L(エル)は、漫画『DEATH NOTE』に登場する架空の探偵である。世界の迷宮入り事件を何度も解決し、全世界の警察を動かせる唯一の存在として「影のトップ」「最後の切り札」「世界一の探偵」と呼ばれる。また、作中でLと並び「世界三大探偵」と評されるドヌーヴ、エラルド=コイルもLと同一人物である。ノベライズ版では、この2人の探偵は実在し、欧州バイオテロ事件と呼ばれる事件での探偵合戦でLが名前を勝ち取ったものとされている。自分の気に入った事件にしか関わらず、「正義」についても作中で発言する以上のこだわりはない。特別編では、探偵業は遊びの延長で趣味であり、子供が推理小説の謎解きやテレビゲームをクリアしたいと思うのと同じと語っている。キラ事件の際には、自分がLであることを本部以外の人間に悟られぬよう、日本捜査本部の刑事達や補佐役のワタリにまで自分を「竜崎」と呼ばせる。東応大学に入学した際には、流河旱樹(りゅうが ひでき)という作中の人気アーティストと同じ名前を偽名として使用し、あからさまな偽名で月を挑発する。安楽椅子探偵ではなく行動的であり、キラ事件においては捜査員の指揮から容疑者の迅速な確保の手回しまで1人で全て行った上、自ら東応大学に潜入して容疑者である夜神月に接触を図った。また、ロサンゼルスBB連続殺人事件では事件が解決したにもかかわらず危険を冒してまで事件解決の立役者である南空ナオミと接触する。運動の面でも、イギリス在住中にテニスのJr.チャンピオンを獲得したと語り、格闘技のカポエイラを習得している。ノベライズ版では、南空ナオミからカポエイラのことを聞き、ビデオを見てほぼマスターしたというエピソードが語られた。痩せ形の体型で、目の下に隈があり、髪は黒く眉が隠れるほど長く初期はパーマがかかっていた。服装は一年を通してゆったりとした白い長袖シャツにジーンズ。ワタリを除き、他人に対しては常に敬語で接する。猫背気味で親指の爪を噛む癖がある。「この座り方でないと推理力が40%落ちる」と言って、膝を曲げて胸に抱え込むような姿勢で椅子に座り、この姿勢のまま睡眠もとる。テレビドラマ版では足を机の上に投げ出し、肘をついて座っている。自ら「幼稚で負けず嫌い」と称する通り、些細な勝負であろうと負けを嫌い、ほんの些細な疑問でも追求していく徹底主義者。一方で社交性はないに等しく、その徹底した捜査方法が周りに理解されない事から、作中では日本捜査本部捜査員等と衝突する事も多かった。極度の甘党で、推理の現場ではことあるごとに菓子やデザートといった甘味の間食を欠かさず、コーヒーや紅茶等の飲み物には砂糖を大量に入れる。糖分の取りすぎでも太らないのは「頭を使っているから」だと述べている。作中でまともな食事を摂った描写はない。ミサが二度も死神の目の取引をしたことや、その将来性を考慮した死神レムによってワタリと共にデスノートに名前を書かれ心臓麻痺で死亡する。Lの死は世間の混乱を防ぐために隠蔽されたが、自らのパソコンに「1か月操作されないと自動的にワイミーズハウスの院長ロジャーに自分の死を伝える」というプログラムをセットしており、後の行動を託した。実写映画版では、インターポールが日本に送った男ということになっている。捜査をゲーム同様に捉え、時に人間的な感情を排した捜査や推理を行うため、松田や総一郎から非難の声を浴びることもあったが、後編では犠牲を伴った捜査を謝罪するなど倫理観の変化を見せた。月に対しては事件解決時に「友達になれず残念です」と語っている。甘い物を大量に食べる特徴は同じだが、映画後編では和菓子も食べ、Lを演じた松山ケンイチの案により、スウィーツ以外にコンソメ味のポテトチップス等も捜査本部に散らかっている。また、映画前編のラストではコンソメ味のポテトチップスを月の前で食べるシーンがあるが、これは自室の天井裏に仕掛けられた監視カメラで監視されていた月が使った「コンソメ味のポテトチップスの袋を用いた殺人隠蔽トリック」とリンクしたシーンである。運動は苦手分野の一つとなっていて、テニスやカポエイラなどの描写はない。白いシャツにジーンズという服装も同じで、撮影においては同じ白シャツが何着も用意された。眉は剃り落として演じている。自分の名前がデスノートに書かれることを察知し、自ら自身の名前をデスノートに書いて死の状況を「心不全で23日後に安らかな眠りの中で死亡」と設定したことで23日間はノートで殺害されることを防いだ。その後、監視カメラの前で月にノートを使わせることに成功し、キラ事件を解決した。死の間際に総一郎へ「あなたは立派な父親だと感じました」と遺し、ワタリの写真を傍らに静かに息を引き取った。その際に自らが孤児だったこと、月を救えなかったことを後悔していることを明かしている。デスノートに書き込んだ死期が間近に迫り、抱えていた世界中の難事件を次々と1人で解決していた。そんな折、タイから新種ウイルス被害の生き残りの少年BOY(Fからの贈り物)と、ワタリに託されるはずだったウイルスを携えた真希が訪れる。最期の6日間を懸けて「人類削減計画」を掲げる組織『ブルーシップ』が関わる事件解決に動き出す。事件解決後、BOYをワイミーズハウスに預け「救いたい人の側にいられるように」との願いを込めて「ニア(Near)」と名づけた。小説版ではワタリを頼ってやってきた真希を保護し、駿河や松田を頼って事件解決に奔走する。デスノートの存在を知るアメリカからも狙われる立場になりながらも、奇策を用いて対処している。テレビドラマ版では実写映画版とは違い、「日本へ行こう。じきに日本から要請が来る。」と言い自ら日本へ行ったが、他は実写映画版とほぼ違いはなく、Lの部屋からほとんど出ない。ワタリに物事を頼む時によく「また勝手な事を」と言われている。月との激闘の末、彼を自白させることに成功するも、魅上のデスノートに名前を書かれ心臓麻痺で死亡した。原作では明かせなかった本名のエル・ローライト(L.Lawliet)を劇中で度々使われており、死後の出来事を予測したかのように生前に撮影したビデオレターを作成している。ワタリが創設した孤児院『ワイミーズハウス』にはLの後継者を担う子供達がおり、第二部ではワイミーズハウス出身の3人の後継者候補が登場する。
出典:wikipedia
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