『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』(たたかえ!ちょうロボットせいめいたいトランスフォーマーにいぜろいちぜろ)は、トランスフォーマーシリーズのアニメ作品第2弾で、『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』の続編。米国版『THE TRANSFORMERS』シーズン3に相当する。1986年11月14日 - 1987年6月26日。全32話。日本テレビ系列などで放送。前作は、地球のエネルギー資源を巡るサイバトロンとデストロンの戦いの物語だったが、本作では舞台が宇宙全体に拡大。全編を通して、トランスフォーマーや地球人も含めた様々な種族や生命体が登場した。本作より登場するトランスフォーマーの主要キャラクター達は、実在の車両や航空機ではなく近未来的なデザインのメカに変形するキャラクターが多い。円高で激変する為替相場の影響により、作画は東映動画ではなく、大韓民国のアニメスタジオ・AKOMによって大半が制作。その作画クオリティに日本国内の「トランスフォーマー」関係者は必ずしも満足出来なかったという。作画も「ガルバトロンの生存を喜ぶデストロン兵士たちの中に、ガルバトロンがいる」「ムービーで死亡したキャラが、背景に登場」「合体ロボと、合体前の個別のトランスフォーマーが同時に映っている」「街中を歩いているのに突然、背景が宇宙空間になる」など、前作に輪をかけて作画上のミスが多かった。玩具は、大半が既存製品の流用だった前作と違い、このシリーズの新キャラクターの多くは商品のデザインをハズブロが新たに起こし、それをタカラが商品にしていくという形となった。しかし、変形の前後が繋がらない絵が送られてきた上に「変形プロセスは其方で考えてくれ」と言われたり、ホットロディマスとロディマスコンボイが同一人物かつリーダーであることや、ガルバトロンがメガトロンの強化体であることも知らされずに(破壊大帝ではなく要塞参謀として)玩具が開発されるなど、タカラ側の混乱は相当なものだったようである。その結果、アニメ設定と大幅にイメージが異なる商品が多数登場した。『2010』のタイトルは語感を優先した日本独自の設定で、米国版では『THE TRANSFORMERS』のシーズン3に相当。映画版における、2005年のユニクロン戦争の翌年である2006年が舞台となっている。前作同様、サブタイトルは「角ばった独特のフォント」で表示されているが、本作では、原語版のサブタイトルと同じタイミングで表示された。なお、アイキャッチは前作のものを少し手直しして、「TRANS FORMERS」のロゴを表示する部分をカットし、本来の英字メッセージの上に「トランスフォーマー 2010」のロゴを被せ、BGMも日本語版OPのものを使用した。ユニクロン戦争から5年、戦いはサイバトロンの勝利に終わった。落ち延びたデストロンは辺境の惑星ジャールにて、エネルギー不足に苦しみながらも、惨めな生活を送っていた。航空参謀サイクロナスはそんな彼らを1つにまとめあげ、宇宙の果てに追放された新破壊大帝ガルバトロンを復活させ、軍団の再生を企てる。また、代々のサイバトロン総司令官の持つ叡智の結晶体「マトリクス」を受け継いだ、若き騎士ホットロディマスは、ロディマスコンボイとして、サイバトロンの新しい総司令官となる。そして、自分の資質に悩みながらも多くの仲間に支えられ、次第にリーダーとして、自覚と自信に目覚めていく。一方で、超ロボット生命体の創造主であり、邪悪な知的生命体のクインテッサ星人も、セイバートロン星の奪還を狙い、行動を開始する。サイバトロンVSデストロン、第三勢力・クインテッサ星人の三つ巴の戦いが、宇宙を舞台に展開する。3つの形態を持つ戦士。詳細はトリプルボットを参照。自動車に変形する部隊。詳細はスロットルボットを参照。第23話から登場。ハイテクメカに変形する。詳細はテックボットを参照。詳細はミニボットを参照。詳細は、カセットボットを参照。惑星ジャンキオンに住む、超ロボット生命体。本来はサイバトロン及びデストロンのどちらにも属さない、独立した種族であるが『ムービー』以来、サイバトロンと親交を結んでいる。全員が、バイクに変形する。テレビ視聴と散らかった場所が大好きで、ゴミ収集を生業としている。縄張り意識が強く、侵入者を敵視する。