W.C.クラーク(W.C. Clark、1939年11月16日 - )は、テキサス州オースティン生まれのブルース、ソウル・ギタリスト、歌手。本名は、ウェスリー・カーリー・クラーク。スティーヴィー・レイ・ヴォーンがデビュー前に活動をともにしていたことでも知られ、オースティンのブルース・シーンのゴッドファーザーとして親しまれている。ハイ・サウンドあたりを彷彿させるソウル・ミュージックとコンテンポラリー・ブルースを垣根を感じさせることなくプレイする。地元オースティンでは50年代から活動する大ベテランだが、レコーディングは1987年までない。それまでは、いわゆる知る人ぞ知る存在であった。1939年テキサス州オースティンに生まれる。幼い頃からギターを弾いていた彼は、16歳のとき初のギグを経験。間もなく地元の伝説的なブルースマン、T.D.ベルと出会い、彼のバンドに加入した。70年代初頭に、アンジェラ・ストレーリ、デニー・フリーマンらとバンド、サザン・フィーリングを結成。この頃、当時まだ10代だったスティーヴィー・レイ・ヴォーンと出会う。スティーヴィー・レイは彼らのステージに飛び入りすることもあったという。サザン・フィーリング解散後は、機械整備工として働いていたクラークだったが、1975年、スティーヴィー・レイに誘われ、彼のバンド、トリプル・スレット・レビューのベーシストとなる。のちにスティーヴィー・レイの持ち歌となった"Cold Shot"が誕生したのは、この時代だ。クラークがバンドのキーボーディスト、マイク・キンドレッドと共作したものだった。70年代末にクラークはバンドから脱退し、自己のバンドW.C.クラーク・ブルース・レビューを結成する。1987年には、初の自己名義のアルバム「Something for Everybody」をリリースした。90年代前半までは、地元のクラブ、アントンズなどのレギュラー・バンドとして活動した。1994年、ブラックトップ・レコードと契約。以後、他の都市へもツアーに出かけるようになり、活動の範囲が広がっていく。ブラックトップでは計3枚のアルバムをリリースし、活動範囲を広げていった。同レーベルからの1作目「Heart Of Gold」には、彼のバージョンの"Cold Shot"が収録されており、スティーヴィー・レイにささげられている。しかし好調に活動を続けていた1997年3月、ツアー中の彼の車が交通事故に遭う。クラーク本人は無事だったものの、彼はフィアンセとバンドのドラマーを同時に失ってしまった。翌年のアルバム「Lover's Plea」に収録された"Are You Here, Are You There"は、クラークが亡きフィアンセに呼びかけた歌である。90年代の末にはブラックトップが倒産。以後、しばらく新作から遠ざかるが、2002年にアリゲーター・レコードと契約。4年ぶりの新譜「From Austin With Soul」をリリースし、健在ぶりをアピールした。同作はマーシャ・ボールのゲスト参加も手伝い、ブラックトップ時代以上に力強い仕上がりとなっている。2004年にはアリゲーターからの2作目「Deep In The Heart」リリース。現時点ではこれが最新作である。
出典:wikipedia
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