井脇 ノブ子(いわき ノブこ、1946年2月11日 ‐ )は、日本の教育者、女性政治家。元衆議院議員(1期)。愛称はノブ姐。漁師の9人兄妹の末っ子として、大分県南海部郡鶴見町(現佐伯市)で誕生。性別は女であるものの男勝りな性格から金太郎というあだ名が付けられた。家は決して裕福ではなく、毎日朝4時から海に潜り、アワビやサザエを採取して市場で売り家計を助けていた。水泳の上達はその賜物である。小学校のときには厚生大臣になるという夢を持つ。1964年に佐伯学園佐伯高等学校(現・日本文理大学附属高等学校)を卒業し、別府大学文学部史学科に進学。大学時代には学園紛争が盛んな頃であり、大学自治会会長を務める傍ら大分大学の衛藤晟一等とともに大分大学学生協議会・全国学生自治体連絡協議会(全国学協)を結成し副委員長に就任。「学園正常化」を掲げ、全学連と対峙した。1968年3月に卒業、拓殖大学大学院経済学研究科修士課程に進む。当時の総長中曽根康弘の秘書となり、9月には総理府主催第2回青年の船に団員として参加。学生運動でも、70年安保闘争で民族派学生3万6000人を率いて議員会館を取り囲んだ。その結果議員会館と国会議事堂が地下トンネルでつながることとなる。大学院修了後の1971年7月に第1回少年の船実施(その後財団法人少年の船協会を設立し、理事長・団長を兼任。第1回から現在に至るまで約50,000人以上の青少年を教育指導する)。1980年12月、第1回難民キャンプボランティア活動隊実施(第1回から現在まで数十回実施、カンボジア・ラオス・ベトナム・インド・チベット難民キャンプのボランティア活動隊の団長として活躍)。1981年4月、国際ボランティア協会会長に就任。1985年4月、学校法人国際開洋学園(静岡県)を設立、理事長に就任、国際開洋第一高等学校(静岡県)を設立し学校長に就任。1987年7月、国際開洋カナダハイスクールを創立、理事長に就任、学校長も兼任。1990年4月、和歌山国際開洋第二高等学校(和歌山県)が設立され学校長に就任、日本カナダ文化交流協会会長に就任。1992年4月、日本の観光を考える百人委員会委員就任、財団法人国民の祝日を祝う会理事に就任、日中婦人学会会長に就任。1992年7月、タイのワットサケオ身障者施設内に井脇ノブ子記念病院、井脇教育館(小学校)を建設。2007年10月、学校法人国際開洋学園の借入金未返済に伴い連帯保証人の遺族から東京地方裁判所に提訴される。1972年12月、第33回衆議院議員総選挙に初めて無所属で旧大分1区から出馬、8,288票得票、7名中7位で村山富市(後の第81代内閣総理大臣)らに敗れ落選。1995年7月、第17回参議院議員通常選挙の和歌山県選挙区に新進党より出馬し、140,570票得票し現職に2万票まで迫るが次点。1996年10月、第41回衆議院議員総選挙の静岡3区に新進党より出馬し、70415票得票して次点。1998年7月、第18回参議院議員通常選挙の静岡県選挙区に自由党より出馬し、落選。落選後、国際開洋第一高等学校が寮内の薬物汚染の実態を発表。静岡県からはその後立候補していない。2000年6月、第42回衆議院議員総選挙の比例東海ブロックに自由党より比例単独4位で出馬し、落選2001年7月、第19回参議院議員通常選挙の参議院比例区に自由党より出馬し、落選。2005年9月、第44回衆議院議員総選挙の大阪11区に自由民主党より出馬、98,613票得票し民主党前職平野博文に3万票まで迫るが次点。重複立候補した比例近畿ブロックで復活、初当選する。同年11月、胸の痛みを訴え、緊急入院。2009年8月、第45回衆議院議員総選挙の大阪11区に自民党より出馬。重複立候補した比例近畿ブロックでも復活ならず、落選。2012年12月、第46回衆議院議員総選挙の大阪11区に自民党より出馬。重複立候補した比例近畿ブロックでも復活ならず、落選。2014年11月、政界引退。もっとも、2016年現在も大阪11区の自民党支部長を務めている。第47回衆議院議員総選挙の公認候補は同じ小泉チルドレンの佐藤ゆかりとなる。結婚はせず独身を貫き、支援者たちと共同生活をする年金生活に入っている。2016年9月16日の『爆報! THE フライデー』に出演し、現状を語る。第42回衆議院議員総選挙に立候補した際、井脇が理事長を務める国際開洋学園では、傘下の高等学校の教職員を選挙運動に動員した。そのため、国際開洋第一高等学校では、およそ1ヶ月に渡り授業が正常に行われなかった。自由党、新進党での出馬経験もあり、。学校法人南陵学園の創設者にして初代理事長。国際開洋第一高等学校(現・菊川南陵高等学校)の校長を務めているが、同校は水道料金を支払わないなど問題視されている。地元自治体である静岡県小笠郡小笠町(のちの菊川市)の町長黒田淳之助が、同校の卒業式に出席した際に教頭に対し水道料金を支払うよう自ら直接要求する事態に発展している。黒田は「井脇さんは国会議員をしている場合じゃない。生徒のためを思うなら、学校にいなきゃ駄目だ」と主張している。井脇が理事長を務める国際開洋学園は、住宅金融公庫(のちの住宅金融支援機構)から3億5000万円を借り入れたが、返済が滞っている。そのため、住宅金融支援機構では学園にかわって連帯保証人の遺族に対し借入金の返済を求めているが、遺族は連帯保証人の署名が偽造されたと主張し、井脇と住宅金融支援機構を東京地方裁判所に提訴している。マスコミからの取材に対し、井脇は、住宅金融支援機構による競売を食い止めるため二階俊博に相談したと語ったうえで、「いま(二階グループの)金子善次郎先生が(機構を所管する)国土交通省の政務官でしょ。先生が住宅局長に相談してみてくれんか、と頼んでくれた」と発言したため、マスコミから「代議士の借金に政治力を使うとすれば、これも大問題」と指摘された。また、井脇は、借入金について相談するため住宅金融公庫に赴いた際、「所長がすごい悪い奴で『お前保険に入っているやろうが。保険で殺したら全部できるやろうが』という言い方をした」と主張している。だが、住宅金融支援機構は「当機構は(顧客の)生命保険への加入を把握する立場になく、その加入を前提とした相談を行うことはあり得ません」と指摘している。小泉チルドレンとして衆議院議員に当選した女性の中では唯一謙虚である姿勢を、手嶋龍一から評価されている。以下は手嶋が坂東眞理子との対談で述べたもの。
出典:wikipedia
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