第3海兵遠征軍(だい3かいへいえんせいぐん, )はアメリカ海兵隊の海兵遠征軍の一つ。司令部は沖縄県うるま市キャンプ・コートニー。現在の司令官はローレン・ニコルソン中将。アメリカ国外に司令部を置く唯一の海兵遠征軍であり、太平洋軍隷下の太平洋海兵隊に所属している。海兵隊の部隊の中で唯一海外に前方展開しているのは、アジアから中東に至る地域で紛争が発生した場合に、紛争地域に迅速に展開できるようにするためである。佐世保基地に駐留する第7艦隊揚陸艦部隊と、沖縄に展開するこの遠征軍が一体となって行動することで、緊急展開部隊として最も重要な迅速性を保持しているとも言われる。なお、第3海兵遠征軍の司令官は、太平洋海兵隊基地部隊(MCBPac)の分遣隊である在日米海兵隊基地部隊("Marine Corps Bases Japan": MCBJ)司令官、また沖縄に駐留する全アメリカ軍の代表者である在沖米四軍調整官("Okinawa Area Coordinator": OAC)を兼ねる。最も前身にあたる部隊は、1942年10月に第1海兵水陸両用部隊と第2海兵水陸両用部隊の一部の部隊を根幹として組織され、1944年3月に第3海兵水陸両用部隊として再編成された部隊である。同部隊は、サイパンの戦い、硫黄島の戦いなどの激戦に投入された。沖縄戦には参加していない。ちなみに、硫黄島に投入されたのは、第3,4,5海兵師団。沖縄は、第1,2,6海兵師団である。戦後、同部隊は予備役に編入されたが、1965年にベトナム戦争のために現役に復され、第3海兵水陸両用軍団として戦争に参加した。ベトナム戦争後は沖縄に配備され、1988年に現在の第3海兵遠征軍に改称された。指揮下兵力は他の遠征軍より少ない。また、主力である第3海兵師団はローテーション部隊が大半であるため、沖縄常駐の部隊は非常に少ない。ちなみに、日本国内にいるアメリカ海兵隊の部隊のほとんどは、第3海兵遠征軍の指揮下の部隊である。
出典:wikipedia
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