国道294号(こくどう294ごう)は、千葉県柏市から茨城県南部・西部、栃木県を通って福島県会津若松市に至る一般国道である。千葉県の区間は全線が国道6号との重用区間となっており、単独区間は茨城県取手市の国道294号入口交差点からである。茨城県内を中心に4車線への拡幅など整備が著しい。茨城県取手市から筑西市までは関東鉄道常総線に、筑西市から栃木県芳賀郡益子町までは真岡鐵道に、それぞれ沿うように整備されている。一般国道の路線を指定する政令に基づく起終点および経過地は次のとおり。国道6号と国道16号が交差する呼塚交差点より茨城県取手市の国道294号入口交差点までは国道6号との重複区間となっており、全線が4車線となっている。また、沿道は住宅や商業施設が中心となっている。実質的起点となる国道294号入口交差点から守谷市との境である小山交差点までは取手市内を通過しており、市街地が続く。この区間では寺田(取手市役所入口)、戸頭地内の2ヶ所が4車線となっているが、その他は全て2車線となっている。また、歩道が片側にのみ存在する狭い区間も多く存在し、一部起伏の激しい箇所が存在する。国道294号沿いでは最も人口密度が高い地域でありながら沿道のほとんどが2車線であることから、朝や夕方を中心に渋滞が多い。白山 - 寺田の区間では現在4車線化事業が進められている。小山交差点から新守谷駅前交差点北方までは守谷市内に属し、ほぼ全域で市街地となっている。市内全区間が4車線となっている。また、渋滞箇所となっていた乙子交差点が2009年(平成21年)2月23日に立体交差点へと改良されたほか、土塔交差点では首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが高架、都市軸道路が地下にて交差している。ニュータウンに接している区間が多く、乙子交差点東側にパークシティ守谷、乙子交差点付近より向原交差点までの西側に常総ニュータウン南守谷、新守谷駅前交差点付近に常総ニュータウン北守谷が広がっており、ニュータウンの生活道路としても機能しているため、休日を中心に混雑する。沿道に南守谷駅、守谷駅、新守谷駅がある。新守谷駅前交差点北方から関東鉄道常総線を越える陸橋を渡った先までは、つくばみらい市内を通過する。市内全域が4車線となっており、新守谷駅前交差点の北に常磐自動車道谷和原ICがある。また、谷和原IC付近より小絹東交差点までの西側に常総ニュータウン絹の台が広がっており、本路線を挟んだ東側に小絹駅がある。常総ふれあい道路との合流点を過ぎると常総台地より鬼怒川低地へ入り、取手市から続いていた東京都心のベッドタウンが終わる。以北は沿道に農地が目立ち始め、茨城県道357号谷和原筑西線(国道294号の旧道)との分岐点から先は「常総バイパス」及び「谷和原学園通り」となる。常総線玉村駅東方までは常総市、騰波ノ江駅北東付近までは下妻市を通過する。山田南交差点付近より水海道の市街地を通過し、民家やロードサイド店が立ち並ぶようになるが、国道354号現道との交点である新井木交差点を境に市街地が途切れて農地が広がり、その先は石下地区の市街地をかすめるほかは東に筑波山を臨む水田地帯となる。相平橋西詰交差点で「谷和原学園通り」の名称が国道354号バイパスへと移り、その先もしばらく4車線区間が続くが、やがて2車線となり、そこからは筑西市に入るまで石下地区の前後や主要交差点付近で一部4車線化されているのを除いて、ほぼ全区間が暫定2車線道路となる。茨城県道123号土浦坂東線との交点である三坂新田西交差点の北方に、首都圏中央連絡自動車道常総ICが建設中で、交通量増加対策として4車線化の道路整備事業が行われている。下妻市内の道の駅「しもつま」を過ぎると筑西市内に入り、小貝川の支流である大谷川を渡った先で4車線道路になると、やがて国道50号と交差する下館駅周辺の市街地に至る。整備中の国道50号下館バイパスと交差するあたりから右手に真岡鐵道が併走する。ひぐち駅南方で旧道と別れつつ北西に進路を変えるとすぐに2車線になり、程なく県境となる。栃木県真岡市に入ると直ぐに道の駅「にのみや」がある。八木岡付近では北関東自動車道と交差する。一部にバイパスとして整備された区間もあるものの、狭小・カーブ区間が多く、渋滞が頻発する生活道路の赴きが強い。また、周辺は観光スポットとなっている。益子町に入ると周囲の民家も少なくなり、山に囲まれた水田地帯へと変化する。茂木町の天矢場駅の踏切前の交差点で、重複していた国道123号が東に分岐するが、本道はそのまま直進する。この付近は山間部を切り開いて作られた水田地帯であるが、農作機械を持ち込めない様な狭小な土地が水田となっており、そこを貫く本道も狭小かつカーブが連続する。ガードレールのない盛土状の区間もある。那須烏山市の市街地を通過すると、東側に那珂川を望むことができる。この先、本道は大田原市まで那珂川沿いに北上する。河川沿いの開けた区間であるが、道路の左右には林野や、畑、住宅があり、直接、那珂川を眺望できる区間は少ない。那珂川町で国道293号と交差し、大田原市で国道400号が西に分離する。国道461号と交差する黒羽は芭蕉ゆかりの土地とされ、周囲には土産物店や宿泊施設などがある。那須町に入ると、本道は那珂川と分かれて北上する。道の駅「東山道伊王野」を過ぎると、周囲は徐々に山間部の雰囲気が強くなる。但し、道路の幅員が広くカーブも緩やかである他、左右の水田も広大であるため、窮屈感はない。信号がほとんどなく交通量も少ない。しばらくすると道路に民家が近付き、道路の幅員が狭い緩やかな峠に至る。その付近が那須町と福島県白河市との境界となる。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。