当人達のボディは非常に壊れやすいが、瞬時に補修できる技術者集団でもある。アメリカンスポーツカーに変形する、デストロン兵士。「バトルチャージャーズ」の名は玩具本体に搭載されていた、プルバック式モーターのゼンマイを巻く仕組=「(モーターの)パワーをチャージする」に由来。最大の特徴はカーモードからロボットモードへの自動変形ギミックで、プルバック走行をさせると内部のロックが解除され、スプリングの力でロボットへ変形する。同様に、乗物形態でのプルバック走行からロボットへと自動変形するトイとして、サイバトロン「ジャンプスターターズ(JUMPSTARTERS / AUTOBOT - ダイアクロン「爆転アタックロボ」の流用で、日本未発売)」が存在したが、その流れを汲むと同時に、ライバル的な位置付けとしてリリースされた節がある。玩具は日本未発売ながら、2種のうち黒いボディのラナバウトのみ、2010放送前に展開された「コンボイが死んだ」キャンペーンの懸賞品として「バトルチャージャー」の名義で、タカラから提供された。第5話から登場。野獣メカに変形する。攻撃力、敏捷性に優れるも、知能は低い。詳細はアニマトロンを参照。第23話から登場。怪獣メカに変形する。詳細はテラートロンを参照。詳細はトリプルトロンを参照。詳細はカセットロンを参照。オーバーキル、スラッグフェストの2体は、本作のみの登場。基本的に日本テレビ系列で放送されたが、北海道では北海道テレビ(テレビ朝日系列)、青森県では青森テレビ(TBS系列)、山形県では山形テレビ(当時フジテレビ系列)、富山県では富山テレビ(フジテレビ系列)、愛媛県ではテレビ愛媛(フジテレビ系列)他で放送された。タカラトミーアーツから食玩として発売。本作と『2010』のエピソードが各1話ずつ収録されている。全8話。初代からは以下の通り。エピソードの選定にはTF開発チームが関わったという。戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー ザ☆コミックスを参照。ケイブンシャの大百科別冊『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』に掲載された漫画。原作は三浦正悦。クインテッサ星人がサイバトロン、デストロン両軍を一度に滅ぼす計画として、両軍へバトルロイヤルを提案。最後に残った優勝チームに「コンボイ杯」を授け、宇宙を支配する権利と勝利した側に従うことを取り決め、両軍各7人がリング上でバトルロイヤルを繰り広げる。仲間割れやリングから落とす際などのバイオレンスな描写が特徴。デストロン側は、メガトロンとスタースクリームが、ガルバトロンの手により生き返ったと言う設定で参戦している。ウルトラマグナス、ガルバトロンなど一部のキャラは玩具展開から先に発売されていたが、1986年11月からロディマスコンボイをはじめとした『2010』キャラクターが発売。日本放映直前に流された番組CMは、数台のヘリコプターに鎖でつるされたコンボイの遺体の映像に「2005年、コンボイ 死す…」とナレーションが被る映像が流れていた。なお、このCMの時点では「トランスフォーマー2010(トゥーオーワンオー)」と呼ばれていた。本来、本作と前作『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』を繋ぐストーリーとして、映画『トランスフォーマー ザ・ムービー』が間に入るが、日本では諸事情でその時期に上映ができなかった。そのことから「コンボイがなぜ死に、総司令官の座がロディマスに移ったのか?メガトロンが、なぜガルバトロンとして復活したのか?」を日本のファンにも分かりやすくするため、タカラは「コンボイが死んだ!」キャンペーンを行った。ファミコンゲーム『トランスフォーマー コンボイの謎』もキャンペーンの一環であるとされる。玩具も、両軍リーダーの他に絶版となった商品と、スタジオOXが手がけた集合ポスターを同梱したセット商品「グッドバイ コンボイ」「グッドバイ メガトロン」が発売された。日本版での作中の舞台である2010年の到来を記念して、同年に開始された一連の商品キャンペーンである。『ザ・ムービー』から『2010』の劇中での展開を意識した展開が行われた。
出典:wikipedia
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