南は東武伊勢崎線、西は国道4号、北は東京都道318号環状七号線(環七通り)、東は補助第256号線によって地区の四方を直線的に区画され、南北に長い長方形を成している。一丁目には足立区役所を初め、足立農業協同組合、足立保健所、足立東清掃事務所、東京都立足立高等学校など、三丁目には東京都水道局や中央本町センターなどの諸機関・施設が集まり、一部には製作所や鉄工所などの中小企業が多数立地している。そうした中に、多数の都営住宅や新旧の住宅街が広がっている。住宅地の地価は、2014年(平成26年)1月1日の公示地価によれば、中央本町4-3-19の地点で24万円/mとなっている。当地区は千住弥生町、千住若松町、千住栄町、小右衛門町、東島根町などが複雑に入り組み、土地に疎い人には住所を探すのも困難な土地であった。さらに昭和30年代に相次いで公共施設などが建てられたことも、早急に住居表示を導入する必要性を増すことになった。地理的に足立区の中央部にあったことから当初は「中央」の名称が提案されたが、当時すでに大田区に「中央」があったため、「本町」を付加し「中央本町」として実施されることとなった。住居表示の実施後も、旧町名時代の諸施設や建築物には旧町名が使われているものも多数残されている。当地区は一丁目北部・三、四、五丁目の旧梅島町地区と、一丁目南部・二丁目の旧千住町地区とに分けられる。北側の旧梅島町地区は江戸時代の小右衛門新田と島根村の流れを引く。これらと周辺の旧村が1889年(明治22年)に合併して梅島村を形成し、1928年(昭和3年)には梅島町となった。旧村はその後も大字として旧村名を冠し、「東京府南足立郡梅島村大字島根」などと称した。1932年(昭和7年)に南足立郡の3町7村が合併し足立区が成立すると、これまでの大字がそのまま町名になり、この地域は足立区島根町・栗原町・小右衛門町となった。一方の地区南側、旧千住町地区はもともとは千住町の一地域であった。しかし1930年(昭和5年)に荒川放水路が開削されると、それまで地続きであった千住町中心部から分断された。そのため1931年(昭和6年)に千住町に新たな大字を設けることとなり、若松町、弥生町・栄町が成立した。1966年に住居表示が実施されるにあたり、これら南北の各町の一部を合わせた区域をもって「中央本町」が成立した。
出典:wikipedia
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