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形象埴輪

形象埴輪(けいしょうはにわ)は、古墳の表面や周囲に立て並べられた焼き物のうち具象的な埴輪をいう。形象埴輪は大別して、家形埴輪・器財埴輪・人物埴輪・動物埴輪の4種に分けられ、配置位置が限定されている。1956年(昭和31年)に行われた千葉県横芝光町芝山古墳群の発掘調査では、同古墳群姫塚の墳丘北側前方部の隅角から後円部背後まで50メートルにわたって形象埴輪が行列のまま倒れているのが発見された。第1群は笠をかぶった馬子、鞍を着けた馬4頭、武人5体、第2群は男子像16体、器財埴輪1個、第3群は女子像7体、第4群は男子像10体となっていた。この中にはあごひげを伸ばした武人、くわを持った農夫、やや離れてひざまずく男子と琴を膝に置く人物などもあった。埴輪列が原位置を保ったまま完存していた稀有な例であり、それまで不明であった形象埴輪の配列の意味を知ることのできる最初の発見であった。三重県松阪市に所在する宝塚1号墳は伊勢国で最大の前方後円墳である。この古墳の造り出し付近の発掘調査で埴輪の配置が明らかにされている。造り出しと前方部との間に船形埴輪と家形埴輪が置かれていた。そこから墳丘外に向かったところに井戸とその覆屋を表現した囲形埴輪や柵形埴輪が円筒埴輪と壺に囲まれるように置かれていた。また、くびれ部の反対側の裾に、導水施設とその覆屋を表した囲形埴輪と柵形埴輪が家形埴輪といっしょに置かれていた。これらの例は、水が葬送儀礼と大いに関係あることが示されたと考えられる。形象埴輪の変遷を簡単に編年すると以下のようになる。第一段階は、4世紀前半ごろから始まる。家・蓋・盾・靫(ゆぎ)・鶏などを造形した埴輪が後円部頂の中央部に配置され、その周辺に円筒埴輪が配列される。第2段階は、4世紀後半頃から始まる。造り出しが前方後円墳や大型円(方)墳に敷設され、そこに形象埴輪が配列される。第3段階は、5世紀後半頃から6世紀中頃にかけての時期。5世紀に入ると墳頂の形象埴輪の配置に一つの変化が現れる。二重周濠の中堤にいろいろな造形の形象埴輪が配置され、新たに人物埴輪や馬形埴輪が登場する。第4段階は、6世紀後半から6世紀末頃には、墳丘テラスに形象埴輪が並べられた。この頃になると動物埴輪でも馬形埴輪以外の前代段階でよく見かけた囲形埴輪・舟形埴輪などの埴輪や方形区画がほとんど姿を消している。

出典:wikipedia

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