観用少女(プランツ・ドール)は朝日ソノラマ『眠れぬ夜の奇妙な話(ネムキ)』に連載されていた川原由美子の漫画。眠れぬ夜の奇妙な話コミックス全4巻、朝日ソノラマ文庫全2巻、愛蔵版2冊。更に、文庫版と愛蔵版には新版がある。ミルクと愛情を糧に生きる、観用少女と人間たちのオムニバス物語。作品に登場する人間には名前が登場しない。また、ネムキ本誌に掲載されていた物と、本に収録された物では内容が一部変更された話がある他、「プレゼント」のように本誌に2回登場し、前半部は同じでも、1話構成で終わる物、2話構成で終わる物と、それぞれ違う物語として結末を迎える話などもある。"名人"の称号を持つ職人たちが丹精込めて作り上げた「生きる人形。」長髪の幼女の姿をしており、眠りながら持ち主に出会えるのを待っている。寿命は環境次第で変わる。何十年も変わらない状態でいることも可能である。主食は特別なミルク。日に三度与える。飲み終わると極上の笑顔を見せるのが特徴。ただし通常のミルクやケーキでも環境次第では何とかなるらしい。肥料として砂糖菓子を週に一度与えると色艶が保て、またビタミン・ミネラルを豊富に含んだ合成肥料もよい。持ち主の愛情も重要な栄養で、不足するとミルクを飲まなくなり、徐々に質感などを損ない最後には「枯れて」しまう。波長の合う者に出会うと目を覚ます。一度目覚めたらその者以外に目を向けなくなってしまうので、引き取らないと「枯れて」しまう。もう一度眠らせることは可能だが、メンテナンスを必要とする。目覚めれば自立歩行が可能である。トイレ・着替え・入浴も自分でできる。言葉は基本的に話さないが、環境次第で覚えさせることは可能である。ミルクや砂糖菓子以外のものを与えると変質し「育って」しまう。取り扱っているのは街で一店舗のみ。チャイナ服の男性の店員が客達を迎える。手に入れるには、目玉が飛び出るほどの大金を必要とする。返品・下取りは可能だが、価格は買った金額より格段に低くなってしまう。※第一話(食卓のミルク)では持ち主が命名することになっているが、その後店員がつけた"銘"を持ったものも登場している。以下、持ち主が名付けたものを名前、店員がつけたものを銘とする。
出典:wikipedia
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