ミランドラ()は、イタリア共和国エミリア=ロマーニャ州モデナ県にある、人口約2万4000人の基礎自治体(コムーネ)。モデナ県北部に位置する。県都モデナから北東へ約29km、フェラーラから西へ約44km、州都ボローニャから北西へ約49km、ヴェローナから南へ約61kmの距離にある。隣接するコムーネは以下の通り。FEはフェラーラ県、MNはモデナ県所属。ミランダの中心市街は、かつては星形要塞であった。ルネサンス期の城塞都市に起源を持つこの町は、14世紀以来4世紀にわたり、ミランドラ公国の首都であった。代々この地を治めたピコ家からは、「人間の尊厳」を主張したとされる人文学者ジョヴァンニ・ピコ・デラ・ミランドラ(1463年 - 1494年)が出ている。1510年と1551の2度、この町は包囲を受けている。2012年5月20日にはモデナ県北部を震源とするイタリア北部地震に見舞われ、被害を受けている。ミランドラを中心に周囲の幾つかの町(コムーネ)を合せた人口約8万人の地域に、イタリアの医療機器メーカーの約90%が集中する産地が形成されている。1960年代に薬剤師マリオ・ヴェロネージが輸血循環用の使い捨て用具の生産を始めたのが契機である。1970年代から1980年代にかけて、多様な医療器具を製造する多くの企業がヴェロネージによって設立されたほか、その関係者による独立開業も相次ぎ、ミランドラは医療機器の産業集積地として知られるようになった。1980年代後半から1990年代にかけて、ミランドラの中核企業4社は多国籍企業の傘下に入った。このほか、ドイツのビー・ブラウン() 社もミランドラの企業を買収している。豚の挽き肉と香辛料から作られる加工食品であるコテキーノとザンポーネ(コテキーノはそれらを腸詰めにしたもの(サラミソーセージ)、ザンポーネは豚足に詰めたものである)は、モデナ県の名物として知られるが、これらはミランドラが発祥の地とされている。1511年にミランドラが教皇ユリウス2世の軍勢に包囲された折、保存食として生産されたのがコテキーノとザンポーネのはじまりとされている。「モデナのコテキーノ」と「モデナのザンポーネ」は、モデナ県が保護指定地域表示(IGP)の対象となっている。
出典:wikipedia
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