『ビルバク』(BuileBaku)は、角川書店が2002年3月20日に発売したPlayStation 2用パズルゲーム。ゲームは3つのモードから成り立っているが、全て「ビルを少ない回数(=ターン)とダイナマイトで崩壊させる」というのを基本としている。ビルは複数のマップで構成され、全てのマップをクリアするとビルが崩壊する。マップを攻略するには、「全てのブロックにダメージを与える」必要がある。(ブロックに関しては後述)一定のターンかダイナマイト数を超えるともう1度そのマップに挑戦する必要がある。なお、規定ターン数になってしまってもアンドゥで一定回数やり直せる。ブロックは3種類あり、白い「ノーダメージブロック」、タイプによって色が変わる「ダメージブロック」、ダメージを与えられない濃いグレーの「ハードブロック」がある。ダイナマイトの形(シルエット)は基本的に3個はL字型、5個は十字、それ以外は全て直線となっている。なお、L1・R1ボタンで回転することが出来る。また、爆発時に上下に対してノーダメージ1ブロックをダメージブロックで挟むと「挟み効果」により、そのブロックにもダメージを与えられる。つまり、底か天井のブロックは自力で爆破させないとダメなのである。基本的にはメインモード・スタンダードタイプのシルエットを使う。メインモードは4つのタイプに分かれて進めていく。いわゆるタイムアタック。マップは99通り出てくる。最初に35秒の時間が与えられ、クリアするごとに残時間の4分の3とターン・ダイナマイトの余り(ぴったりなら4秒、ダイナマイトが1個余るごとに+1秒、1ターン余るごとに+4秒)、そして35秒(Map67以降は徐々に短くなっていく)が追加される。途中で時間が0になるか、リトライ条件を満たしてしまうとその時点で終了となる。アンドゥが出来ないため、時には立ち止まることも必要。ダメージブロックの色は一定マップ攻略ごとに変化する(1~33が青、34~66が紫、67~99がピンク)。いわゆる対戦モード。このモードのみアンドゥではなくリセットとなっている。最初に相手に対してリセットを仕掛ける「アタック」の使用数を決定する(自分へのリセットは回数不問)。ルールは通常と同じだが、マップは同じ形状でダメージブロックの配置が違う4つのみとなっている。ちなみに勝者は自分のビルが崩壊する様を見ることが出来る。ダメージブロックの色は1Pが緑、2Pが水色となっている。当初は2001年11月29日の発売予定だったが、同年の9月11日にアメリカ同時多発テロ事件が発生して世界貿易センタービルが崩壊するシーンが世界中に報道されたことを受け、一時は発売が無期延期になった。本来の内容は「ビル解体シミュレーション」であり、アメリカの爆破解体業者の協力によってリアルに作られていたが、事件後全面的に作り直され、元の「ビルバク」とは全く異なるゲーム内容で発売される事となった。なお、本作の広報では「『テトリス』を作ったハンス・ヤンセン氏が監修」というのを売り文句としていたが、ハンス・ヤンセンはファミコン版やパソコン版のテトリスを製作したBPS社のグラフィックデザイナーにすぎない。テトリスのゲームデザイナーはアレクセイ・パジトノフであるが、本作には関わっていない。
出典:wikipedia
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